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オープンキャンパスで立教大学経営学部「リーダーシップ入門」の授業体験会をおこないました

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8/5の立教大学のオープンキャンパスで、高校生を対象にした授業体験会を実施しました。高校生には、経営学部1年生が受講する「リーダーシップ入門」の授業を体験してもらいました。参加した高校生100名を超え、大盛況でした。

授業体験の概要はこんなかんじです。

  • 立教大学経営学部が目指すリーダーシップとは?
  • 参加者自己紹介
  • リーダーシップ目標を立てる
  • ミニプロジェクト体験
  • 相互フィードバック
  • 振り返り
  • まとめ

内容的には、経営学部の1年生が入学と同時に体験するウェルカムキャンプの内容を、短い時間で体験するようなものとなっています。

「企業の課題について議論をしてプレゼンテーションをする」ことを通じて、自分なりのリーダーシップの目標を立て、行動して、フィードバックをもらい、振り返るという一連のサイクルを体験してもらいました。オープンキャンパス用に時間は短くしていますが、ほぼ大学内で実施するものと同様のプログラムを実施しました。

授業体験会の実施の主体は大学生1年生です。私はプログラムの監修を行いましたが、当日のファシリテーションの多くは、1年生がメインとなり、2年生がサポートするというという形式でおこないました。

これも立教大学経営学部の授業をリアルに体験してもらうことが目的です。「リーダーシップ入門」の授業では、教員だけが授業を進めるのでなく、一年先輩のスチューデント・アシスタント(SA)とともにおこないます。その雰囲気も含めて体験してもらうこととしました。

授業は非常によい雰囲気で実施されました。体験会のアンケートにおいても、満足度は4.83(5点満点)と、高い評価をいただきました。また、自由記述欄においても、こんな意見が見られました。

・「リーダーシップ」という言葉に対する考えがかわった
・高校の授業でもやりたい
・普段考えたことのないテーマで新鮮だった
・楽しむだけでなく力もつけたいと思った
・学校ではあまり意見をいえないけれど体験授業では言えた

「もう少し時間が欲しかった」というコメントも多かったので、来年度はもう少し時間を確保できるといいなと思っています。

今回の企画は今年はじめて実施したものです。実は実施のきっかけは教員ではなく、学生からの提案でした。経営学部の学生団体の学生が「リーダーシップ入門の授業体験会をオープンキャンパスで実施したいので、プログラム作りに協力してほしい」とぼくに声をかけてきたのです。こうやって授業外でも、リーダーシップを発揮してくれていることがとてもうれしく思います。

来年度はさらに拡大して実施していければと思っています。

ちなみに、2017年1月7日(土曜日)にも、立教大学経営学部の授業体験会を実施予定です。高校1〜3年約300名を募集予定で、詳細は近日中にウェブでも公開いたしますので楽しみにしていただければと思います。

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舘野の書籍もよろしければどうぞ。

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今年の「リーダーシップ入門」の授業を振り返る:授業評価アンケートの結果から

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今年の春学期の授業が無事に終了しました。春学期に私がメインで担当している授業は「リーダーシップ入門(通称BL0)」という1年生向け授業です。この授業は経営学部の1年生約400人全員が受講するもので、18クラスに分かれ、教員18名、Student Assistant18名、Course Assistant 14名で実施します。写真は授業運営メンバーと撮ったものです。

私の役割は、授業内容の責任者(コースリーダー)なので、各クラス共通で使用するスライドを作成したり、SA・CAの採用・育成をしたりしていました。

今年で私がコースリーダーを担当して3年目となります。3年というのはひとつの節目になると思いますので、今年は例年とはまた違った緊張感を持って授業運営にかかわっていました。

今年は「未来のひな形をつくる」ということを運営チームのスローガンとして、「リーダーシッププログラムの基本形」を作り上げられるように、例年以上に大胆な内容の変更を行いました。

正直、かなりたくさんのことを変えたので、授業評価アンケートの数値などは下がることを覚悟していました。しかし、結果的に、ここ3年で一番良い結果となりました。

授業の満足度は全てのクラスの平均が4.74でした。2015年度は4.64、2014年度は4.54なので、着実にステップアップしています。他の項目についても、ほぼ全ての項目が過去最高となることができました。

もちろん、授業評価アンケートの満足度はひとつの指標にすぎません。単純に「満足度だけ」あげようと思えば、至れり尽くせりにしたりすることで達成できてしまう可能性があります。「満足度は高いが、学生の学びに本当につながっているの?」という問いも当然でてきます。

そこで、例年あわせて見ているのが「学生の自発性」にかかわる部分です。「自分からフィードバックをもらいにいく」とか「クラスの雰囲気を自分からつくる」という行動をどのくらいしているのかという部分も合わせてチェックするようにしています。

例年はこの値が、他の項目に比べて低い傾向がありました。つまり「授業の満足度は高いけど、自分からがんがん動いているか」というと、そうでもないという状態でした。ただ、今年はその部分の値に改善傾向が見られたというのが大きな進歩だと思っています。

ここ3年間コースリーダーをやってきましたが、毎年基本的な部分は残しながらも、授業を大きく変えるということに挑戦してきました。毎年授業の改善点を、受講生・教員から聞き、大胆に授業内容を変え続けることができたこと自体がまずよかったと感じています。

元々この授業は、私が着任する前から評判のよい授業であり、経営学部の学生の必修授業ということもあったので、正直変えるのはリスクもたくさんありました。気持ち的にも毎年、怖さを感じながらやっている部分があります。

「うまくいっているものを変えて、評判が下がったら明らかに自分の責任じゃないか…」とふと感じることもあるのですが、周りが「変化を恐れない・変化を奨励する」という環境なので毎年挑戦できているのかなと思います。

今年もプログラムの完成度を高めることはできましたが、まだまだ大きく成長するプログラムではないかと思います。私の立教での生活も折り返しになってきましたが、さらに大胆な変化に挑戦していけるといいなと思っています。

今後は自分の研究領域であるトランジションなどとも絡めて、うまく研究としても形にしていければとも思っています。

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■授業に関連する動画

今年の授業を受けた学生のプレゼンテーション動画です。90班チーム中の、6班に残った学生たちのプレゼンテーションがどのようなものかこれを見るとわかるかと思います。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLQMyZBV6wfSu88Cc8zEKyEmhmwW9V9DIa

BLP 教員SAミーティングのご紹介
https://www.youtube.com/watch?v=eF8NA6aBkvs

挫折の連続が成長のバネに:立教大学経営学部BLPが「Career Guidance」誌に紹介されました

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先日高校生の保護者向けの雑誌である「Career Guidance」に立教大学経営学部の事例が掲載されました。

この記事では、経営学部のビジネス・リーダーシップ・プログラムを受講した4人の学生のインタビューが掲載されています。この学生たちは、SA(Student Assistant)として授業をつくる側でもこのプログラムにかかわっているメンバーたちです。

インタビューでは「授業が楽しい!」とかそういうことではなく笑、授業を通して自分にとってどんな学びがあったのかが率直に書かれています。例えばこんなかんじです。

「グループワークでは、とにかく失敗の連続でした。いいと思ったアイデアも、他が同じようなことを考えていてショック。自分の考えていたとおりにすすむことがなくて挫折祭(笑)。人と自分の考えていることの違い、難しさを痛感した半年でした。その後の半年では、その反省を踏まえて自分のやり方に固執せず、変えることにも挑戦しました。」

その他に、授業の体験部分だけでなく、振り返りやフィードバックについて話している部分もあります。例えばこんなかんじです。

「特に、メンバーからフィードバックを受けたのが、自分にとって新しい気づきになりました。自分では、否定的なことを発言するとグループワークの妨げになる気がして控えていたのですが、メンバーからはそれよりももっと批判的な視点ももって話に加わってほしいと指摘され、反省しました」

BLPのプログラムの特徴に加え、実際にどんな学びがあるのかをコンパクトにまとめていただいた記事となっています。

もしお手元にこちらの雑誌がある方はぜひp24を読んでみてください。

何冊か研究室にも残部がありますのでご興味ある方は研究室にお越しの際に声をかけてくださいませ。この表紙です。

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今年の授業もいよいよ今週スタートしました。今年の1年生向け授業の協力企業は「吉野家ホールディングス」様です。これから半年、授業を作る側も精一杯取り組んでいきたいと思います。

【お知らせ】

4/15に新刊「アクティブトランジション 働くためのウォーミングアップ」が出版されました!働く前にどのようなウォーミングアップが必要なのかについて、具体的なワークショップのレシピと、調査論文を収録しています。よろしければぜひご覧くださいませ。

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イベントや講演の情報をいち早くお送りします。

人と協力してうまくいった経験はありますか?

最近アクティブラーニング型の授業のやり方だったり、リーダーシップを育成するための授業のやり方だったりを話す機会が多いのですが、そのときにふと思うのは「そもそも人と一緒に協力してうまくいった原体験はみんな持っているのだろうか」という点なんですよね。

これは特に「授業をする側」の人に聞いてみたい質問です。というのも「コラボレーションが大事だ」とか「他者と協力するような授業方法をとってください」という話はいろいろあれど、自分が本当にそう思えていたり、そういう経験をしたことがあるのかはけっこう重要なのではないかと思うんですね。

実は「ひとりでやったほうがよくない?」「他人と一緒にやって本当にうまくいくのか?」「人にいろいろ言われずに、ひとりでやるほうがよい」という思いがどこかにあるんじゃないかなとも思っています。そうした段階で、手法だけやれといわれても、なかなか入ってこないのかなとも思います。

もちろんうまくいった経験があったとしても、それと教えるのは別という考え方はもちろんあるとは思います。

手法の解説ももちろん必要なのですが、そういった「そもそもの原体験」について話すような場があってもいいのかなと最近よく考えています。

みなさんには人と一緒に協力してうまくいった原体験はありますか?

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大学の授業実践はどのように共有するのがいいのか?

最近表題の件について少し考えています。私自身研究のフィールドが大学教育であり、最近では立教大の実践をするようにもなったため、色々なところ授業実践の話を聞いたり、話すことが増えました。ただ、その際に「何をポイントに議論すればいいのか」ということについて、まだ少しつかみかねているところがあるというのも事実です。

もっと突き詰めていえば、こうした集まりにおいて「何のために実践を共有し、この会が終わった後に、それぞれがどのような状態になることがゴールなのか」という点が実は少しまだあいまいとしているのではないかとも思ったりもします。

一番シンプルに考えれば「それぞれが自分の実践現場にもどったときに、なにかしらの実践への変化を起こす」ということになるのでしょうか。その場合は、伝える方においても、「実践への変化をしたくなる」ようなプレゼンテーションが必要になるということなんでしょうかね。

こうした場で話題提供をすると「いやー、うちではちょっとできそうにありません」というリアクションをいただくこともよくあります。そう言われると、プレゼンの伝え方がまずかったかなと思うのですが、同時に、参加者の期待はどのようなものなのかということを考えます。

「何かを新しくやるため」の「理由」を探しにきているのか、「やる」前提でなにかしらの「方法」を探しにきているのか、はたまた「うちではやれない」という「理由」を探しにきているのか、少し考えてしまうこともあります。

「実践を語る」という場合に、実践そのものにはかなりたくさんの情報量があるため、何にフォーカスをするといいのか、そして、本来どのような場になるといいのかについて最近少し考えています。

まだ答えはありませんが、「こういうやり方もありかな」といういくつかのプランはでているので、少しずつ試していきたいなと思っています。

【関連情報】

例えば、この動画とかも「授業で何をしているのか」ではなく「授業をどのように作っているのか」を共有した方が「実践をつくる」という意味で有意義なのかなと思って作成したという経緯があります。なにかよいかたちが見つかるといいなと思います。

BLPの実践ができあがった歴史については日向野先生がこちらの書籍にまとめています。

大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養
日向野幹也
ナカニシヤ出版
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第31回日本教育工学会での発表・ワークショップのまとめ

第31回日本教育工学会の1日目に行った発表・ワークショップをまとめておきます。1日目は2件です。3日目にSIGのワークショップを実施しました。

1.舘野泰一,中原淳,木村充,保田江美,吉村春美,田中聡,浜屋祐子,高崎美佐,溝上慎一(2015)大学での学びが組織参入後のプロアクティブ行動に与える影響.日本教育工学会第31回全国大会講演論文集,pp.135-136.

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「大学時代にどのような経験をした人が、入社後に主体的な行動を行うことができるのか?」について探究した研究になります。

2.荒木淳子,高橋薫,舘野泰一,松下慶太,伊達洋駆(2015)「キャリア教育」の今を知る!ある日突然「キャリア教育」を担当することになった教員のためのワークショップ.日本教育工学会第31回大会ワークショップ.電気通信大学,2015年9月21日

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立教大学BLPの事例について共有しました。

立教大学経営学部BUSINESS LEADERSHIP PROGRAM(BLP)に関する情報まとめ
http://www.tate-lab.net/mt/2015/09/2015blp.html

3日目はこちらを実施しました。

SIG-06: 協調学習・学習科学

教育の変革を導く研究とは?
学習科学ハンドブック・セカンドエディションから考える https://www.jset.gr.jp/taikai31/program/program_sg.php

当日の詳細はこちらにまとめました。

教育の変革を導く研究とは?学習科学ハンドブック・セカンドエディションから考える

http://www.tate-lab.net/mt/2015/09/1481.html

【関連書籍】

活躍する組織人の探究: 大学から企業へのトランジション
東京大学出版会
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立教大学経営学部Business Leadership Program(BLP)に関する情報まとめ

情報がたまってきたので、まとめておきたいと思います。

  • 授業関連動画
  • 授業に関する情報について
  • 授業見学を希望される方について
  • 関連する書籍

【授業関連動画】

授業に関する動画は3つありますので参考になれば幸いです。

BLP全体に関する紹介動画です。

2015年度BL0のポスター発表の様子に関する動画です。

授業をつくる「教員・SAミーティング」に関する動画です。SAの役割についてもわかりやすく説明しています。

【授業に関する情報について】

以下2つ紹介しておきます。

BLPの活動レポートです。
http://cob.rikkyo.ac.jp/blp/activity_report.html

BLPに関するfacebookページです。
https://www.facebook.com/rikkyo.cob.blp

舘野が特に担当している仕事については以下にまとめてあります。
http://www.tate-lab.net/mt/2015/02/1436.html

【授業見学を希望される方へ】

BLPの授業は常に公開しています。見学をご希望の方はこちらのフォームからご記入ください。
https://goo.gl/XRm9Ju

 

【関連する書籍】

日向野先生が執筆したものに以下の2冊があります。

大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養
日向野幹也
ナカニシヤ出版
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ディープ・アクティブラーニング
溝上 慎一 エリザベス・F・バークレー フェレンス・マルトン 安永 悟 エリック・マズール 田口 真奈・松下 佳代 関田 一彦・三津村 正和 小野 和宏 日向野 幹也 松下 佳代
勁草書房
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BLPについて言及していただいている書籍として、以下の2冊があります。

キャリア教育論:仕事・学び・コミュニティ
荒木 淳子 伊達 洋駆 松下 慶太
慶應義塾大学出版会
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「授業作りの舞台裏」に関する動画が公開されました!:立教大学経営学部BLPの教員SAミーティング

立教大学経営学部BLP(Business Leadership Program)の舞台裏に関する動画が完成しました!

この動画では以下の2点がわかるようになっています。

・SA(Student Assistant)はどのような役割を担っているのか?
・教員とSAはどのように共同して授業を作り、改善していっているのか?

 

今回は授業後の「教員・SAミーティング」の様子を公開しています。BLPの授業見学にきてくださった方には、授業だけでなく、ミーティングも公開しているのですが、実はこのミーティングは見学の人気コンテンツとなっています

今回はその一部を公開しました。ここでのミーティングは、もちろん撮影用に実施したものではなく、本当にいつも通りの会議です。後ろにたくさん人がいますが、それは当日の授業の見学者の人たちです。

このようなミーティングの成果もあり、今年は授業の中間発表を合同クラスによるポスター発表にしていまうなど、さまざまな新しい試みを実施することができました。

授業作りの舞台裏については、もちろんこのミーティングだけではなく、「合宿」、「SAのみのミーティング」、「オンライン上での授業に関する議論」など、さまざまあるのですが、これだけでも授業作りの雰囲気がわかるかと思います。

秋学期も「授業」・「教員SAミーティング」ともに見学可能です。興味のある方は気軽にご連絡くださいませ。

立教リーダーシッププログラム(秋期) ご参観 申し込みフォーム
https://goo.gl/XRm9Ju

ちなみに舘野が立教大でやっている仕事については以下にまとめてあります。

ぼくが立教大学経営学部でやっている仕事をまとめてみた
http://www.tate-lab.net/mt/2015/02/1436.html

【関連書籍】

大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養
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立教リーダーシップカンファレンス2015で登壇してきました:「アクティブラーニングのためにリーダーシップ教育が必要な理由」

昨日はこちらのイベントで、以下のタイトルの発表を行いました。参加者は約100名くらいだったでしょうか。

立教リーダーシップカンファレンス2015 アクティブラーニングのためにリーダーシップ教育が必要な理由
http://www.kawai-juku.ac.jp/info/active/

何を続け、何を変えるのか?:「ウェルカムキャンプ」「リーダーシップ入門」の授業改善プロセス
日向野幹也・舘野泰一・塩澤慶祐(立教大学BLP)

この発表では「どのように授業を改善しているのか?」という舞台裏に焦点をあててお話しさせていただきました。発表はぼくのクラスのスチューデント・アシスタントをしてくれた塩澤君ともともに行いました。

裏側部分をお話しするのは初めてだったので、うまく伝わったかは心配なのですが、「どういう授業をやっているのか」だけでなく少しずつ「その授業をどのようにつくりだしているのか?」という部分を共有していけると面白いのかなと思いました。

事例発表後に、登壇者による1時間の「座談会」があったのですが、そこでは司会を務めさせていただきました。座談会用に即興で以下のスライドを作成してまずは事例の整理をしました。

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その上で、会場からでてきた質問をもとに、登壇者の相互質問などもしながら進める形式で実施しました。質問の分類はざっくり以下のようなかんじです。それぞれについて具体的な質問がでていたので、それもまとめてスライドに表示しながら進めました。

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座談会は完全即興のため、かなり緊張していましたが、私個人としても色々聞きたい話を聞くことができました。

座談会を通して個人的に感じたのは、大学教育改革は「教育方法の洗練」、「(教員や学生自身による)学生の成長の実感」、「運営体制の整備」という3つが相互にかかわりあいながら進んでいくものなのかなと思いました。

やはりまず「よい授業をする」、そして学生が成長しているということを「教員(担当教員以外も)や学生が自分自身で認識する」、それを契機に「よい授業を作り続けられるための運営体制を整備する」というサイクルが重要なのかなということです。

まあ当たり前なのですが、順番はこのままでなくても、小さくこの3つを整備していき、雪だるま式に大きくしていくことが重要なのかなと。この3つの要素のどれかが欠けてしまうと、仕組みだけが導入されて終わってしまったり、実践のサステナビリティがなかったりということになってしまうのかもしれません。

高校・大学におけるよい実践として紹介される事例に「元々最初から順風満帆だった」というところはひとつもないでしょう。おそらく基本的には「0から1をつくる」どころか、なんらかの「逆境」(つまり、マイナス)からスタートしているのではないかと思います。

教育実践に関するイベントでは、それをひっくり返す思いや、具体的な方法を得るような場になるといいのかなと思いました。

自分がやっている実践についてもまだまだ整理ができていない部分があるので、今後もしっかり整理して共有できるようにしておきたいと思います。

ちなみに発表でも紹介した「授業」及び「教員SAミーティング」は実際に見学することが可能です。見学をご希望の方はお問い合わせ欄から気軽にご連絡ください。

【関連する文献】

大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養
日向野幹也
ナカニシヤ出版
売り上げランキング: 83,896
ディープ・アクティブラーニング
溝上 慎一 エリザベス・F・バークレー フェレンス・マルトン 安永 悟 エリック・マズール 田口 真奈・松下 佳代 関田 一彦・三津村 正和 小野 和宏 日向野 幹也 松下 佳代
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リーダーシップ開発学ワークショップを実施しました:大学生研究フォーラム2015

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京都大学で開催された「大学生研究フォーラム2015」の一環で「リーダーシップ開発学」に関するワークショップを実施しました。今回は浜屋祐子さん(東京大学大学院中原研究室)と一緒に企画・運営を行いました。

昨年立教大学経営学部に移り、BLP(Business Leadership Program)のプログラムデザインをするようになったことを一つのきっかけとして、リーダーシップ開発に関する「理論と実践」をわかりやすく、「体感しながら学べるもの」を設計しようと数ヶ月かけて準備をしていきました。

ワークショップの概要は以下のようなかたちです。時間は3時間半で、約25名の参加者を対象に実施しました。

【理論編】
・経営学におけるリーダーシップ研究の位置づけ
・リーダーシップ研究とリーダーシップ開発研究の関係
・リーダーシップ開発研究の概要

【大学における理論+実践編】
・大学におけるリーダーシップ開発の理論と実践
・リーダーシップ開発のプログラムを体感
・具体的な授業デザインのコツ

【理論と実践編】
・リーダーシップ開発の理論と実践の関係の整理
・質疑応答

「理論」「実践」「超具体的な実践に関するtips」「理論と実践の関係」という全ての要素を3時間半におさめるのはなかなか大変でしたが、なんとか全て入れ込むことはできたのかなと思いました。

今回参加いただいた方々は私もはじめて会う方が多かったのですが、非常に活発で場がよいかたちで盛り上がっていました。

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後半は特に指示をしていないのに、気づいたら全員が立っていました。時には拍手や笑い声が聞こえてきながら、真剣にワークをされている姿が印象的でした。個人的に「大人の本気を見た」という感想でした(笑)

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気づいたら全員立っています(笑)

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時間内にプランができるよう全員が協力します。

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できあがったポスターの前で一枚。「チーム立ち呑み」のメンバーのみなさんは、立ち飲み風写真で記念撮影。もちろん、コップの中はお酒ではありません笑

ワークショップ後も積極的に交流してくださったり、感想をアップしてくださる方がいて私自身にとってもよい刺激をもらいました。

やってみて自分があらためて感じた感想は以下の2点です。

1点目は、リーダーシップ開発の授業を行うために、必ずしも新たなPBL(Project Based Learning)などを立ち上げる必要はないという点です。

これは「座学でリーダーシップが学べる」というわけではもちろんありません。そうではなく、大学の中ではすでにさまざまなプロジェクトなどが体験できるようになっているので、「プロジェクトの前後」をうまくデザインするだけでも、リーダーシップ開発の機会にすることができるということです。

より具体的にいえば、「プロジェクトに入る前に目標を立てさせる」「プロジェクト後に、リーダーシップに関する相互フィードバックや振り返りをする」という活動を取り入れるだけで、既存のプロジェクトを「リーダーシップ開発」の機会にすることができると思います。

2点目は、「リーダーシップ」という言葉に対する認識をそろえることの重要性です。「権限がなくても発揮できるリーダーシップ」という発想は、全員が発揮すべきものであるというものなのですが、このあたりの概念の理解がなかなか難しいということをあらためて思いました。

思い起こせば、ぼくも最初は「それってリーダーシップって呼ばなくていいような気もするな」と思ったことがありました。最初は特に「リーダー」と「リーダーシップ」ということの混同をしてしがいがちだとも思います。

ただ、すでに欧米では「リーダーシップ」という言葉がそのような意味で使われているということを考えると、グローバルな視点をもつならば我々も「リーダーシップ」と呼べばいいのだろうと思っています。

リーダーシップ開発を進めていくためには、やはりそもそも「リーダーシップという言葉に対するイメージ」をそろえていくことがポイントになるのだろうと思いました。

リーダーシップ開発学は、まだまだこれからの領域だと思うのですが、少しずつ領域の輪を広げていけるとさらに面白くなってくるだろうなということを感じられました。今回の機会をなにかのスタートの機会にしたいなと思っています。

参加いただいたみなさま、今回お声がけいただいた中原淳さん、保田江美さん、京都大学の溝上慎一先生はじめ、運営スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

ちなみに、当日つけてたネクタイは立教のクラスの学生たちが誕生日に贈ってくれたものでした。ありがとうございました^^

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【当日紹介した書籍】

一部になりますが、以下に載せておきたいと思います。