月別アーカイブ: 2014年8月

大学生だからこそ長期的な視点に立って読書をしよう!

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最近大学生と話していてあんまり本を読む習慣がないのかなということを感じます。とはいっても、もちろん最近の大学生がそうだというわけではなく、私が大学生のときにも同じような状況だったかもしれませんけど(笑)

近年大学教育の中では、プロジェクトを体験しながら学ぶような「経験を重視する学習」が重視されているわけですが、本来はそれと並行するかたちでアカデミックな書籍(専門書)なども読む習慣があるといいなと思っています。

しかし実際学生が「プロジェクト型学習」と「専門書をじっくり読む」ということを同時に行うことはなかなか難しくもあるように感じています。「プロジェクトの提案をする」ということに短期的に集中しようとすると、専門書などは「すぐに役に立つとは限らない」のですよね。

しかもプロジェクト型学習を進めるためには時間がかかりますから「いつ役に立つかわからないような専門書を読む時間」は削られていくという傾向にあるような気がします。こういう状況はなんだか大学生っぽくないですね(笑)。

私はプロジェクト型学習が悪いとは思っていませんし、大学が社会との接続を意識してさまざまな試みをすることは必然的な流れだと思っています。ただ、せっかくさまざまな経験をして、問題意識などが生まれたのであれば、そういった関心を書籍などに向けてもよいのではないかと感じています。

結局プロジェクト型学習における提案をみていても、最終的に「よいプラン」とされるものは「考え抜かれているもの」です。「こうすればいいじゃん」という目先のものにとらわれず「本当にそうか?もしかしたらこういう見方もあるのではないか?」というような思考の足腰を鍛えるような訓練は、必ずしも短期的成果をすぐに求められるわけではない大学生のうちに、経験しておくとよいのではないでしょうか。

ちなみに、いま数人の学生たちと、夏休みなので専門度の高い本を読み、お互いにシェアするような企画の計画を進めています。本を読むのはひとりですが、感想を共有する仲間たちがいると、読書はより一層面白くなります。せっかくの夏休みなので、いろんな人を巻き込んで、楽しく読書する環境を整えてみてはいかがでしょうか。

■参考記事

以前こんな記事を書いたので参考にどうぞ。この記事ももうちょっとあとで書き直したいので、あらためて書き直すかもしれません(笑)

大学時代にどうやって本を読む習慣を身につけたか?
https://www.tate-lab.net/mt/2013/08/post-286.html

昔ブクログというサービスも使ってましたが最近全然使ってないので、充実させようかなと思っています。
http://booklog.jp/users/tatthiy

私の大学院時代の指導教員である中原淳先生おすすめの本を20冊紹介しています。こういうのも参考になるかもしれませんね。

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6185

 

自分の地域や母校を意識するのはどんなとき?:夏の甲子園から地域活性について考える

台風の影響で開催が遅れていた夏の甲子園ですが、無事に今日はじまりましたね。今年は、私の母校である春日部共栄高校(埼玉代表)が出場しているということもあり、仕事中もちょいちょいとそちらに気が散ってしまっていました(笑)初戦突破ということでもう少し甲子園を楽しめそうです。

さて、今日なぜ甲子園の話題を取り上げたかというと「自分の地域や母校、もっと言うと自分が所属しているコミュニティを意識するのはどんなときなのか」を考えてみたいと思ったからです。

例えば、自分のことを考えてみても、普段の生活の中では正直「卒業した高校」のことを意識することってほとんどないんですよね。今回甲子園にでたというきっかけを通じて「ああ、ぼくはこの高校の卒業生だったんだ」とか、母校が出ていなくても「自分の所属していた県」に対する所属意識というものが喚起されていきます。

なぜこういうことを考えようと思ったのかというと、今年の経営学部の2年生向けのPBL(Project Based Learning)で取り扱った課題が「食とスポーツをテーマにした若者向け埼玉の魅力発信プランを考える」だったからです。「スポーツなどを使って地域をどう活性化させるか」ということを前期の間にずっと考えていたので、今回の甲子園はそういう話と関連しそうだなと頭の中でふっとつながったのでした。

ひと言で地域活性化といっても、ゴールの状態はさまざまでしょう。今回の授業課題でも「若者に埼玉の魅力を伝える」ということでしたが、それは「県外の人に伝える」のでも「県内の人がより埼玉を好きになる」でもどちらでも選んで良いという条件でした。甲子園などの状況は後者の方がより強いでしょうかね。

今回のように「自分の所属しているコミュニティが他のコミュニティところと競争する」という状況というのは「自分の所属しているコミュニティ」に対する意識を高めるのかもしれませんね。

実際少しだけ「甲子園と地域活性化」などの関係について何か調べられているのかなと思って調べてみたのですが、どんぴしゃなものは見あたりませんでした。

「甲子園 地域活性化」と検索して代わりに多く見つかったのは、野球の甲子園ではなく「田舎力甲子園」、「うまいもん甲子園」などというキーワードでした。「甲子園的な形式」を使って、食などをPRするというかんじのものでしょうか。

逆にいうと、ここからわかるのは「甲子園的な仕組み」すなわち、各地域(コミュニティ)から代表選手を選び他の地域と競争させるという形式はひとつの効果のある仕組みとして認識されているのかもしれません。

さて、まだまだ考察は甘いですが、今日は甲子園から色々と妄想を膨らませてみました。「自分のコミュニティに対する所属意識を高める」というのは、地域だけでなく、企業にとっても、大学にとっても、共通の課題といえるでしょう。どんなときに意識をするのか、そして、方法によってどんなメリットやどんな弊害があるのかなどについても興味がでてきました。

弊害については、例えば、今回母校が甲子園にでてうれしい!といまは思っていますが、おそらく夏が終わるとまた高校に対する意識は下がるだろうなあということが予測されます。今回のものをきっかけにして継続的になにかかかわるようなきっかけにつなげるというのもひとつの課題なのでしょうか。

地域活性化などの事例についても最近少しずつ興味を持ってきているのでなにか知っていれば教えて下さいね。

■関連記事

授業の様子は以下の記事から見ることができますので興味がある方は参考にしてくださいませ。

BL2本選の様子が埼玉新聞に掲載されました
http://cob.rikkyo.ac.jp/blp/2706.html

■最近書いた記事

最近コンスタントのブログを書いていますので、過去記事で気になるものがあればぜひご覧下さいませ。

写真でざっくり振りかえる去年の博論執筆プロセス

この時期になると去年の博論執筆プロセスを思い出します。研究者にとって8月は授業が一段落し、ある程度研究に集中する時間がとれる月でもあります。私も特にお盆のときなどはここぞとばかりに博論を書いていました。

あまり博論の執筆中はブログも書いていなかったので、今日は軽く写真でその過程を振り返ろうと思います。

まず言えるのは博論を書くのは大変なことなので、だいたいこんなかんじで少しやさぐれながら執筆していたということがいえます笑

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この写真は正確には、別の書籍原稿執筆中だと思うのですが大体こんなかんじで、「全然すすまねえな・・・。」というぶつくさいいながら執筆をしていました。あまりにやさぐれていたので、研究室の同僚に写真を撮られていました(笑)

基本的に執筆は研究室でやっていたので、ごはんは東大周りのお店によくいっていました。あの時期はなぜかヘルシーな晩ご飯をよく食べていました。体力勝負ということを本能的に感じていたのでしょうか。

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(これを見ると逆に最近の不摂生ぶりがやばいということに気づかされます・・・。)

毎日コツコツ書いていたことにより、無事に博論のかたちはできたのですが、博論を一度完成して終わりではありません。書いたものを審査していただき、さらに書き直すというプロセスが何度もあります。

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「博論を縦に置いたときに自立するぐらいの厚みがでた!」と喜んでいるのもつかの間、審査の先生方いただいたコメントに対してどのように答え、どのように加筆修正するかを考えます。

もう少し内容を厚くしなくてはとあらためて図書館にこもるということもありました。

煮詰まったときには、ちょっとお酒を飲みつつ、どうやって答えようかなというプランを立てたりもしていました。いただいたコメント・質問に本当に答えられているかをひとつひとつ確認していきます。

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夏に書き始めた博論も、気づけばあっという間に冬となり、研究室の寒さに凍えそうになりながら執筆をしていました。暖房はきいていますが、足下が寒いんですよね。

結局、あまりの寒さに我慢できず、さらになぜかテンションが突然あがったことにより、ダンボールと電気毛布を使って自作コタツを作成して使っていました。

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あの時期は博論の作成過程ではなく、自作コタツの作成過程のほうをよくFacebookにアップしていたような気がします。新年が明けた後は会う人会う人「コタツいいですね」と言われていました。

そんなことを続けながら無事に最終版を書き上げ提出。1冊300ページ弱になった博論を数冊運ぶのは骨が折れます。提出用は5部だったか8部だったか忘れましたが(笑)、数冊出す必要があります。

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提出語は、こんな日はおいしい肉を食べるしかない!ということで、そのまま本郷の焼き肉ジャンボへいき、二次会、カラオケをして家に帰りました。

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おかげさまで無事に3月に博士号を取得し現在に至ります。

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こうしてみてみると、たった一年前とは思えないほど昔のことのような気がします。今年の4月からの生活は去年までの生活と全然違うのだなとあらためて感じます。

去年の話も、まとめてしまえばこんなかんじではありますが、実際はそれぞれの間に「これ、本当に書けるのかな・・・」という不安な気持ちといつも戦っていました。

また、当然この一年間の間に博論だけをしていたわけではなく、別の書籍の執筆を複数並列で進めていたり、授業・ワークショップ・講演などをやりながらでもあったので、そのあたりも大変でした。

博論執筆のスケジュールは直前でどんどんと決まっていくので、思わぬかたちで予定が重なりすぎて死にそうになったりもしていました。

ただ、複数のものを一緒にやっていたことは気分転換や、頭の切り替えになっていたのではないかと思います。あまり重ねすぎるのはやばいですが、博論だけやればよいという状況の方がかえってプレッシャーになるかもしれません。

現在私の周りでも博論にチャレンジしている仲間がたくさんいます。「終わるのかな」と先がみえない旅ではありますが、目標を立て、しっかり問題を明確にして、それをひとつひとつつぶしていけば必ず終わりがあります。じっくり時間をとってコツコツ進めて欲しいなと思います。

私も今年は博論はありませんが、いくつかしっかりまとめたいものがあるので、8月・9月は執筆の期間にあてたいと思います。

今日はざっくりと全体のプロセスまとめてみました。今度は少しテーマなどを絞って書いてみようかなと思います。みなさんの博論執筆プロセスやなにかエピソードなどもあればぜひ教えてください。

■関連書籍

ちなみに博論をやりながら同時並行でやっていた書籍執筆には例えばこれらがあります。調査結果のまとめと、翻訳ですね。どちらも初めてチャレンジするようなことでしたが、自分の今後の研究につながるよい仕事だったと思っています。

 

海外ドラマをiPhoneで死ぬほど見る:hulu(フールー)登録してから三ヶ月が経った

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hulu(フールー)という動画配信サービスに登録してから約三ヶ月が経ちました。huluとは月額933円(税抜き)を払うと、登録されている映画やドラマが見放題になるサービスです。パソコンからでもiPhoneからでも見ることができます。

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http://www.hulu.jp/

前々から興味はあったのですが、周りの先生が使っていて面白そうだと思ったこと、そして、英語のリスニングをするなら内容的にも面白そうなものがいいやということで、4月末くらいに登録をしました。そこから気づけば約三ヶ月、ほとんど毎日見ています。

今日はせっかくなので三ヶ月使った感想を書いてみたいと思います。

■見るのはだいたい移動中にiPhoneで

huluをいつ見ているかというと、ほとんど私は電車の中で見ています。電車での通勤時間が約1時間(行き帰りだと約2時間半)あるので、その中で少なくともドラマ一本を見ているかんじです。海外のドラマだとだいたい一本40分くらいですから、多い日は一日2本くらい見るときもあります。4Gの回線でも見られないことはないですが、ぼくはe-mobileを使って見ています。

私の環境ではぶちぶち切れることもなく、わりとしっかり見ることができています。無料で2週間お試しできる期間があるので、気になる方は一度それで試してみるのもありかもしれません。

■huluのよいところ

huluのよいところは、1.とにかくコンテンツいっぱい、2.レンタルDVDのように返却しなくていい、3.移動中にみられる、という3点です。

日本のドラマなどは少ないですが、海外ドラマでいえば本当に死ぬほどコンテンツがあります。私は「プリズン・ブレイク」をみていますが、ファイナルシーズンまで見ようとすると全然三ヶ月では足らないレベルです(笑)海外のドラマはひとつの作品がシーズンが長いので、他の作品までいれると相当のボリュームになります。

そしてなによりいいのが、レンタルではないので返しにいかなくてよいことです。海外ドラマなどはひとつのシーズンで10枚以上あると思うので借りるのもめんどうですよね。さらに、iPhoneなどで見られるので、移動中に見られてとてもよいです。なかなか家でじっくりDVDを見まくるというのも時間の確保が難しかったりするので。

■huluのいまいちなところ

いまのところいまいちだと感じることはないですが、ひとつ罠だったのは、作品によって「偶数月には偶数のシーズンしか見られない」という縛りがあることです。

「gossip girl」でも見ようかなと思ったら4月に入会したので「シーズン2からしか見られない」という罠にはまりました。

縛りのある作品とない作品があるので、そのあたりもチェックしておくと「せっかくこれが見たかったのに!」ということがないかもしれません。

■何を見ているか

海外ドラマで私がいま見ているのは「プリズン・ブレイク」と「gossip girl」です。「プリズン・ブレイク」はシーズン4の途中まで、「gossip girl」はシーズン2の最後のほうまで見ました。

どちらも面白いです。とはいえ、海外のドラマはシーズンがどんどん続くので長く見ているとだんだん突っ込みたくなることも増えます。

プリズン・ブレイクは、いつまで経ってもプリズンをブレイクしようとしていて、もはや方法であったはずの「プリズン・ブレイク」が目的化しているような印象をうけます(笑)まあでもそれでも結局ずっと見続けてしまうのですが。

gossip girlは、毎回男女関係が、組み合わせが可能な限り、ゴタゴタしています。まあそういうドラマなんですが(笑)。でも、自分の住んでいる世界と全然違う世界の物語なのに、時にちょっと共感することもあり、先が気になります。

この2つの作品を最後まで見終わるまでにもおそらくあと数ヶ月かかるだろうというくらいコンテンツがあるというのがhuluの特徴です。

最近は海外ドラマ以外も最近は作品が増えてきました。ぼくはバラエティ系も好きなので、「ゴッドタン」「ネリさまぁ〜ず」「勇者ヨシヒコと魔王の城」なども見ています。息抜きにちょうどよいです。

■まとめ

ということで、三ヶ月使って見た感想を書いてみました。いまのところ特に不満なく使っています。日常的に海外ドラマをみていると、海外の雰囲気もわかりますし、一日に必ず一度は英語を聞く機会になってその意味でも満足しています。

また、海外ドラマを見ている人は案外と多く、共通の話題が見つかりやすくなりました。DVDレンタルで見ようとすると、あのDVDの多さに圧倒されるわけですが、huluの場合は定額でもあるので、コンテンツがたくさんあるのは「むしろお得」というかんじがします。

まあ別にぼくがhuluをおすすめしたところで1円も入ってくるわけではないのですが(笑)、興味を持っている人にはおすすめできるサービスです。

huluをすでに使っている人や、海外ドラマ好きの人は「この作品面白いよ!」というおすすめをぜひ教えてください。

「書くことが苦手」というけれど?:書くことの多様性を知る

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今回の記事と同様のタイトルの文章を、三省堂さんが出している国語教育に関するニュースレターで書かせていただきました。これはリーフレット形式のもので、学校の先生向けの媒体だそうです。私は大学生の「書くこと」に関する研究をしているということもあり、今回声をかけていただきました。

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約1000字程度の内容になります。リーフレットは私の手元にもありますので、欲しい方は研究室に遊びにきたときにお渡しします。

■書くことの多様性を知る

今回この記事の中で書いたことを一言でいえば「書くことの多様性」をもっと認識しようよということです。一言で「書くこと」といっても、それが「大学のレポート」なのか、「エントリーシート」なのか、「メール」なのかで求められることはだいぶ違ってきます。

つまり、「書くこと」といっても、ジャンルは多様だし、それによって求められるものが全然違うんですね。しかし、私たちは書くことをあまりに一言で捉えてしまうがゆえに、そのうちのどこかのジャンルが苦手だと「書くことが苦手だ」と思ってしまいがちなのではということを書いています。

今回の原稿のなかでは、こうした「書くことの多様性」というキーワードをもとに、「文章におけるジャンルの意識」、「文章の型(フォーマット)と思考の関係」、「現代における書くことの意義」などについて書かせていただきました。

■初等中等教育における書くことの教育との接続

これまで私は大学教育における書くことの研究はしてきましたが、初等中等教育における書くことの教育との接点は少なかったため、今回のお仕事は私にとっても興味深いものでした。私の博士論文は「書くこと」に関して書いたのですが、やはりそこでも「大学教育における書くことの教育」を考える上で、初等中等との接続の問題は大きく、今後もこの点については考えていきたいと思っています。

ちょうど先日中学・高校で国語教育の実践をなされている先生と「書くことの教育」についての情報交換をさせていただきました。学生同士が相互に学び合う活動を上手に取り入れられていて非常に面白かったです。今後もこうした情報交換をする機会をつくっていきたいと考えています。

■書くことの指導は手間がかかるけれども

「書くこと」を指導するというのはとても手間がかかることです。その一方で、書くことは思考に直結するものであり、今後ますます求められる力でもあると思います。書くことの指導をあまりちゃんと受けていなかったがゆえに、書くことが苦手な学生をたくさん増やしてしまうのはとても悲しいことだと思います。

書くことが楽しいと感じたり、がんばればしっかりと上達につながっていくような学習環境を整えていくことを今後もなにかやっていきたいと思っています。

今後、大学教育関係者と初等中等教育における書くことの教育をしている人たちを集めて小さな研究会みたいなものをやってもいいかなと思っています。せっかくなら、学校関係者だけでなく、企業の方や、ウェブでライティングをしている人なども呼んだりすると楽しいかなと。もしご興味がある方はご連絡くださいませ。

今回お声がけくださった三省堂の石戸谷さん、安藤さん、どうもありがとうございました!

■参考リンク

これまでブログで書いた「書くこと」などに関する記事はこちらにまとめています。

http://matome.naver.jp/odai/2133342163910863801

おかげさまでこちらのまとめも現時点(2014/08/08)で165695view、お気に入りは1200、はてなブックマーク数1402、520いいね、と多くの方に読んでもらえているようです。ありがたいです。

■関連図書

三省堂の石戸谷さんと一緒に執筆に関わった本です。私もコラムを執筆しています。教育学における歴史をわかりやすく概観することができると思います。

 

ソーシャル・メディアを使って「場を要約する技術」を身に付ける

授業でもセミナーでも人の話を聞いているときでもなんでもいいのですが「その場でなにが起こっているのか」というポイントをつかんで表現する力はとても重要だと思います。なぜなら、この力が何をするにあたっても基礎体力となるようなスキルだと感じるからです。今回のブログではそれを「場を要約する技術」という言葉で表現してみました。

「よい文章を書きたい、プレゼンテーションをしたい、よいワークショップをつくりたい」など色々な相談を受けることがありますが、なにかのアウトプットをしたり、即興的に何かをするという際に、「場を要約する技術」は共通して大事な力だと感じています。

「場を要約する技術」は一朝一夕で身につくものではなく、日々の習慣としていくことで自然とできるようになるのではないかと思います。そして、その練習をする上で、ソーシャル・メディア(ここでは、twitter、Facebook、ブログなど)は非常によいツールではないかと感じています。自分自身にとっても、こうしたスキルを身に付ける場としてソーシャル・メディアを活用しています。

たとえば、なにかのセミナーや授業に参加したときに、その内容をコンパクトにまとめ、自分の感想を書くというのは、それだけでよい練習になります。仮に授業とした場合には90分程度人が話をしているわけですが、それをソーシャル・メディアに表現するためにはブログであっても1000字程度、twitterであれば140字に圧縮しなくてはなりません。つまり、その場で起こっていることのエッセンスを損なわずに、重要なポイントを再現しなくてはならないということです。

こうした訓練を、自分のノートなどに書くのではなく、ソーシャル・メディア上でやることのメリットとして以下の点が挙げられるかと思います。

1.他者に向けて説明するという文脈があること
2.他者からの反応があるということ
3.自分自身を知ってもらうことにつながること

他者に説明しようと思うと、より重要なポイントを掴まなくてはという気持ちになると思います。また、反応があるほうがモチベーションにもつながりますし、どうやって今後改善すればよいかがわかります。さらに、情報を発信し続けていると、「この人はこういうことを考えている人なのか」ということを周りの人に知ってもらえるため、思わぬ人とのつながりを生んだりすることにつながります。

最初に書いた通り、こうした「場を要約する技術」は、基礎体力的なスキルとして色々な活動にじわじわ効いてきます。例えば、それは会議の議事録や、レポートや企画書などの文章を書くことなどにつながります。あるいは、文章だけに限らず、イベントやワークショップの写真や動画を撮ってまとめるというときにも求められるスキルだと思います。

最近、学部生と一緒に仕事をすることが多いですが、こういう力を学生の間からじっくり育てていくことはとても大事なことなのかなと感じています。もし、少しでもこうしたスキルを身に付けたいという人は、夏休みのうちに、少しでいいので、ソーシャル・メディアを使ってアウトプットする習慣を身に付けてみるのはいかがでしょうか。

■関連記事

ちなみに先日「大学生研究フォーラム2014」というイベントに参加してきたのですが、そこでも最初からブログにまとめようというつもり、twitterでちょこちょこつぶやいておき、その後一気にブログにまとめるということをやってみました。

そう思ってイベントに参加していると、集中して聞けますし、自分の理解の助けにもなります。

大学生研究フォーラム2014に参加してきました!:速報的感想まとめ https://www.tate-lab.net/mt/2014/07/2014.html

■お知らせ

おかげさまで、以前私が分担執筆をした「活躍する組織人の探究」が増刷されました!よろしければぜひご覧くださいませ。

 

■関連書籍



 

 

それなりにとことんやることの意味:怒涛の四ヶ月が過ぎて思うこと

8月に入りだいぶ生活が落ち着いてきました。今年の4月に立教大学経営学部に助教として着任し、すでに四ヶ月が経ったという事実に驚いています。「まだたった四ヶ月しかここにいないのか」という思いと、「入ったばかりだと思っていたらあっという間に前半が終わった」という両方の思いがあります。

日々新たなチャレンジが求められるというのは大変なことでもありましたが、それ以上に楽しみの方が勝ったというのが正直なところです。忙しくても楽しければ乗り切れますし、忙しくなくてもつまらなければ元気がでないのが人間なのかなとも思います。とはいえ、7月の後半は人と会う度に「お身体気をつけてくださいね」と言われることが増え、個人的にも少し心配にはなりましたが、なんとか無事に乗り切りました(笑)。

新たな職場でのチャレンジには、これまで大学院で学んだことが、本当に色々な場面で役に立ったと感じています。教育に関する知識から、プロジェクトのマネジメントや場作りまで、幅広く経験を活かすことができました。スティーブ・ジョブズのConnecting the dotsの話ではないですが、あのときは一見研究に直接役に立たないかもしれないと不安だったことが、「やっぱり信じてやっていてよかった」とあらためて思えました。

やはりどんなことであれ、自分が価値があると感じたことについては、周りを気にすることなく、信じてそれなりに時間をかけて努力をすることで形になっていくのだろうと思います。そのスキルが目の前のことにどれだけ役に立つかだけでなく、それなりにとことんやってみるということが大事なのかもしれないといまさらあらためて感じています。

新たな職場での仕事は、今後考えていきたい、さまざまな視点を検討することにもつながりました。なかなか忙しくて文章にできなかったのですが、トピックだけ箇条書きしておくと以下のようなテーマのことをあらためて感じました。まだ全然まとまってませんけども。

・今後の大学教育のかたちはどうなるか
・大学と企業がWin-Winになる関係とは?
・授業レベルのデザインから組織レベルのデザインへ
・教えることによる成長の大きさ
・企業にとっての大学という空間の持つ意味は?
・初等中等教育との連携
・リーダーシップという概念と、主体的に学ぶということの関係について
・大学生のコミュニティは同質的?異質とは何か。その出会いとは。
・よいグループワークとはをあらためて検討

こんなトピックについて考えています。8月・9月はブログに限らず、少し書くことにこだわって、せっかくのよい体験をしっかりかたちにしていきたいと思っています。

ブログもスマホから読みやすくなったと思うので、ぜひ記事楽しみにしていてください(笑)

■参考リンク:前期に担当していた授業に関する記事

“新たな役割を見いだそうとする姿勢が、組織全体をクリエイティブなものにする”
リーダーシップ入門(BL0) 教員コメント記事 コースリーダー 経営学部 助教 舘野泰一

http://cob.rikkyo.ac.jp/blp/2716.html

■参考動画:スティーブ・ジョブズの卒業スピーチ

■関連書籍

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ブログをカスタマイズ中:スマホからの表示も改善中

以前よりずっとブログのシステムを移行したいと思っていたのですが、ようやく移行してみました。

これでおそらくですが、スマホからみたときには「スマホっぽい表示」になるようになり、だいぶ見やすくなったのではないかと思います。

システム的なことをいうと、いままでMovable Typeでブログを運営していたのですが、今回Wordpressに変更してみました。変えてみた感想をいうと、とにかく快適です。

スマホ表示などもデフォルトですぐできるし、テンプレートやプラグインも多く、作業もしやすいです。

これまで変えたいとは思っていたものの、記事を引き継いだときに元々のURLが変わってしまうという話があったのでそれでめんどくさいなあと思ってやっていなかったのですが、思い切ってやって正解でした。

Movable TypeからWordpressへの移行については色々ネットの記事があります。注意すべきはなぜかURLが勝手に「-(ハイフン)」から「_(アンダーバー)」に変わってしまうという点で、これは手動で直しました。でも30分もかからなかったかな。

これでブログを書く意欲が高まりそうです。まだ移行中なのでなにか不具合などあるかもしれません。なにかあったら教えてくださいませ。