リーダーシップに関する授業では「リーダーシップの目標」を立てるということをよくします。リーダーシップ目標とは、具体的に「色んな人をビジョンで巻き込むようなリーダーシップを発揮したい」とかそういうかんじですね。

そのときにひとつ議論になるのが、

・強みを伸ばす目標にするのか?
・弱みを改善する目標とするのか?

という点です。例えば、「雰囲気作りが苦手なので、雰囲気作りができるようになって、そこでチームに貢献したい」というのは、どちらかというと「弱み改善ベースの目標」です。

こうした目標を立てるときには、「基本的には強みが活きるような目標を立てること。そのうえで、強みの発揮の障害になっている弱みは改善を目指すこと」が大切かなと思っています。

具体的には、

「自分は綿密な計画を立てて、チームが安定的なパフォーマンスを出せるようにすることで貢献する(強み)。これまでのグループワークでは、計画を立てることはできても、上から目線で計画を伝えてしまうことで、結局その大切さを理解してもらえなかったので、伝え方や巻き込みを工夫するようにしたい(弱みの改善)」

などがいいかなと思っています。

これをせずに単純に弱みの改善とすると「伝え方を工夫して巻き込む」だけみたいなことになってしまい、総体として「自分がどのようなリーダーシップスタイルを持っているのか・目指すのか」というのが見えにくくなるんですよね。

なので、なるべく「強みベースで考えつつ、その障害となる弱みについては合わせて改善を目指す」というスタイルがいいかなと思っています。

今日は、強みと弱みの話について書きました。これらを見極めて、成長の目標を立てるということは、けっこう大切だよなと最近あらためて感じています。

ちょうど授業でもこういうことを扱うので、受講生もぜひ意識してもらいたいです。

■リーダーシップ教育についてはこちらの書籍をご覧ください

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