月別アーカイブ: 2012年8月

「経営学習論 – 人材育成を科学する」(東京大学出版会)が発売されます!

経営学習論: 人材育成を科学する
中原 淳
東京大学出版会
売り上げランキング: 520
今日はちょっとアナウンスです!
私の指導教員である中原淳先生の新刊が発売されます。
この本は「人材育成や人材開発系の理論がまとまった教科書的な本」といえると思います。
「一般向けにやさしく」というわけではありませんが、アカデミックな意味で基礎文献がしっかりまとまっていてお役立ち度が高いと思います。この領域の入門書というのはこれまでなかったのではないでしょうか。
この本の中には、
・新入社員の教育
・軽々によって学ぶこと
・若手が育つ職場
・中途採用者の育成
・組織外での学び(越境学習)
・海外で働く人の研究
などが書かれています。
「組織外での学び(越境学習)」の部分については、私が以前こちらの本で書いた内容なども参照していただいています。
職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究
中原 淳 木村 充 重田 勝介 舘野 泰一 伊勢坊 綾 脇本 健弘 吉村 春美 関根 雅泰 福山 佑樹 伊澤 莉瑛 島田 徳子
生産性出版
売り上げランキング: 159884

この領域に興味のある方にはぜひおすすめしたい本です。
僕もこうやって本をがんがんだせるようがんばりたいと思います!

いまのあなただからこそ書けることがある

ブログを書いていると色々な反応をいただきます。会ったときに「ブログ見てますよ」と言ってもらえたり、「あの話に関連する本としてこれあるよ」みたいに情報をもらえることもあります。
ブログの書き手としては、どんなコメントであれ「見てますよ」みたいな反応があるだけでうれしいものなんですが、その中でも個人的に特にうれしいコメントもあったりします。
それは「同世代学くらいの男性」から「面白いとか、勉強になる、勇気づけられる」といったコメントをもらうことなのです。もう少し具体的にいうと
「年を取った有名な先生がいうのではなく、同じくらいの年で、色々試行錯誤している人が言うからこそ、すっと入ってくるものがある。同じ目線な気がする。」
などと言ってもらえると、なんだかとてもうれしい気持ちになります。
そのうれしい気持ちは、
若い女性から
「舘野さんのブログってすごーく面白いですね!いつも共感しちゃいます!よろしかったら今度一緒にお食事でもして、ブログを書くノウハウを個人的に教えてもらえませんか??」
と言われることよりも100倍うれしいです。
それはうそでした。
それはまあそんなこと言われたらうれしいですよね。
いまだかつて一度も言われたことがないですけど。
まあ冗談はさておき、同世代の方からこういったコメントをもらえたときのうれしさをもう少し掘り下げると、
「いまの自分だからこそ書けることがあるんだ」
と思えるからなんですよね。
「有名でもない自分」が、あれやこれや書くのはある意味でおこがましいことかもしれません。
「研究の仕方もわからんやつが、研究の仕方に関する記事書くな、ボケェ!!」
と言われてもしょうがないようなかんじもします。
僕もブログをたくさん書いていますが、やはりアウトプットに対する恐怖感はたくさんあります。
しかし、自分もまだそれを上手にやれるかどうかわからず、やっとそれなりにできるようになって「こういうの大事なんじゃないの?」と書くからこそ伝わることもあるんじゃないかと思うんですね。
それは、僕がそれを当たり前のように出来てしまってからでは、決して書くことができないんじゃないかと思うわけなのです。「そもそも何が難しいのかよくわからん」みたいな状態になってしまうと思うのです。
僕がもっと成長することで「書けるようになること」はもちろんでてくるでしょうが、それによって「書けなくなること」「わからなくなること」「心に響かなくなること」はたくさんある気がするんです。
つまり、どんな人にとっても、
「いまのあなただからこそ書けること」
「いまのあなただからこそ書けないこと」
の2つを持っているのかなと思うのです。
成長していけば「書けること」が増えるわけでなく、書けなくなることもたくさん増えていく、そんな関係なのではないでしょうか。
だから「こんなことを書いて意味あるかな」「俺がこんなこと書いていいのかな」という不安はたしかにあるんですが、それでもブログを書こうと思えるんですね。
そしてそういう不安を払拭させてくれるのが、さきほどのようなコメントなのです。
おそらくどんな人にも「いまのあなたが書くからこそ響く言葉」を持っていると思います。
アウトプットすることに躊躇を感じたら、ふとその言葉を思い出してみると、ちょっとだけ勇気を持つことができるのではないでしょうか。
■ お知らせ
9/6に下記のイベントを実施します!定員は10名限定となりますので、興味のある方はぜひご応募ください。
「越境学習」×「イノベーション論」 -組織を超えたイノベーションの可能性を考えよう!-
イベントの詳細はこちらのリンクから
こちらの本で書いた内容を拡張していくような内容になりますので興味のある方はぜひ!
『職場学習の探究』
第11章 職場を越境するビジネスパーソンに関する研究 
社外の勉強会に参加しているビジネスパーソンはどのような人なのか
職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究
中原 淳 木村 充 重田 勝介 舘野 泰一 伊勢坊
綾 脇本 健弘 吉村 春美 関根 雅泰 福山 佑樹 伊澤 莉瑛 島田 徳子
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【参加者募集】「越境学習」×「イノベーション論」-組織を超えたイノベーションの可能性を考えよう!(9/6 19時〜)

9/6(木)の19時から以下の研究会を行います!興味のある方はぜひお越し下さい。
小規模の研究会形式になります。
お申し込みはこちらから!
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「越境学習」×「イノベーション論」
-組織を超えたイノベーションの可能性を考えよう!-
2012年9月6日(木曜日) 19時〜21時まで
場所:青山学院大学 渋谷キャンパス
人数:10名 参加費:無料
【ゲスト】
福澤光啓さん(成蹊大学経済学部)
宮尾学さん(滋賀県立大学人間文化学部)
【主催】
・舘野泰一(東京大学大学院)
・伊達洋駆(神戸大学大学院/ビジネスリサーチラボ)
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9/6に「越境学習」×「イノベーション論」をテーマに研究会を行います。
近年「社外勉強会ブーム」と呼ばれるような現象が起こっています。
組織の外にでて学ぶことは、異質な他者や知見に触れることにつながり、
その結果として「キャリア発達」や「イノベーション」につながることが期待されています。
これまでの研究では「キャリア発達」に関する影響は検証されてきましたが、
「イノベーション」との関係はあまり明確に検討されてきませんでした。
「越境して学ぶこと」は新たな事業につながったり、新たな変革につながるのでしょうか?
効果が期待される一方で、実際に聞かれるのは例えばこんな言葉たちです。
「会社の外の勉強会に行っていることは内緒にしている」
「外で学んだことを、会社の人にはちょっと話しにくい」
こうした状況でイノベーションに結びつくのでしょうか?
そこで本研究会では「越境学習」×「イノベーション」という切り口で
「越境学習で得た新しい知見や人脈をイノベーションにつなげるには何が必要か」
について考えます。
・そもそも本当に越境学習はイノベーションにつながるものなのか?
・つながるとすれば、どのようにしたらつながるのか?
・越境学習は「イノベーションを生み出すこと」に影響があるのか?もしかするとそれ以外?
こんなことを議論するために、
越境学習論、イノベーション論、産学連携論に関する若手研究者が話題提供をし、議論します。
「越境」や「イノベーション」に興味のある方にぜひご参加いただければと思っています。
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■ ゲスト紹介
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今回イノベーション論に関する話題提供をしてくださるのは以下の方々です。
・福澤光啓さん
成蹊大学経済学部 専任講師
東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
専門は競争戦略論、技術経営論
研究テーマは「製品アーキテクチャの選択過程における戦略と組織」
宮尾学さん
滋賀県立大学人間文化学部 助教
神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了
専門は新製品開発、技術経営、マーケティング
研究テーマは「技術の社会的形成アプローチによる新製品開発」
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■ プログラム
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19:00?19:05(5分)
趣旨説明
19:05?19:20(15分)
舘野泰一(東京大学大学院)「越境学習とイノベーション論の接続を:キャリア論を超えて」
19:20?19:30(10分)
伊達洋駆(神戸大学大学院)「オープンにすれどアライアンスできず:産学連携の観点からオープンイノベーションを考える」
19:30?20:00(30分)
福澤光啓(成蹊大学)「イノベーション論のこれまでとこれから」
20:00?20:30(30分)
宮尾学(滋賀県立大学)「イノベーション論と技術の社会的構成」
20:30?21:00(30分)
全体ディスカッション
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■ 募集人数
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募集人数は限定10名となります。
もし人数が超えてしまった場合には抽選とさせていただきます。
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■ 場所
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場所:青山学院大学 渋谷キャンパス
集合:18時45分までにお越し下さい
(※会場の詳細については、当選した方に直接お送りいたします)
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■ 参加費
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無料
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■ 企画者
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■企画者プロフィール
伊達洋駆
神戸大学大学院経営学研究科で研究を進めながら、
社会科学系の産学連携を推進・支援するリエゾン組織、株式会社ビジネスリサーチラボを経営
http://business-research-lab.com/
専攻は経営管理論、組織論
ダイヤモンド・オンラインにて「戦略的な『人事の采配』とは」を連載
http://diamond.jp/articles/-/23726
舘野泰一
東京大学大学院 学際情報学府 博士課程 中原淳研究室に所属
近年は「越境学習」に関する研究を行っている
『職場学習の探究 企業人の成長を考える』(日本生産性出版)
「第11章職場を越境するビジネスパーソンに関する研究
-社外の勉強会に参加しているビジネスパーソンはどのような人なのか-」を執筆
この他にも大学生を対象に「文章の書き方指導」に関する研究を行っている
Webサイト:http://www.tate-lab.net/mt/
twitter:https://twitter.com/#!/tatthiy
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■ 参加条件
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本勉強会の様子は、予告・許諾なく、写真・
ビデオ撮影・ストリーミング配信する可能性があります。
写真・動画は、舘野泰一、伊

ブログを順調に更新するための3つの工夫

最近順調にブログを更新できていてちょっとうれしいです。書かないときには全然書けないんですけどね。
なぜこんなに順調に書けているのかについて、自分の振り返りも兼ねて書いてみようと思います。
1.iPhoneからも更新できるようにした
順調に書けている要因の1つ目は「いつでも書ける状況をつくること」です。
具体的には「iPhone」を使ったブログ執筆環境を整えました。
普段私はノートパソコンを持ち歩いているので、その意味では元々環境はあるのですが、さらに機会を拡大しました。
最近のブログ記事は
1.iPhoneから直接書いて投稿するもの
2.iPhoneでだいたい作って、パソコンで仕上げ
3.iPhoneでネタのメモをしておいて、パソコンでほとんど書く
の3つのパターンなので、iPhoneによる効果がとても大きいです。
これまで「3」はいつもやっていましたが、「2」や「1」をやるようになったのが非常に大きいですね。
iPhoneによるブログの更新についてはまた別エントリーで詳しく書きますが、

・iPhone用ブログエディタをいれる(「するぷろ」というアプリ)
・フリック入力を練習する(無料の練習アプリがたくさんあります)
・Evernoteにメモや下書きをする
という3つを押さえられればだいたいOKです。
「フリック入力に慣れる」というのは練習あるのみですが、どんどん早くなるので楽しくなりますよ。
このように、まずは「いつでも書ける状況をつくること」が順調に書ける要因のひとつです。
2.「わかったこと」ではなく「わかろうとしていること」を書く
順調に書けている要因の2つ目は「わかろうとしていることを書く」です。
これまでブログでは「わかったことをうまく3つくらいの要点に分けて書く」とか
「終わったイベントをレポート的に書く」ということが多かったです。
しかし、最近は「わかったこと」だけではなく「わかろうとしていること」を書くようにしました。それだけでも全然書くハードルは下がります。
「わかろうとしていること」は、「普段から考えていること」なので、そんなにネタに困ることもありません。
それに「わかろうとしていること」の中には、「わかっていること」「わかっていないこと」のどちらも書くことになるので、「書きながらわかってくること」や「もらったコメントでさらにわかる!」というように、知識がつくられていく感覚があるんですよね。
このように順調に書けている2つ目の要因は「わかろうとしていること」を書くようにしたからです。
3.読者の反応をもとに書く
順調に書けている要因の3つ目は「読者の反応をもとに書く」です。これは2つ目の要因と関連します。
「わかろうとしていること」を書いたり、「みなさんはどうですか?」というかたちで終わると、Facebookやtwitterでさまざまな反応をもらうことができます。
その反応は自分の思考をさらに進めてくれるんですね。
「ああ、そういう発想もあるなあ」
「こういうエピソードもあるんだ」
こういう気づきがあると、「だったら、こういうことも考えられそうだ」ということで、勝手に次に書きたい事が生まれてくるんですね。
「こんな意見があるということは、こうかな」
「もしかしたら、こういうかたちで発展できるかも」
というかんじのことが思い浮かぶと、すらすらと手が進みます。
しかも、最近はiPhoneでも書きますから、移動中はすきま時間でも、考えたことを書いておくのです。
これが順調に書けている3つ目の要因です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近自分がブログを順調に更新できているのは、
1.どこでも書けるようにする(iPhoneの環境を整える)
2.「わかろうとしていること」を書こうとする
3.「読者の反応」をもとに書こうとする
という3つの要因があるように思いました。
これらはどれも関連していますよね。
もちろん、その根底には「なんかブログ書きたい」という思いがあったり、「最近いろいろ考えていること」があるからなのですけどね。
ちなみに、もうひとつ小さいコツを話すと、僕はどの記事も、基本的には「前日に書き上がっていること」が多いです。
(ぶっちゃけると、この記事も29日に更新していますが、28日に書いてます。大枠ですけどね)
常にネタがひとつストックされている状況をつくると、心理的にも余裕を持って更新できるかもしれません。
あなたが実践しているコツなどありますか。
あったらぜひ教えて下さいね。

「そういうお前はどうなのだ?」を問われる学問:ブーメランを受け止める覚悟

先週、このブログでは
・人は「いつ」変われるのか?:「考え方」レベルの変化とそのきっかけ
・学習を駆動する「本当に○○したい」思いとは?
ということについて書きました。
「人がかわる」とか「変わるための決心」みたいな話ですね。
個人的にこのへんのテーマが面白くてさらに思考をめぐらせていたのですが、
そのときにふと心に浮かんできた言葉がありました。
それは
「そういうお前はどうなのだ?」
という問いでした。
変え方・変わり方について話している自分は変わろうとしているのだろうか?
この問いが頭から離れませんでした。
こんなことを考えているときに、ふと私の指導教員である中原淳先生がブログに書いている言葉が頭をよぎりました。
さすがにどの記事かまで覚えていなかったので、Googleに「人に変われ nakahara」と検索したら、いくつかひっかかりました(笑)。
先生のブログから引用します。
 大人に学べと、あなたはいう。
 大人はまだ成長できると、あなたはいう。
 大人に変われ、とあなたはいう。

 で、「あなた自身はどうなのだ?」
さらに、以下の言葉も紹介されていました。
「自分が相手によって変えられるということに私が開かれているのでなければ、相手を変えたいなどと望む権利はない。」
(マルティン=ブーバー)
Nakahara-lab 「あなた自身はどうなのだ?」より
そうだよなあとあらためて思いました。
考えてみると、私がいる領域では、なぜかいつでも「ブーメラン的に」問いが返ってきます。
・ライティングの研究しているけど、君の文章ちゃんとしているの?
・経験学習が大事っていっているけど、君は失敗から学んでいるの?
・内省が大事っていうけど、君ちゃんと内省してんの?
・グローバル人材が大事っていうけど、君はグローバル人材なの?
どれもやたらと恐ろしい問いですね。
こうしたことがあるからなのか、時々「○○ができないから○○の研究しているんでしょ?」みたいなことが言われることもあります。(ちなみに僕は必ずしもそうだとは思っていません)
そんなことを考えているときに、
私たちのやっている領域は「そういうお前はどうなのだ?」を問われる学問
なのかなとふと思いました。
しかしまあ、なんとなくなのですが、そういう「覚悟」というのは外から見えないのに「わかってしまう」気がするから不思議なものです。
1.この人は口だけだ。相手に変わることだけしか求めていない。

2.この人は本気だ。それだったら自分も変わる努力をしよう。
なんの根拠もありませんが、だれかの発言に対して、この二択を直感的に外すことってほとんどないんじゃないかなと思います。
そして、この問題って「覚悟」の問題であって「その成果とか上手さ」みたいなこととは無関係な気がするんですよね。
「○○が大事というなら、お前もそれを大事にする覚悟があるのだろうな?」
ということであって、
「○○が大事っていっているけど、あなたそれ苦手だよね。うまくできてないよね。」
というのはまた別の問題ですよね。
大事なのは、その問いがブーメランであり、それを自覚した上で言っているのかどうなのかということなのかもしれません。
■ まとめ
今日書いた話というのは、ある意味2つのイメージで説明できるのかもしれません。
1.「AからBへ」というモデル
「何かを伝える人(変われ)」と「伝えられる人(変わることが求められる人)」を切り離して、その影響を考えるイメージ
2.「AとともにあるB」というモデル
「何かを伝える人(変われ)」は「自分自身も変わる対象であり」、互いが分離していないというイメージ。その関係はマルチであり、常に循環しているかんじですね。
2の世界観を持つことが大事なのかもしれません。
そして、最初に問いとして挙げた
「変え方・変わり方について話している自分は変わろうとしているのだろうか?」
については、自分自身は最近少しさぼっていたような感じもしています。
「忙しい」とか「研究が・・・、しめきりが・・・」といってばかりで、「自分の状況は固定して」考え、その上で「周り(自分の外)が変わればいいのに」と思っている節があったように思います。
自分が「勝手に固定している自分自身の状況」とはなんなのか、「本当にそれでいいのか」を見つめ、もしだめならちゃんとそれに向き合う覚悟が必要ですよね。
僕は最近なんとなく、全て「変える」ことが大事なわけではなく、まずい点を「認める」とか「受け入れる」ということも重要なのかなと思っ

「意識の高い織田信長」の話:英語で日記を書いてみて気づくこと

以前ブログで少し書きましたが、最近「Lang-8(ランゲート)」というSNSを使っています。このサービスは、第2言語で書いた日記を添削してくれるサービスなんですね。
例えば、僕は
・第一言語(普段使っている言葉):日本語
・第二言語(学びたい言葉):英語
なので、日記は「英語」で書きます。そうすると、僕と反対の人、すなわち
・第一言語(普段使っている言葉):英語
・第二言語(学びたい言葉):日本語
の人が、僕の日記を添削してくれるんです。もちろん、代わりに僕も日本語で書かれた日記を添削します。
例えば、
「ここは「は」じゃなくて「が」のほうが適切だな」
みたいなかんじです。「は」と「が」の使い分けって難しいよなーとかそういう気づきもあったりします。
■ 添削してもらうためには海外ウケする内容を
まあそんなサービスなのですが、自分の日記が添削されるかどうかっていうのは完全に善意任せなんですね。添削されないこともあります。(月額を払う会員になると、添削してもらいやすくなります!)
そのためには「自分が誰かの日記を添削する」とか「海外ウケするキャッチーな内容を書く」ということが必要になります。だれかの日記を添削するのはいいとして、どんな内容にするかは迷います。
海外の人からウケそうで、自分も好きなものってなんだろうかと考えてみました。
そんなときに思いついたのが「信長の野望 -天翔記-」でした。なぜか最近PSPでまたハマっていたので(笑)
コーエー定番シリーズ 信長の野望 天翔記
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信長の野望とか、ジャパン!ってかんじだし、サムライでてくるし、
こりゃあメニーメニーたくさんのコメントがついて、アイムハッピーじゃないの!?
というノリで日記を書き始めました。
ちなみに、なぜか英語でものごとを考えたり、書こうとするとテンションが高めになるのは僕だけなのでしょうか。ルー大柴的な世界観に毒されているからなのでしょうか(ルー大柴の野望!?)。
■ 「信長の野望」を英語でいうと
それで、日記を書き始めたのですが、いきなり疑問に思ったのは、そもそも「信長の野望」って英語でなんていうんだろうということでした。
そのまま「Nobunaga no Yabo」でもいいかとも思ったんですけど気になる。ということで、海外のサイトを検索。
どれどれ。
そこで出てきたものを見てみると
Nobunaga’s Ambition
と書かれていました。
僕的にはこれをみたときに
「Ambition!?リアリー!?」
という思いがしました。
これ、英語的に全然おかしくないんでしょうが、僕は勝手に「アンビション」とか「アンビシャス」っていうと、もうちょっと、なんていうんでしょうね。
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」(クラーク博士)
とか
「Be ambitious〜♪ 我が友よ〜、冒険者よ〜♪」(TOKIO)
みたいなかんじで、たしかに「野望」的なものではありますが、「野望」の「野」のかんじがしないんですよね。ちょっと「さわやか」とか「好青年」的なイメージを持っていました。だから「信長」と「ambition」のイメージがどうにもしっくり来ませんでした。
ちなみに友人のHくんに、信長の野望は「Nobunaga’s Ambition」だと言ったら、
なんか「信長、意識高い」ってかんじだね。
といい放ちました。そんな「意識の高い学生」みたいなノリで(笑)
でもちょっとわかるんです。
普段見慣れている「信長の野望」という言葉も、一度英語にしてみて、あらためて、日本語を考えると、なんとなく色々見え方がかわって面白いです。
とにもかくにも、まあそんなこんなで日記を書きました。
結局、コメントはオンリーワンでしたが、ちゃんと添削してもらえてアイムハッピーでした。
■ 終わりに
英語で日記を書いみて面白いのは、
・これを英語でいったらどうなるのだろうか?
・海外の人から見える日本とか必要としているコンテンツってなんだろう?
を考えるきっかけになるということでした。
SNSなので、いわゆる「日記」とは異なり、「読者」がいるのが面白いんですよね。「相手を意識した文章」を書こうという気持ちになります。作文教育などでも「読者意識が大事だ」ということはよく言われることでもありますが、そういう環境が作り出されていると思います。「海外の視点から見た日本」を意識するきっかけになり、その点でも面白いと思います。
日本を相対化してみてみるというのは、グローバル時代に大事な視点かもしれません。
ちなみに、僕は「日記の表現集」みたいな本も買ってみたのですが、「コメントありがとう」みたいな「ありがとう表現バリエーション」みたいなのは当たり前ですがのってないので注意が必要です。当たり前ですが、日記にはコメントのやりとりが想定されていないので(笑)
「俺、最近英語で日記書いているんだよねー」
というのは、いかにも「意識の高い学生」的な発言かもしれません。
しかし、織田信長が日本統一の礎をつくったように、時代を変えるのはいつもこうした「意識の高い若者」なのではないでしょうか。
もしかしたらあの時代に信長も
「俺(信長)、日本統一したいんだよねー」

といって、大人たちから「意識の高いサムライ(笑)」とバカにされていたかもしれません。
知らんけども。
おあとがよろしいようで。
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