僕が関わっている3つの研究 – 日本教育工学会全国大会(2010)にて発表するものをまとめた

明日から私が所属している日本教育工学会の全国大会が金城学院大学で開かれます!数日前まで研究室の合宿で群馬にいたと思ったら、すぐに名古屋で大忙しです!いま名古屋へ向かう新幹線の中でこの記事を書いています。

今年の学会では、僕が関わっている研究の発表が3つあります。今回は自分の整理も兼ねてそれぞれご紹介です!

■レポートライティングに関する研究

1つ目は、メインでやっているレポートライティングの支援に関するものです。今回は新しいシステムを開発したので、そのお披露目となります。3日目(9/20)のポスター発表です。

今回のシステムでは、学習者の「執筆過程に対する振り返り」を支援のポイントとしています。「自分はどのように文章を書いているのか」というのは意外に無自覚だったりすると思います。その部分を振り返ることで、書くスキルを育成できないかと考えています。

開発したシステムの名前は「レポレコ」です。レポートライティングの執筆過程を記録・再生することができます。システムの開発には早稲田大学の大川内隆朗さん、デザインには平野智紀さんにご協力いただいています。

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今回はポスター発表なので、実際にシステムを触っていただこうと思っています。興味のある方はぜひご参加下さい!

○関連書籍

■大学研究室の運営・教育に関するワークショップ

2つ目は、大学研究室の運営に関するワークショップです。以前からこのblogでも紹介していますが、大学での研究室運営を考えるためのケーススタディを開発を行っています。今回はそのワークショップをベースに「研究室教育・運営」などを考えていきたいと思っています。時間は1時間半なので、ワークショップは短縮版を予定しています。

こちらのプロジェクトは、いきいき研究室増産プロジェクトのみなさんとともに進めています。特に山内研究室の卒業生である岡本絵莉さんが中心となり、開発・準備を進めています。

学会のワークショップは事前に参加人数がわからないのでけっこう不安です(笑)ただ、ワークショップの準備はしっかり進めておりますので、興味のある方はぜひご参加下さい!

以前行った実践の様子はこちら↓

【ワークショップ】「研究がうまくいかないのはだれのせい?」を実施した!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/09/post-188.html

○関連書籍

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■大学の初任者教員を対象にしたFDに関する研究

3つ目は、大学の初任者教員を対象にしたFDに関する研究についてです。こちらは課題発表ですね。この研究は、東京大学の重田勝介先生らとともに進めています。

この研究では,初任者教員同士の「語り」を促すことで、初任者教員特有の不安感を低減することを目的としています。実践ではビデオチャットを行うのですが、そこで使用するシステムには、ナラティブセラピーの考え方を踏まえた工夫がなされています。

今回の発表では、その実践の説明と、どのような結果が出たのかのということについて少しご紹介する予定です。

こちらも興味のある方はぜひ!

○関連書籍

ナラティヴ・アプローチ
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5 ナラティヴの整理と応用

こうやってあらためて書いてみると、僕は「大学」というフィールドの中で、いろいろなことをしているんですね(笑)気づきませんでした。

もう一つ気づいたこととして、どの研究も人の縁からスタートしているなあとしみじみ思います。自分の研究室の先輩・同期・後輩などと、一緒にコラボレーションして、様々な研究プロジェクトを行えることは幸せなことですね。

もちろん、これは単純に「出会ったから」というだけでできたのでありません。お互いに最初は研究になるかどうかわからなくても、「こんなことが面白いと思う」、「こういうのはよくないと思う」という対話を繰り返したり、いろいろ手を動かしていくことで、形になっていったのかなと思います。こうして一からなにかを作っていったメンバーとは、「阿吽の呼吸」で仕事ができるので楽ですし、とても楽しいです。ワークショップ部の活動もまさにそうかなと思います。忙しいとなかなか目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、そういう気持ちを忘れずにしたいものですね。

ということで、明日からの学会がんばっていきたいと思いますので、なにかアンテナにひっかかるものがあれば、ぜひ発表など聞きにきてください!

一応以下に発表を日程順に並べておきました!

1.大学研究室の運営に関するケーススタディ(ワークショップ)

9月18日(土)18:00〜19:30   会場:205
W10 研究・教育の実践の場としての大学研究室を考える
岡本絵莉(東京大学医科学研究所),宮野公樹(京都大学産学連携本部),
可知直芳(特定非営利活動法人KGC),山本祐輔(京都大学大学院情報学研究科),
舘野泰一(東京大学大学院学際情報学府)

2.レポートライティングの支援に関するシステムについて発表(ポスター発表)

9月20日(月)9:30〜10:30   会場:403〜405
P3a-405-19
アカデミックライティングにおける書くプロセスの内省を促すシステムの開発
◎舘野 泰一 [東京大学], 大川内 隆朗 [早稲田大学], 中原 淳 [東京大学]

3.大学の初任者教員を対象にした対話システムを使った実践について発表(課題発表)

9月20日(月)14:00〜16:30   会場:508
高等教育・FDにおける教育工学の役割

K7-508-02
高等教育初任者教員の不安を緩和する対話システムを用いた実践と評価
◎重田 勝介 [東京大学], 大川内 隆朗 [早稲田大学], 舘野 泰一 [東京大学], 福山 佑樹 [東京大学], 香川 順子 [徳島大学], 田中 さやか [徳島大学], 加藤 雅則 [アクション・デザイン], 上田 純子 [心理カウンセラー/コーチ]

【ワークショップ】「研究がうまくいかないのはだれのせい?」を実施した!

以前からこのblogでも紹介していましたが、「研究室マネジメント」をテーマにしたケーススタディ型ワークショップを先日実施いたしました!

なお、本ワークショップの短縮版を、9月18日(土)の18:00〜19:30日本教育工学会(第26回全国大会)にて行ないます。ご興味のある方はぜひご参加下さい。ワークショップのみに参加者される方は大会参加費は無料です.(文末に詳しい情報を載せました)

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当日は、大学の先生や博士課程の学生さん等が参加してくださいました。今回扱ったテーマは、以前もここで少しご紹介した「研究がうまくいかないのは誰のせい!?」というお題です。(こちらのワークショップは「いきいき研究室増産プロジェクト」のメンバーと一緒に開発しています。)

主人公はM1の大木昌子さんという女の子です。登場人物としては、指導教員、助教、先輩、同僚などが登場します。

登場人物はみな悪気なく普段を過ごしているのに、昌子の研究はうまく進まない・・・。そんな状況をどう改善するか?を考えるワークショップとなります。

プログラムを大雑把位にいえば、

・ケースを読む
・一度、この物語から、「研究がうまくいかないはだれのせいか」をあえて順位付けしてみる
・その上で、問題点・解決案を議論する

というかんじです。

このケースには特定の答えがあるわけではなく、ケースを通じた議論を行うことで、自分の研究室観に気づいたり、振り返ったりする機会になればと思っています。
(前回の様子は、いきいき研究室のWebに詳しく紹介されています→詳しくはこちら

このワークショップの実施は、実質今回が初めてだったため(前回はプレ実践だった)、密かにかなり緊張していました。当日のプログラムについても、「スムーズにばっちり運営!」とはいきませんでしたが、参加者のみなさんに助けられつつ、無事にワークショップを行うことができました。

色々反省点もありましたが、個人的には「ケーススタディ型ワークショップ」の可能性を非常に感じることができたと思っています。

「ケーススタディ型ワークショップ」のよい点は、当たり前かもしれませんが、ある1つの共通の素材をベースに議論をできる点かなと思います。「研究室マネジメント」といっても、世の中「研究室」は非常にたくさんあるわけで、いろいろな人が集まって議論するというのは本来なかなか難しいことかなと思います。そもそもみんなが想定している研究室が揃っていないことが多く、議論がかみあわないと思うのですよね。しかし、こういうケースを用意すると、お互い議論の土台を共有した上で話をするので、多様性が生きてくるのかなと思いました。

「多様性が大事」というのはすごく言われていると思うのですが、「多様性を活かしつつ、建設的な議論を起こす」ということはけっこう大変です。多様な人が多様なまま噛み合わず終わるということも非常に多くあるでしょう(笑)ケーススタディはうまくつくればという限定つきですが、その可能性を感じることができました。

まだまだ発展途上のワークショップではありますが、今後も引き続きプログラムをブラッシュアップさせながら、色々な場所で実施していきたいと考えております。並行して新しいケースも開発中ですので、興味がある方がおりましたらぜひご参加ください。次回以降も、ワークショップを実施するときにはこちらのblogでも案内させていただきます。

今回参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

【告知】

本ワークショップの短縮版を、9月18日(土)の18:00〜19:30に日本教育工学会(第26回全国大会)にて行ないます。ご興味のある方はぜひご参加下さい。

===

研究・教育の実践の場としての大学研究室を考える

9月18日(土)18:00〜19:30   会場:205
岡本絵莉(東京大学医科学研究所),宮野公樹(京都大学産学連携本部),
可知直芳(特定非営利活動法人KGC),山本祐輔(京都大学大学院情報学研究科),
舘野泰一(東京大学大学院学際情報学府)

 大学研究室は,研究及び高等教育の場として大きな役割を果たしている.多くの分野では,大学研究室は大学教員が研究を推進し,学生が研究活動に参画する中で学ぶための重要な役割を果たしている.そのため大学研究室は,大学研究室における研究と教育,教育研究における研究と実践の関係を考える上で,示唆に富む対象である.本ワークショップでは,(1)既存の研究・実践について主催者らが発表する.そして,(2)主催者らが作成したケーススタディにもとづいて討論を行う.以上を通じて,大学研究室に関する理解を深め,研究と教育,そして研究と実践の側面から大学研究室に対してどのようなアプローチが可能なのかを考えることを目的とする.

日本教育工学会 第26回全国大会 9月18日(土)18:00〜19:30
http://www.jset.gr.jp/taikai26/program/program_w.php

===

▽関連する以前書いた記事

研究室に関する「ケーススタディ型ワークショップ」を開発しています!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/post-182.html

【書評】ケーススタディを具体的に知りたいあなたへ- 企業内研修にすぐ使えるケーススタディhttp://www.tate-lab.net/mt/2010/08/–3.html

企業内研修にすぐ使えるケーススタディ

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4 自社用にアレンジしても面白いでしょう
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4 ケーススタディを受ける前に読むと効果的です

Wed, Sep 08

  • 12:12  今回のワークショップの内容は、日本教育工学会(9月18日)でも行う予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください! http://bit.ly/a8hqK2
  • 12:10  RT @ikiikilab: いきいき研究室増産プロジェクト:「研究がうまくいかないのは誰のせい?」プレワークショップ始まり!! http://twitpic.com/2md7ga
  • 12:10  いきいき研(@ikiikilab)とコラボして開発しているケーススタディワークショップが終了!参加者のみなさんありがとうございました!かなり発見があったので、これはまた次回のプログラムに活かしたいと思います!
  • 12:07  今日はお忙しい中、参加いただいて、本当にありがとうございました!RT @miotsubaki ワークショップのお手伝いに向かう。
  • 06:36  RT @yuuhey: ワークショップに便利なMac用タイマーソフト 「Apimac Timer」http://bit.ly/clXUke
  • 06:32  ネットに「エンゲストロームの似顔絵」とか「エンゲストローム△」とかアップしてると、のちのちまで検索にひっかかりそうでこわいなwあとでエンゲストロームの真面目な記事もblogにアップしよう。
  • 06:02  google画像検索で「エンゲストローム」を調べると、自分が描いた似顔絵がでてくることを発見!見つけたとき目を疑ったw エンゲストローム – Google 検索 http://bit.ly/9G0cqU
  • 05:59  まさかGoogle画像検索で「エンゲストローム」と入力すると、僕の絵が出てくるとはw RT @hari_nezumi @tatthiyに意外な才能が!RT @YukiAnzai: こ、これは…! エンゲストローム -Google画像検索 http://bit.ly/ciBaXV
  • 05:31  雨がはんぱじゃないなー
  • 05:07  たくさんアイデア集まるとよいですねー!僕も考えてみますねー!RT @haruna26 わあ、舘野さんにさっそくRTいただいてしまった…!この前やられてたのをまねっこさせてもらいました!
  • 04:44  RT @haruna26: こんな時間に書いてどのくらい反応あるか不明ですが、ブログにこれ書いてほしいー、とかあったら教えてください。アメリカのことでもそれ以外でも、もちろん。これ書いて!って言われたほうががんばれるんじゃないかっていう仮説です。笑
  • 04:44  RT @nakaharajun: デューイ、ヴィゴツキー、エンゲストローム、ピアジェ、、、偉大な学習・発達・教育学者を知る「旅」・・・今年も大学院生たちが、文献を読みこんで大学院夏合宿の準備をしています。http://bit.ly/cPvT28


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「ニュートラル思考」のススメ? ポジティブでもネガティブでもなく

最近こんな本を読みました「ウツになりたいという病」という本です。

ウツになりたいという病 (集英社新書)
植木 理恵
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5 脱出
3 ポジティブシンキングの弊害
5 ポジティブシンキングに疲れた方におすすめ

この本を読み、さらに最近このテーマに関連する本を読んで思ったのですが、結局

「変なポジティブさでもなく、変なネガティブさでもなく、自分の気持ちにニュートラルに付き合うこと」

が重要なのかなあとふと思いました。

ここでいうニュートラル思考とは、「いつもポジティブでもなく」「いつもネガティブでもなく」、そのときの気持ちを自分の中で認め、その時々の状況にあった行動を選択するということかなと個人的に思っています。

具体的にいえば、

  • 楽しいときは思い切り楽しむ(ムダに悲しいことは考えない)
  • つらいときには、思い切り落ち込む(無理矢理楽しい気持ちにしようと思わない)

というかんじかなと。

これは私の話でもあるんですが、なんとなく「ポジティブ思考」に関する本とか読んだりすると、「そもそも落ち込むことがなくてすむ」というかんじがしてきちゃいますよね(笑)「ずっと上機嫌でいられる」という幻想を持ってしまうというか。もちろん、ポジティブ思考に関する本にそういうことが直接書かれているわけではないんですけどね。

でも、実際はだれでも落ち込んだり、喜んだりするわけですよね。そのときに、なるべく「気持ち」と「状況」のギャップを大きくせず、つらくても自分のその状況を一度「受け入れて」しまうことで、結果的にその後に尾を引いたりすることがなくなるのかなあと思いました。

このあたりの「自分の気持ちを理解する、そして、その後は考えない・忘れる」というかんじのことは、これまで読んだ本に共通する発想かなと思います。例えば、以下の3冊とかそうかなと思います。

マインドフルネス認知療法―うつを予防する新しいアプローチ
Z.V. シーガル J.D. ティーズデール マーク ウィリアムズ
北大路書房
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おすすめ度の平均: 4.0

4 翻訳本は読んだことないのですが、原書は良かったです

考えない練習
考えない練習

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小池 龍之介
小学館
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おすすめ度の平均: 4.0

4 臨床的仏教の実践のための良いガイドブック
3 結構難しい本です。
3 む、難しい・・・。
1 作者の経歴と署名に・・・
5 超初心者の仏教入門としても

考えすぎない
考えすぎない

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本多 時生
アルファポリス
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まあ人間誰しも、「いつでも明るくいたい」と思ってしまいがちですが、それはそもそも無理なお話です。自分の気持ちとニュートラルに付き合って、ある意味柔軟に、その波にのって生活するのがよいのかもしれませんね。

▼以前書いた関連する記事

「認知行動療法」に関する本を読んでみた
http://www.tate-lab.net/mt/2010/02/post-159.html

Wed, Sep 08

  • 12:12  今回のワークショップの内容は、日本教育工学会(9月18日)でも行う予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください! http://bit.ly/a8hqK2
  • 12:10  RT @ikiikilab: いきいき研究室増産プロジェクト:「研究がうまくいかないのは誰のせい?」プレワークショップ始まり!! http://twitpic.com/2md7ga
  • 12:10  いきいき研(@ikiikilab)とコラボして開発しているケーススタディワークショップが終了!参加者のみなさんありがとうございました!かなり発見があったので、これはまた次回のプログラムに活かしたいと思います!
  • 12:07  今日はお忙しい中、参加いただいて、本当にありがとうございました!RT @miotsubaki ワークショップのお手伝いに向かう。
  • 06:36  RT @yuuhey: ワークショップに便利なMac用タイマーソフト 「Apimac Timer」http://bit.ly/clXUke
  • 06:32  ネットに「エンゲストロームの似顔絵」とか「エンゲストローム△」とかアップしてると、のちのちまで検索にひっかかりそうでこわいなwあとでエンゲストロームの真面目な記事もblogにアップしよう。
  • 06:02  google画像検索で「エンゲストローム」を調べると、自分が描いた似顔絵がでてくることを発見!見つけたとき目を疑ったw エンゲストローム – Google 検索 http://bit.ly/9G0cqU
  • 05:59  まさかGoogle画像検索で「エンゲストローム」と入力すると、僕の絵が出てくるとはw RT @hari_nezumi @tatthiyに意外な才能が!RT @YukiAnzai: こ、これは…! エンゲストローム -Google画像検索 http://bit.ly/ciBaXV
  • 05:31  雨がはんぱじゃないなー
  • 05:07  たくさんアイデア集まるとよいですねー!僕も考えてみますねー!RT @haruna26 わあ、舘野さんにさっそくRTいただいてしまった…!この前やられてたのをまねっこさせてもらいました!
  • 04:44  RT @haruna26: こんな時間に書いてどのくらい反応あるか不明ですが、ブログにこれ書いてほしいー、とかあったら教えてください。アメリカのことでもそれ以外でも、もちろん。これ書いて!って言われたほうががんばれるんじゃないかっていう仮説です。笑
  • 04:44  RT @nakaharajun: デューイ、ヴィゴツキー、エンゲストローム、ピアジェ、、、偉大な学習・発達・教育学者を知る「旅」・・・今年も大学院生たちが、文献を読みこんで大学院夏合宿の準備をしています。http://bit.ly/cPvT28


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【Learning bar予習】社員の「挑戦」と「安心」はセットで! – サイバーエージェント流 成長するしかけ(曽山 哲人,藤田 晋)

私の指導教員である中原淳先生が主催するLearning bar(ラーニングバー)が9/29に開催されます。Learning barとは、「組織学習・組織人材の最先端の話題をあつかう研究者と実務家のための研究会」のことをいいます。

今月は、サイバーエージェントの取締役 人事本部長 曽山哲人さんがゲストにきてくださいます。詳しくはこちら

ということで、今回はそのLearning barの予習を兼ねて、「サイバーエージェント流 成長するしかけ」を読みました。

サイバーエージェント流 成長するしかけ
曽山 哲人
日本実業出版社
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おすすめ度の平均: 4.0

4 利益と人間らしさの追及、、かな♪
5 率先垂範の大切さ
4 こういう本から謙虚に学ぶことが大切だと思う
4 宣伝本ではありますが
3 人事制度の浸透方法が秀逸

この本はサイバーエージェント社が、いかに「成長するしかけ」を社内につくってきたのかについて、具体的かつ生々しくその方法について紹介してあります。amazonの本の紹介だと以下のようなかんじです。

「21世紀を代表する会社を創る」を目指し、急成長を続けるサイバーエージェント。しかしながら、その道のりは平坦ではありませんでした。2003年、同社は社内制度の強化に乗り出します。離職率30%を超えていたベンチャー企業は、いかにして「働きがいのある会社」といわれるまでになったのか。「やる気」と「成果」を生み出すしかけを探ります。

本書の中では、「社員の定着を妨げた3つの問題」として以下の3点を挙げています。

  • ビジョンや価値観の浸透が弱かったこと
  • 社員同士のつながりが希薄だったこと
  • 個人への認知や、自己肯定感が不足していたこと

そしてこの問題を解決すべく、以下のしかけを作っていきます。

  • ビジョンと価値観を共有する-「Maxims」と「ミッションステートメント」を定める
  • 社員同士のつながりを強化-会話を増やすさまざまな工夫
  • メンバーの自己充足感を高める-メールや表彰式で褒め合う職場

本の中では、かなり具体的に方法が紹介されています。試行錯誤しながらミッションステートメントを作ったり、社内報の実践を行っていたり、その実践は多岐にわたり、どれもユニークです。

「これはマネできそうだ」とか「これをこうアレンジするともっと面白そう」というかんじで読むことができます。

このように様々な「成長するしかけ」を作っているのですが、これを作る際に大事にしていることが、以下のことであり、今回のLearning barにおいても重要なテーマになるのではないかと思っています。

社員の「挑戦」と「安心」はセットで

 当社では、人事制度設計の基本として、「挑戦と安心はセットで考える」ことを大事にしています。会社の成長のために挑戦してもらうには、安心して働けるような基板も必要です。挑戦だけでは社員は疲労しますし、安心だけでも社業の成長は鈍化するでしょう。

サイバーエージェント社では、常に人事で行っている施策を「挑戦」「安心」「金銭報酬」「非金銭報酬」という軸で整理しながら行っていくそうです。これは非常に面白いなと思いました。

このあたりの記事にも詳しくのっていそうです。

これが「社員が辞めず頑張ってくれる」制度 サイバーエージェント(後編)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20081030/175769/

本書は、「成長するしかけ」について、何を問題にし、どんな解決策をとったのか、そして、そのなぜその解決策をとり、どのような苦労があったのかということが、わかりやすく載せられています。これを参考に、自分でも何かやってみようと思えるような本ではないでしょうか。

ちなみにですが、私はこの本を読んで、ベンチャー企業と研究室はけっこう環境が似ているのかもなあと思いました。常に新しいことにチャレンジしていくことが大事な一方で、「心理的安全」などの確保も非常に重要です。しかし、このあたりっていうのはなかなか忘れ去られてしまう部分ですよね。ある種のジレンマを持ちながらも、前に進んで行かなくてはいけないというのは非常に似た部分かなと思いました。

結局「挑戦」と「安全」という二項対立を超えていくために、何か特効薬があるわけではないですよね。地道かもしれませんが、「全体のバランス」を考えなら色々調整していくしかないのかなと。

「挑戦が一番!」とか「安全が一番!」みたいに、どっちかに偏って終わりにならないことがとても大事なのかもしれません。

その意味でサイバーエージェントさんがやっているような「挑戦」「安心」「金銭報酬」「非金銭報酬」という軸で施策を見直すということは面白いなと思いました。

毎年、中原研究室のゼミ運営などで、新しい施策を考えたりするのが個人的に好きなのですが、この本を参考に、後期もまた色々やってみたいなと思っています。

さて、今回は「サイバーエージェント流 成長するしかけ」について紹介してきました。Learning bar当日ではどんなお話しがあり、どんなディスカッションができるのか?いまから楽しみです。当日に気づいたことがあれば、またこのblogでご紹介できればと思います。

現在、当日の場作りの企画も進めておりますので、参加なさる方は楽しみに待っていて下さい。

Ba Design Magazineという場作りに関するメールマガジンにおいて「Learning barのつくりかた」を発行しています。登録はこちらから。
http://bit.ly/3Zx22N

前回Learning barに登壇いただいた酒井穣さんの本の書評はこちら。

[書評]院生の僕がはじめて「課長」について考えてみた – はじめての課長の教科書(酒井穣さん)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/06/katyou.html

[書評]学べる組織になるためのノウハウたくさん! – 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (酒井穣さん)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/06/sakai-jinzai.html

はじめての課長の教科書
酒井穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 1604
おすすめ度の平均: 4.0

5 文書は圧縮された情報
4 まずは部下に興味を持とう!
5 マネジメントをする立場、指導係になったら絶対読むべき1冊
5 はじめてマネージャーになったので読んでみました。
5 課長じゃなくてもオススメ

企業内人材育成入門
企業内人材育成入門

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中原 淳 荒木 淳子 北村 士朗 長岡 健 橋本 諭
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 11032
おすすめ度の平均: 4.0

4 テーマ毎に人材育成を考える
1 人生経験の少ない学者の自己満足
3 企業内の人材育成の総合案内書/私には歯が立たない
2 育成担当=人事、育成責任=現場は古い考え方。
5 人事部門、特に研修担当の方にお勧め

教育・学習に関する「偉大なる理論家」たちを知る旅 – 研究室の合宿準備中

最近研究室の「夏合宿」の準備をしています。今年は9/13から2泊3日なのでそろそろ準備も切羽詰まってきました!

合宿では、毎年教育・学習に関する「理論家」たちをテーマに勉強会を行います。合宿はお隣の山内研究室のみなさんや助教のみなさんと一緒に行きます。

発表では、院生が2名で1組になり、以下の理論家のいずれかを担当して発表します。

  • スキナー
  • ピアジェ
  • ヴィゴツキー
  • デューイ
  • レヴィン
  • ブラウン
  • エンゲストローム
  • レイヴ
  • ショーン

だいたい一ヶ月半くらい前から準備に取りかかるイメージでしょうか。原著から解説本まで様々な文献をもとにまとめていきます。班によっては、何度もMTGを重ねます。

毎年合宿準備というのは、なかなか大変なのですが、自分の研究の大本になっている理論を再確認するということは非常に意味のあることだなと思います。

ちなみに僕はエンゲストロームを@YukiAnzaiくんと一緒に担当しています。エンゲストロームの活動理論の話はけっこう理解するのが大変な部分もあるのですが、楽しくやっています。エンゲストロームの紹介や、理論については、またあらためて記事にしたいなと思っています。

今回はせっかくなので、上記で紹介した理論家に関する本を本を1人1冊ずつ紹介してみました。全部紹介すると激しく数が増えますので、あえて1冊ということで。

原著だったり、解説本だったりで統一されてませんが、このあたりはゆるしてください。
あと、どうでもいいヒトコトコメントをつけましたが、これがしょうもないのもゆるしてください(笑)

それぞれの紹介などについても、合宿が終わったら記事にしたいなあと思っています。

もし興味がある方は、「読書の秋」ということでいろいろ本を読んでみるのはいかがでしょうか?

スキナー
スキナーといえば「行動主義」ですね。「刺激と反応」のお話し。

スキナーの心理学―応用行動分析学(ABA)の誕生
ウィリアム・T. オドノヒュー カイル・E. ファーガソン
二瓶社
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おすすめ度の平均: 5.0

5 おもしろい!ABAの基礎も身に付く
5 スキナーの業績を概観するには最適の書
5 スキナーの研究の概説書

ピアジェ
もしかすると「発達段階説」のイメージが強い人でしょうか。それ以外にもたくさん重要なアイデアを提起しています。「発達段階の人」とだけ思っているともったいないです。

ピアジェに学ぶ認知発達の科学
J. ピアジェ
北大路書房
売り上げランキング: 127770

ヴィゴツキー
「発達の最近接領域」という言葉が一番有名でしょうか?この人ももちろん「それだけ」ではありません。エンゲストロームなど、後世の研究者に非常に影響を与えた研究者です。

ヴィゴツキー入門 (寺子屋新書)
柴田 義松
子どもの未来社
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おすすめ度の平均: 5.0

5 ヴィゴツキー初学者のための必読書
4 ヴィゴツキーを学ぶときの導入にぜひ
5 ヴィゴツキー理論の全体像がコンパクトに
5 読みたくなる
5 和文訳本の不可解さの前に

デューイ
「問題解決学習」のイメージでしょうか。合宿でデューイを学ぶと「哲学者としてのデューイ」のイメージが強くなってきます。経験学習などを考える上でも超重要です。

経験と教育 (講談社学術文庫)
ジョン・デュ?イ
講談社
売り上げランキング: 16074
おすすめ度の平均: 5.0

5 ベテラン教師や、お母さんお父さんにも
5 伝統的教育観対進歩主義的教育観という対立軸を問う

レヴィン
レヴィンを合宿で扱うのは今回が初めてです。「場の理論」というのが非常に興味深いです。今回の合宿で発表を聞くのが楽しみな1人です。

社会科学における場の理論 増補版
クルト・レヴィン
誠信書房
売り上げランキング: 817419
おすすめ度の平均: 5.0

5 社会心理学における場の理論

ブラウン
学習科学の母といえるのではないでしょうか。「デザイン実験」の話などは毎回いろいろ考えさせられることがあります。日本語で読める本がほとんどないのが残念ですね。三宅先生が書いた「学習科学とテクノロジ」に少し紹介があります。

メタ認知―認知についての知識 (ライブラリ教育方法の心理学 (2))
A.L.ブラウン 湯川良三 石田裕久
サイエンス社
売り上げランキング: 1032992

エンゲストローム
エンゲストロームといえば「活動理論」のイメージでしょうか。たまに「三角形の人」と呼ぶ人も近くにいますが。ちなみに、「エンゲストローム△」と表現すると「本田△」みたいですね。どうでもよくてごめんなさい。

拡張による学習―活動理論からのアプローチ
ユーリア エンゲストローム Yrj¨o Engestr¨om 山住 勝広 百合草 禎二 松下 佳代 保坂 裕子 手取 義宏 高橋 登
新曜社
売り上げランキング: 118552

レイヴ
レイヴは単体よりも「レイヴ&ウェンガー」というイメージがあります、個人的に(笑)。「正統的周辺参加」という考え方は、教育・学習を研究する人にとってはずせません。価値観を問い直させられます。

状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加
産業図書
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おすすめ度の平均: 4.5

5 学習を共同参加の過程に位置付ける
5 実践的な知識とは何か
4 さて、学校においてはどのような実践が可能か
4 目から鱗が落ちる学習論です。
3 私には難しかったです。

ショーン
実は去年合宿で担当したのがショーンです。「反省的実践家」という言葉が印象的ですね。「専門家」について、いろいろ考えるきっかけになりました。ショーンはデューイに影響を受けつつ、それを発展させたというかんじもありますね。

専門家の知恵―反省的実践家は行為しながら考える
ドナルド ショーン
ゆみる出版
売り上げランキング: 47863
おすすめ度の平均: 3.0

3 理論好きな人に

というかんじで、いい加減なヒトコト紹介でごめんなさい(笑)
去年の合宿の様子は中原先生のblogに書かれています。僕も写真で登場しています。

大学院合宿
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1554.html

今年もまたいろいろな発見があるのではないかといまから楽しみです!
また行ってきたら、どんなことをやったのかご紹介できればと思っています。

教育・学習について包括的に知りたい場合はこちらが便利かもしれません。

「学び」の認知科学事典
大修館書店
売り上げランキング: 100418
おすすめ度の平均: 5.0

5 学び研究の「今」を知る、便利な一冊。

【小説】無理やり笑ってバイバイな「お別れ」をテーマにしたお話 -バイバイ、ブラックバード(伊坂 幸太郎)を読んだ

伊坂幸太郎さんの「バイバイ・ブラックバード」を読みました!

バイバイ、ブラックバード
伊坂 幸太郎
双葉社
売り上げランキング: 950
おすすめ度の平均: 4.5

5 星野の性格には非常に好感がもてた
5 泣かないで、笑って、さよならを。
4 主役は
4 納得
5 心に残るストーリー

毎回小説の書評を書くときは色々迷うんですが、一応僕のスタンスとしては「まだ小説を読んでいない人」に向けて書こうと思います!

なので、なるべくストーリーについてはAmazon等に紹介されているものにちょっと付け足したようなかんじで書いていこうと思います。

さて、本の話に戻ります。この小説は、太宰治の「グッド・バイ」から想像を膨らませて書いた内容であるといわれています。

「グッド・バイ」ってどういう話なのだろう?と思って調べてみると、要は主人公が10人の愛人に別れを告げていくストーリーなのですね。愛人10人というのがそもそもすごいですね(笑)しかもこの話は「未完」なのですね。

グッド・バイ (新潮文庫)
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 35446
おすすめ度の平均: 4.5

5 good!
5 続きを読ませて。
4 人間の光と影を書いている
5 太宰治の遺作(未完)です
4 太宰の本質

「バイバイ・ブラックバード」も基本的に設定は似ています。Amazonの内容紹介でも以下のように書かれています。

「理不尽なお別れはやり切れません。でも、それでも無理やり笑って、バイバイと言うような、そういうお話を書いてみました」(伊坂幸太郎)。

今回の話はまさにそんなお話しです。主人公がさまざまな女性と「お別れ」をしていく物語なのです。

本を読みながら、時には「ニヤリ」と時には「しんみり」と、「伊坂幸太郎さんの小説だなあ」というかんじを楽しみながら読んだ本です。

「お別れ」の話だからといって、「お涙ちょうだい」の話だったり、「暗くなる」ような話ではありません。「せつないのだけど、ちょっとかっこいい」という伊坂幸太郎さんの小説っぽいノリが読んでいて心地よかったです。

僕的には、伊坂幸太郎さんの小説の中でも好きな方に入るなと思いました。

僕は、伊坂幸太郎さんの小説にでてくる「ちょっと気弱でやさしい男のキャラのかんじ」と「なんだかサバサバした女の子のかんじ」っていうのがすごく好きなのですが、今回もそのかんじを存分に味わえました。

今回のテーマである「お別れ」は、単なるお別れではなく、伊坂幸太郎さん本人がAmazonでも書いてあるように「理不尽なお別れ」なのですよね。

「理不尽なお別れ」はたしかにやりきれないと思います。しかし、こんな別れ方だったら素敵かも?と思えるストーリーです。

伊坂ファンの人は当然楽しめると思いますし、伊坂小説が初めてという人にも読みやすく、すっと入れる本だと思います。

おすすめの1冊です。これもあとで読んでみたいと思っています。

「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために
双葉社
売り上げランキング: 99289
おすすめ度の平均: 5.0

5 ん〜…これは おまけ”付録”だね

しかし毎回思うんですが、伊坂さんの小説はほとんど全作読んでしまったので、読み終わった後が寂しいです(笑)また次まで待たないとーというかんじで。

実は「オー!ファーザー」は読んでないのでこれを買って読もうかしら。読んだらまた書評を書こうと思います!

オー!ファーザー
オー!ファーザー

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伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 8290
おすすめ度の平均: 4.0

4 設定が良かった。
4 やっていることは「陽気なギャングが地球を回す」とほとんど同じな気がした
4 後半がオススメ。
5 初期作品のファンならテッパン
4 ほっとする作品です

Sun, Sep 05

  • 03:21  すごい!RT @makimuramaho わお!アスクルみなきゃー! RT @MiyakeYuri 笑顔がステキ。@KeikoOnishiちゃんモデルデビュー?  http://twitpic.com/2kqt87
  • 03:20  RT @JUNYAmori: シェアハウス住民に聞いてみた「シェアハウスにまつわる6つのトピック」 – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/sejzFGw via @tatthiy
  • 03:20  RT @TrustPeaceAsh: こういうの探してました。RT @JUNYAmori シェアハウス住民に聞いてみた「シェアハウスにまつわる6つのトピック」 – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/sejzFGw vi …
  • 03:20  RT @seri_jp: 昨夜まれびとの話で盛り上がってましたw タイムリーな話 RT @yohei917: シェアハウス住民に聞いてみた「シェアハウスにまつわる6つのトピック」 tate-lab 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/nZFl
  • 02:43  おお!情報どうもです!チェックしてみます!RT @kuchiken 僕の友人の @masato_koike くんもシェアハウス経営していて、TVで紹介されてたよ!シェアハウス研究に是非!
  • 02:06  これまで書いた「シェアハウス」に関する記事のまとめはこちら → tate-lab http://bit.ly/b3ZU50
  • 02:05  紹介どうもです!RT @yohei917 シェアハウス住民に聞いてみた「シェアハウスにまつわる6つのトピック」 – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/nZFlHVw via @tatthiy


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先月の「アマゾン売上ランキング」をさらしてみる!(2010年8月編)

さて、先月から始めたアマゾンアフィリエイトの売上ランキングですが、今月もやってみようと思います。

ただ、相変わらず僕のblogはそんなに売上があるわけではないので、広く浅く売れており、単純にランキングにすると「同率だらけ」になります(笑)

ということで、うちのblogでは純粋に「ランキング」ではなく、売れた本をカテゴリに分けた上で、売れた順番に軽くご紹介できればと思います!

(つまり、今回紹介する本は、どれも最低1冊以上は売れた本になります。今回紹介していなくても売れている本はありますが、主要カテゴリのものだけ紹介しています)

今回売れたカテゴリは以下のようなかんじでした!

  • 文章執筆系の本
  • ワークショップ系
  • 学習・心理系
  • サードプレイス系
  • キャリア系

詳細は以下を御覧ください。

▼文章執筆系の本

7月に引き続き、文章執筆系の本が売れていました!一応私はレポートライティングに関する研究をしているので売れることはなによりです(笑)

河野哲也さんの「レポート・論文の書き方入門」は引き続き売れていますね!これは良書なのでおすすめです。この他にも文章執筆に関する本がいくつか売れておりました。

レポート・論文の書き方入門
河野 哲也
慶應義塾大学出版会
売り上げランキング: 616
おすすめ度の平均: 4.5

4 解説書としては良書だが……
5 本当に入門書。これから始められる。
5 この類をお探しなら、この本がベストです
4 テキスト批評ね!
5 必読の良書

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
山田 ズーニー
PHP研究所
売り上げランキング: 2825
おすすめ度の平均: 4.5

5 何度も読みたい
4 大人の為の文章術
4 知識もあれば、教え方(説明)もうまい!
5 考えながら読む
1 異様な評価・・・自分のレベルを対照して購入するか判断するべき

頭がいい人の文章の書き方 (イラスト図解版)
日本語倶楽部 小泉 十三
河出書房新社
売り上げランキング: 629
おすすめ度の平均: 5.0

4 文章の書き方を真っ向から説明している良心的な本
5 文章を書いた後に読んでほしい一冊
5 分かりやすく実用的です
5 わかりやすい!
5 技術士試験の受験生必見

だれも教えなかったレポート・論文書き分け術 (SCC books)
大竹 秀一
エスシーシー
売り上げランキング: 235340

○関連する以前書いた記事

僕が中原研で学んだ「先行研究の読み込み」に必要な3つのポイント
http://www.tate-lab.net/mt/2010/04/post-176.html

[書評]文章を書くことは、好きな人へのプレゼントをどう決めるかと同じ!?「伝わる・揺さぶる!文章を書く(山田ズーニー)」
http://www.tate-lab.net/mt/2010/04/post-175.html

[書評]元祖 文系のためのレポート書き方本! – レポートの組み立て方(木下是雄)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/05/kinoshita.html

▼ワークショップ系

ワークショップ本としては、中西さんの「ワークショップ 偶然をデザインする技術」が売れました。先日greenz.jpのイベントレポートをブログに記事として書いたからでしょうか。この本もよい本ですよね。もう1冊はイベントを実施するときに活用できる本ですね。アイスブレイク入門はわりとコンスタントに毎月売れている気がします。

ワークショップ―偶然をデザインする技術
中西 紹一 松田 朋春 紫牟田 伸子 宮脇 靖典
宣伝会議
売り上げランキング: 208161
おすすめ度の平均: 4.0

3 ワークショップとは何か?
5 非常に刺激的な本です
4 デザインは難しい
4 なるほど!
5 2006年はコミュニケーションの「進化」の年になりそうだ

人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
牟田 静香
講談社
売り上げランキング: 2927
おすすめ度の平均: 4.0

5 応用が利きます
2 人が集まる!行列ができる!講座イベントの作り方
4 痛快!!講座マーケティングの教科書
5 実践の中から書き上げた内容
5 現場、実践の知

アイスブレイク入門
アイスブレイク入門

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今村 光章
解放出版社
売り上げランキング: 1316
おすすめ度の平均: 5.0

5 ただのアイスブレイク集ではありません
5 参加者・出席者の満足度アップにつながる良書
5 配慮が行き届いた良書です。
4 参加者の絆を深めるアイスブレイクのレッスン書
5 とても楽しいです!

○関連する以前書いた記事

「ワークショップのデザイン!」(green drinks Tokyo)に参加してきた!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/green-drinks-tokyo.html

[書評]ワークショップの源流を探る
http://www.tate-lab.net/mt/2009/05/post-96.html

▼学習・心理系

研究系の本としては、以下の2冊が売れました。「さっくり学習科学」という記事を書いた影響でしょうか。「学習科学ハンドブック」は、よいお値段がしますが、手元に1冊置いておきたい本ですよね。もう一冊は心理統計の技法に関する本でした。方法論の勉強はほんとうに大事ですよね。

学習科学ハンドブック
学習科学ハンドブック

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培風館
売り上げランキング: 66364
おすすめ度の平均: 5.0

5 すべての教育関係者にお勧めする,「学習科学」研究をまとめた1冊

心理統計の技法 (シリーズ・心理学の技法)
渡部 洋
福村出版
売り上げランキング: 372294

○関連する以前書いた記事

ほんのさっくり「学習科学」 -「学習科学とテクノロジ」(三宅なほみ・白水始)から
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/ls.html

「わからない人は質問して下さい」という問いは本当に意味があるか?
http://www.tate-lab.net/mt/2009/11/post-143.html

▼キャリア系

8月の頭に京大でキャリアに関するイベントにでた影響か、キャリアに関する本も売れました。キャリアに関する本は、自分の生き方を考える上で時々読み返したくなりますよね。

自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書)
高橋 俊介
PHP研究所
売り上げランキング: 61843
おすすめ度の平均: 4.5

5 20代後半から30代前半の人にお勧め
5 示唆にとんだ考え方が多く得られる
4 キャリアの「節目」における「持論アプローチ」の参考に

自分をいかして生きる
自分をいかして生きる

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西村佳哲
バジリコ
売り上げランキング: 11113
おすすめ度の平均: 4.0

1 残念
5 自分と向き合って生きること
5 自分、他人を大事にできる本
5 貴重な本です
5 読みながら共に考える…そして答えは自分のなかにある

○関連する以前書いた記事

「大学生研究フォーラム2010@京都大学」に行ってきた!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/2010-4.html

「体が先に動くこと」を大事にする – 書評「自分をいかして生きる」
http://www.tate-lab.net/mt/2009/10/–.html

▼サードプレイス本

今月はサードプレイス本も売れました。王道の2冊ともいえますね。こちらはセットで買っていく方が多いようです。

The Great Good Place: Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and Other Hangouts at the Heart of a Community
Ray Oldenburg Ray Oldenburg Ph.D.
Da Capo Press
売り上げランキング: 21601
Celebrating the Third Place: Inspiring Stories About the Great Good Places at the Heart of Our Communities
Da Capo Press
売り上げランキング: 36819
おすすめ度の平均: 5.0

5 カフェ = 第三の居場所

○関連する以前書いた記事

サードプレイスコレクション2010の取材記事が掲載されました!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/02/2010-3.html

「学びのサードプレイス」を語るために
http://www.tate-lab.net/mt/2009/11/post-141.html

ほんの少しだけサードプレイスに関する本をまとめてみた
http://www.tate-lab.net/mt/2010/02/post-161.html

さて、いかがでしたでしょうか。

アフィリエイトの収入は雀の涙ほどなのですが、それでもやはり「自分がブログを書くことがだれかに対して影響を与えているのだ!」と思うとうれしかったりします(笑)

しかし、この売上をみると、先月私がどんな話題の記事を書いていたのかを振り返る機会になりますね。特に、「レポート」「キャリア」「ワークショップ」に関しては、自分が参加したイベントをベースに記事を書いているので、「そういえば、行ったなあ」と色々思い出すきっかけになりました。

7月のランキングと比較してみるとまた色々面白いです。
あのとき売れていた「筋トレ本」とかは、先月は全然売れませんでした(笑)全然記事書いてないですからねー。

もしよろしければ先月のランキングも御覧ください。

アマゾン売上ランキングをさらしてみる(2010年7月)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/20107.html

ちなみに、このblogで書いている主要なテーマに関する記事は「まとめ」というページにまとめてあります。こちらもどうぞご参照ください。

「まとめ」ページへはこちらをクリック
→ 
http://www.tate-lab.net/mt/matome.html

Tue, Aug 31


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