オトナがだれかの憧れになる:Xデザインフォーラムで話題提供してきました

先日、第5回Xデザインフォーラム「Playful & Open:学びのデザイン」で講演をしてきました。

講演内容は「リーダーシップと学び オトナがリーダーシップをどう学ぶか」でした。

最近のリーダーシップ論の流れを踏まえ、リーダーシップとは何か、どのように学ぶのか、なぜオトナがリーダーシップを学ぶのか、についてお話させていただきました。

今回の講演では「オトナがリーダーシップを学ぶことの意義」についていつもより比較的多めに話しました。

それが冒頭にある「オトナがだれかの憧れになる」というキーワードです。

リーダーシップが社会で求められているから学ぶべきと説得するより、「オトナが楽しそうにリーダーシップを発揮している」ほうが、そんな人になりたいという憧れから、周りのリーダーシップを誘発することになるのではと思います。

万人の憧れになる必要はなく、身近な2〜3人にとっての憧れでよいのです。

ひとりのカリスマの求心力で前に進むのではなく、「憧れがシェアされた環境」をつくることが、これからワクワクする未来をつくることにつながるのかなと思います。

今回発表の機会をくださった山崎和彦先生、上平崇仁先生、どうとありがとうございました。

発表内容の詳細は、書籍に載っておりますので、よろしければご覧くださいませ。

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「半分、青い。」のロケ地をめぐる

先日、BEAMS×立教大学経営学部のプロジェクトで、岐阜県恵那市にいきました。

恵那市には「半分、青い。」のロケ地である「ふくろう商店街」があります。

歴史のある街並みと、空の青さと山の緑が美しい場所でした。

ドラマでもキーとなる「五平餅」も売っていました。お店の周辺には食欲をそそる匂いがむっちゃしてます。

つくっているのをみるのも楽しいです。

ぼくは半分、青い。はみていなかったのですが、今回の訪問にあわせて、NHKの公式サイトにある5分で1週分の内容がわかる動画を22週分、倍速で一気にみました笑

邪道な視聴スタイルかもしれませんが、それでもすごく好きなドラマになりました。

「旋律の律と書いて 律。」
「さんずいに青。清いと書いて さや。」

このやりとりは、ついつい言いたくなります笑

ドラマのロケ地というのは、ある意味で「その地域に行く理由」が生まれます。そして、その地域に「ストーリーや物語」を重ねることができるので、単なる観光より、気持ち的な愛着も感じやすいのかもしれませんね。

ドラマの効果もあり、いまは通常よりかなりの観光客が訪れているそうです。

これからの課題は、ドラマを終わってからどうなるかということ。

地域にいくきっかけをつくり、さらに継続的に人が集まるためには何が必要かを考えるというのはなかなか難しいですね。

岐阜県恵那市ははじめていきましたが、魅力ある街でした。ドラマ好きな人は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

このプロジェクトの詳細は以下をご覧下さい。

【BEAMS×立教大学×ふるさとワーホリ】地方で働く魅力を伝える新プロジェクトはじまります!
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研修・授業の「スタート15分」で意識したい5つの立ち回りのポイント:教え方の基礎

研修や授業などはスタートがとても肝心です。研修の目的をしっかり伝えるなど、色々な工夫があります。

その中で今回は特に「スタート時の立ち回り」で意識したいポイントについて5つにまとめてみました。これから研修や授業をする人へのヒントになれば幸いです。

1.自己紹介で軽く自己開示する
2.前にいるだけでなく動く
3.前提知識と関係性の確認をしよう
4.グループワークスタートの工夫をしよう
5.状況を観察しよう

それぞれについて説明します。

1.自己紹介で軽く自己開示する

研修・授業をする人がどんな人なのかというのは意外と気になるものです。共通点などがあると一気に親近感が湧きます。なので、時間との兼ね合いやバランスはあるものの、多少の自己開示をするというのは自己紹介で大切なポイントになります。

例えば、趣味の話でもかまいません。自分が好きなもので、参加者の人に話しかけれたときに一緒に話せちゃうようなものをトリガーとしていれておくことは意外と大切です。

2.前にいるだけでなく動く

最初は一番前で色々話すと思うのですが、なにかアイスブレイクのワークをやってもらうときや、グルーピングなどをしてもらうときは、一番前で指示するだけでなく、自分も動きましょう。

例えば、後ろの方のグループの近くに行って指示を出したり、聞いたりするのは重要です。物理的な距離は、意外と心理的な距離と関連します。身体を動かすことで、参加者と関係性を築いていきましょう。

3.前提知識と関係性の確認をしよう

授業や研修をするとき、学習者は必ず「なにか前提知識」や「関係性」を持っています。はじめて知る内容なのか、ちょっと知っているのか、そういう人が全体でどのくらいの割合なのかを知っていると、どこを力点に説明すればよいかわかります。

また、「関係性」についても、「全員がはじめまして」なのか「ちょっと知り合いのグループ」がすでに存在しているのかは、グルーピングの工夫をするための情報になります。そのあたりも上手に最初の段階で聞いておくと、その後進めやすくなります。

4.グループワークスタートの工夫をしよう

グループワークを参加者にやってもらう場合、最初は自己紹介などからスタートすることが多いと思います。そのときに適当にスタートしてもらってもいいのですが、例えば「誕生日が早い人順」など、ちょっとした工夫を入れると、それが自己紹介も兼ねるかたちになってグッドです。

「じゃんけんで決める」などもありなのですが、じゃんけんをしても、お互いのことはわかりません。せっかくなので、目的を押さえた一石二鳥を狙いましょう。

5.状況を観察しよう

導入のワーク(アイスブレイク)などをしているときには、なるべく参加者を観察しましょう。まずはグループ単位で、話が進んでいるグループ、少し大人しいグループなど、グループの状況を把握します。でもこれだけで終わってはだめです。

個々人もしっかりみないと、「一見盛り上がっているグループだが、よくみると、その中のひとりは一言も話していない」といったことが起こるからです。

最初から個人をみようと思うのは大変と思うので、まずはグループからいってOKなのですが、その後にしっかり個々人をみて、サポートが必要そうな人や、この人にスポットをあてると全体の場が盛り上がりそうな人などを見つけていくことが大切になります。

以上、5つのポイントについて書きました。

授業や研修の最初というのは、この集団がどういう価値を大切にするのかということだったり、その集団の雰囲気をつくりあげたりするという点で重要な役割を担っています。

ここがうまくいくと後半のメインの活動を焦らずにできるようになります。

もちろんこれは練習をして慣れていくことが大切なのですが、頭の片隅にこういうポイントをいれておくと、よいトライができると思いますよ。

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【BEAMS×立教大学×ふるさとワーホリ】岐阜県恵那市に取材中です!(速報版)

「2018ふるさとハッピーワーホリ」というプロジェクトで岐阜県恵那市に行ってきました!恵那市は「半分、青い。」のロケ地がある場所としても有名です。

このプロジェクトは、恵那市の「ふるさとワーキングホリデー」について取材し、その魅力を伝えることがミッションです。

我々のチームは恵那川上屋さんで就業体験をさせていただきました。恵那川上屋さんは、東京の二子玉川にお店がでています。栗きんとんや栗どらがとても有名です。

栗の生産から加工までのプロセスについて、レクチャー&体験をさせていただいています。

こういった地方でのインターン的な場にでるのは初めてなのですが、学びがいっぱいで非常に楽しい日々です。

今回は速報版なので、詳細はまたまとめますが、地方の現状を肌で体感でき、これからの日本のあり方を考えるという点で非常に意味ある場だと感じています。

恵那川上屋の社長さんとも直接お話させていただきましたが、めちゃくちゃ面白い話が聞けました。

リーダーシップ教育という視点においても、東京でやる産学連携のプロジェクト型学習とはまた少し異なった学びの機会になるのかなと感じました。

まずは岐阜県恵那市、はじめて行きましたがよい場所だなと思いました!地方は色々な意味で可能性がありますね。また詳細版アップしますのでお楽しみに!

このプロジェクトについては、以前書いた記事をご覧下さい。

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あなたのリーダーシップは瞬発力型?それとも持久力型?

リーダーシップのスタイルというのは、個々人で得意なやり方が異なるのかなと思います。特に学生のリーダーシップスタイルをみていると、大きく2つのタイプがいるなと思います。

1つ目は瞬発力型です。これは短いグループワークなどでも発揮がしやすいタイプで、どんどんしゃべって前に進めていったり、周りをがんがん盛り上げていったりすることでチームに貢献します。

瞬発力型という名前の通り、短い時間でもその人のタイプがわかりやすいので、就職活動等のグループワークでもわかりやすく貢献できるタイプかなと思います。

もう1つのタイプは持久力型です。こちらのタイプはそれなりに時間をかけてグループワークをするときに力を発揮するタイプです。一回のグループワークではあんまりがんがんしゃべったりしないので、貢献の仕方がわかりにくいのですが、こういうタイプは時間をかけて調べることが得意だったりしますし、みんなが気づかないこともしっかりやってくれます。

短時間のグループワークでは目立てないことも多いですが、実際仕事をする上ではこういう人がいないと仕事がまわらないということが多いです。

リーダーシップというと、どちらかというと前者の瞬発力型に目が行きがちかなと思います。就職活動のワークなども、時間が短いので、ある意味で瞬発力が求められます。持久力型にとっては、多少しんどいとは思うのですが、得意ではないなりに「最低限をクリアする」くらいのレベルは求められるかなと思います。

一方の瞬発力型は、一時的なワークなどではいいのですが、実際の仕事は長期間にわたって実施することが多く、その場を盛り上げるだけではなく、継続的に、目立たないところでもしっかり貢献していくということが必要になります。

学生の間は、自分が元々どっちのタイプかなということを意識しつつも、長所を伸ばすだけでなく、現時点では苦手な方も経験しておくといいのかなと思います。

学生時代の一番のメリットというのは、失敗に対するコストが低いことです。もちろんあんまり失敗したくないというのはあるかもしれませんが、失敗も含めた試行錯誤ができる機会というのは大変貴重です。

絶対に結果を出さなくてはいけない場面では、「苦手なスタイルを試す」ということがなかなかできないので、元々持っている手札を増やせないんですよね。なのでそういう機会を意識的に持ち、挑戦しておくといいのかなと思います。

今日はリーダーシップのスタイルについて、瞬発力型、持久力型という2つに分けて考えてみました。

ぼく自身は瞬発よりとは思うものの、実はけっこう短い時間で自分をガツガツだすのは苦手なのもあるので、短時間でものすごくアピールするのは少々苦手かもしれません。

自分のスタイルの特徴を掴みながら、長所を伸ばし、苦手な部分にも挑戦できておくといいのかなと思います。

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優しく、穏やかに気づくことの価値:成長のためのフィードバックのあり方とは

先日こちらの本を読みました。最近読んだ本のなかでも、非常に好きで面白い本のひとつです。

技芸(アート)としてのカウンセリング入門
杉原 保史
創元社
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気に入ったポイントはかなりたくさんあったのですが、特に面白いなと思ったのは「優しいまなざしを向けて気づくこと、穏やかに気づくことの価値」という話です。以下本文を引用します。

何かに気づくことそれ自体に治療的な意味があるわけではないのです。気づいた結果、クライエントが「自分はなんて嫌な人間なんだろう」と厳しく自己非難するのであれば、そんな気づきには何の意味もありません。むしろそれは有害な気づきです。クライエントはその気づきの結果、自尊心を下げるでしょう。それはカウンセラーによって不必要にもたらされた有害効果だと言えます。

気づくことに価値があるのではなく、優しいまなざしを向けて気づくこと、穏やかに気づくことに価値があるのです。冷たく厳しい非難がましいまなざしで気づいてもだめなんです。(p.54)

これはカウンセリングの文脈の話ですが、色々な示唆があるように思いました。

授業の場面でカウンセリングを直接おこなうことはありませんが、「何かの経験をして、フィードバックをして、振り返る」という形式では、ある種の気づきを促す活動がおこなわれます。

例えば、リーダーシップ教育のなかでは「自分のリーダーシップのふるまい」について、他者からフィードバックを受けたり、コーチングを受けたりするという場面があります。よりよいリーダーシップ行動ができるようになるためには、「自分の認識」と「他者の認識」のギャップについて理解し、それをもとに行動を改善させるということが大切になります。

しかし、その過程では、ある種の「痛み」も必要になります。「自分がよかれと思ってやった行動が、相手にとってはむしろマイナスだと捉えられていた」といったことが直接フィードバックされることなどもよくあります。これらは学習にとって必要なものだと思いつつも、はたして「優しく、穏やかに気づく」ということかと言われたら、そうではないよなと思います。

もちろん、このリーダーシップ教育の文脈と、もともとのカウンセリングの文脈は異なるので、それらを一緒に論じて良いのかという問題はあると思います。

ただ、「自分と相手の認識の差分を検知して、その差分を埋めるように行動すればよい」というのはロジカルにはわかるものの、たぶんそこには何かのひっかかりがあるからできないわけで、気づき方も大切だよなというふうに思うのです。

今日は「優しく、穏やかに気づくこと」について書きました。

人はなかなか自分の気持ちや行動について「よい・悪い」といった即時的な評価をもとに判断してしまいがちなので、なかなか「優しく、穏やかに気づく」というのは難しいなと思います。

ただ、「何かを受け入れて次にいく」というためには、きっとこういったことが必要になるのだろうと思います。

本書は内容もさることながら、カウンセリングに対する考え方や、本書を書く上でのスタイルのようなものが非常に面白く、そのあり方そのものについてもとても共感をしながら読むことができました。実践と研究との関係などについて悩んだり、よく考えている方にもおすすめできる一冊だと思います。

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経験から学ぶプロセスをひとりでやりきるのはけっこう大変!

学びを深めるために「経験」はとても重要な要素です。話を聞くだけでなく、実際に何かに取り組んでみる等の行動は学びにとってとてもパワフルです。しかし、やみくもに経験をしても、学びにつながらないので振り返りが大切だよということがよく言われます。

たしかにそうだなと思う一方で、なかなか自分1人では「とにかく経験」とか「目標も決めずにつっこんでしまう」ということになっちゃうよなと最近とても思います。

経験から学ぶためには、

・自分で自分の現状の力を理解し、
・ギリギリ成長できる適切な負荷を設定し、
・実際に経験をしてみた上で、
・なにができて、なにができていないかを振り返り、
・次の目標を設定する

ということが必要になるのですが、それ自体がめちゃくちゃ高度なことだよなーとあらためて感じています。

そのためには、他者の存在が重要なのですが、もっといえば本来はコーチ的な役割の人が必要になるんだろうと思います。これをひとりでまわすというのは初心者にとってはなかなか厳しそうですよね。

本来は教育場面においても、そういう人をつける必要があると思うのですが、これはコストがかかることもあるので、どうしても「とりあえず経験」というかんじで、ざっくりとしたプロセスの体験にとどまっているのかなと感じています。教員や先輩のサポートがこれにあたると思うのですが、もうちょっとなにかできそうじゃないかというかんじがしており、ここをもう少し考えていきたいと思っています。

経験から学びはパワフルである一方で、いろいろな社会的条件や環境が整わないと、本来のもつパワフルさがいきないよなーと最近あらためて感じています。だからといって、サポートをし過ぎると、楽になってしまうところもあり、学びにとって適切な負荷とはなにかということをもう少し深めていきたいなと思っています。

半径2メートルの「多様性」を理解する:リーダーシップの最初の一歩

ダイバーシティとか多様性の理解とかいうと、「グローバル」とか「世代間の違い」とか、かなり文脈の異なる他者同士を想定することは多いと思います。

ただ、大学で授業とかをしていると、そんなに離れたものではなく、「同じ大学にいるお隣の人」であっても、「多様な考え方を持っている」ということを実感することはあんまりないのかなと思います。

例えば、授業の中で「どんなときにやる気がでますか?」ということについて考えてもらう機会があります。その上で、グループの人と共有するのですが、そうすると「こんなにやる気がでるスイッチって人によって違うのか」とみんなとても驚きます。自分と一緒だと思っていたら、みんな違うというかんじなんですね。

こうやって驚くということは、知らぬ間に「みんな一緒のはず」という仮定をおいているからなのだと思います。

でも実際話をすると、お隣の人であっても全然違うのですね。

こういうのをみていると、学校時代というのは同じメンバーとかなり長い時間過ごしているのに、実際のところ「どういう考えを持っているのか」など深いところの部分は、全然会話せずに過ごしてしまうのかなというかんじもしました。

多様性ということについて大上段に構えるのではなく、まず自分がいつもいるメンバーが「どんなことを、どういうふうに考えているのかな」と興味を持ってみるというのが大切な第一歩なのかなと思います。

今日は多様性について書きました。

「他者がどんな考え方をしているのか」を知るのは、リーダーシップを育む上でもとても重要なことです。

人を動かす、巻き込むということを考えたときに、「自分と同じ考えである」という前提を持つと、うまくいかないことも多いです。「こういう考えもあるんだ」というバリエーションを知っていることは、必ず役に立ちます。

「きっと同じ」と思い込まずに、素朴にお友達にいろいろなことを聞いてみてください。そうすると意外な発見があるかもしれませんよ。

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自分の趣味に友だちを誘うことからはじめてみる:リーダーシップの最初の一歩

リーダーシップ教育をしていると「巻き込む(巻き込み)」という単語がよくでてきます。「巻き込みが大事」とか「巻き込むのが苦手」とかですね。

たしかにリーダーシップということを考える上で「巻き込む」という活動は明らかにキーになります。でも、これはけっこう難しく、これができている人はたぶんリーダーシップの問題についてそんなに悩んでいないんじゃないかと思えるくらいです。

ではこうした「巻き込み力」みたいなものはどうやったら身につくのでしょうか。

そのためのよい練習方法がないのかなと最近よく考えています。

色々な方法があると思うのですが、よい練習のひとつとして、「自分の好きなこと」に「友だちを誘う」という方法があるのではと思っています。

これはなんでもかまいません。

・ランニングが好きなら一緒にいこうと誘う
・カフェ巡りが好きなら、今度一緒にいこうと誘う
・ブログを書くのが好きなら、あなたも書かない?と声をかける

など、いろいろ考えられます。

ポイントは「すでに自分が好きなもの」でよいということです。その活動そのものの魅力を自分は知っているので、最初の段階としてはとてもやりやすいのではと思います。

実際、リーダーシップを発揮しなくてはならない場面はそれよりも難しいことが想定されます。例えば、「仕事」や「グループワーク」などでの巻き込みは、「自分がその仕事に対してそこまで思い入れがない」みたいなことは多いのではと思います。

リーダーシップを発揮している人というのは、そういう活動に対して「自分なりの意味づけ」をして「自分から楽しみを見いだし」、その上で「一緒にやろうよ!」というところまでいけているような気がするのですが、いきなりこのステップを全て経験するというのは難しいのかなと思います。

「好きなことにだれかを誘う」というレベルであれば、最後の「一緒にやろうよ!」の部分だけの練習になるので、最初のレベルとしてはけっこうありかなと思います。

これを聞いて「そんなの簡単!」なのか、「えー、これでもけっこう大変!」なのか、みなさんのリアクションはどうでしょうかね。

巻き込むというのは、テクニックの問題より、「最初のアクションをとる勇気」みたいなことのほうが近いかもしれませんね。

ぼくも勇気を出して、なにかアクションしてみようと思うので、あなたもぜひ何かやってみてくださいね。

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「続ける」を目的化するところからはじめてみる

最近ブログを継続的に更新しているのですが、なぜそれができているかというと「続ける」を一番の目的としているからです。

これはある意味、邪道な考え方ともいえます。「文章を書く」とか「何かを続ける」というのは、どちらかといえば「方法」であって、「目的」ではありません。

「手段と目的を間違えているのでは」と言われれば、まあたしかにそうかもしれません。

でも、その中であえて「続けること」を目的とするというのは、実は学習にとってけっこう重要なことなのかなと思っています。

「続ける」を目的化してしまうデメリットはなんでしょうか。ブログの場合、デメリットとして考えられるのは「クオリティの低い記事を垂れ流してしまう」など、「内容がないのに更新して劣化していく」、「読む方も量が多くて追いつかない」などというのが考えられます。

たしかに今日のネタはいまいちだったかなと思う日もなくはないです…笑。「よいネタがあったときに時間をかけて、よい記事を書きたい」と思ったりすることもあります。でもそれって幻想なのかなとも思っています。アウトプットしない言い訳になっていることが多いです。

それよりも「毎日必ず更新する」と思って日々を生活したほうが、「なにかネタにならないか」と思って、必死にアウトプットを探していきますし、結果的に多くのものを形にすることができる気がしています。

これはブログなどに限らず、運動の習慣をつけるなどもそうかなと思います。今日は体調がいまいちだから、とか色々理由をつけるひまがあったら、距離が短くてもいいから「走る」など、「質はともかく、とにかく一定の数(量)を続けること」は学習の最初のステップにおいては重要になるのかなと感じています。

今日は「続けること」について書きました。

「続けること」や「何かを表現すること」などは、手段であって目的ではないのですが、あんまりとやかくそんなことを考えずに、「まず続けること」は学習の初期においては重要な要素なのかなと思います。

そして「続ける」ことをしていると、「よりよく続けたい」ということで、勝手に「質」もついてくるということはよくあるように思います。

なにかやろうと思っているけど「質」で悩んで行動できていない人は、思い切って「とにかく量を続ける」ことをあえて目的化してみるのはいかがでしょうか。

今日書いた内容に関連する過去記事があります。

「時間がない・やる気がない」ではなくて「決まった時間に書きなさい」ということ
https://www.tate-lab.net/mt/2015/09/1478.html

このブログで紹介している以下の本は「論文」をテーマにしているんですが、「書くこと」についてたくさんのヒントがあるのでおすすめです。

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
ポール.J・シルヴィア
講談社
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リーダーシップ教育に関する書籍はこちら。

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