組織で問題が起こるのはリーダーのせいか?:全員発揮のリーダーシップの目指すところ

リーダーシップ教育について語るときに「リーダーシップはだれでも発揮できる」とか「全員発揮するほうがよい」という話をします。

これは「リーダーじゃない人もリーダーシップを発揮できるんだ!」というメッセージであり、もうひとつは「リーダーも自分だけがリーダーシップを発揮しようとか、責任を抱えすぎなくていいんだよ」というメッセージでもあります。

リーダーシップは「リーダーが発揮すべきもの」とすると、組織で起こっている問題の多くは「リーダー」に帰属されてしまうことが多いでしょう。もちろん、いわゆるリーダー役の持つ役割はとても重要ですが、「リーダーが悪いからうまくいかない」という文句を言いやすい構造になってしまいます。このときには「自分はさておき」ということになりがちです。

「全員発揮のリーダーシップ」のポイントは、組織の現在の状態は「みんなが作っている」という認識に立つことではないかと思います。自分は「組織に対してなにもしていないから関係ない」と思っていても「なにもしない」ということがメッセージを発していることもあります。なにかしらやはりその組織の状態に「かかわり」をもっているわけです。

自分もその問題に寄与している(寄与できる)という発想にまずたつこと。そして、そこからできる「小さなアクションは何か」を考えることが、「全員発揮のリーダーシップ」の最初の一歩になるように思います。

もちろんこういう考え方は考え方で少しこわいところもあります。これはある意味、組織の問題の一端を自分が担っていると捉えなくてはならないからです。あまりそれを考えすぎると、自責にはまるということもあるかもしれません。他責ばかりしているのはよくありませんが、過度な自責もよくありません。

それに、何かがうまくいかない原因は「人」だけでなく「仕組み」や「状況」のケースもよくあります。「犯人捜し」をするのではなく、置かれている環境を変えてしまうことで、問題が解決してしまうという発想を持つことも大切ともいえます。

今日は「全員発揮のリーダーシップ」ということに含まれる前提やメッセージを少し丁寧に書いてみました。講演などではなかなかここまでゆっくり話せないので、ブログというメディアは重要ですね。

組織の問題をリーダーの問題にしていないか?
環境や仕組みの問題を「人の問題」にしていないか?

ということは意識しておきたいポイントかもしれませんね。

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