「太ったときほど体重計に乗れない的な現象」をどう乗り越えるか:データによる現状把握と成長

何かを学ぶ・成長するためには、まずは「現状把握」が大切になります。「いまどのくらいなの?」というのがわからないと、目標設定や効果的なトレーニングができません。

しかし、人間というのは、そんなにロジカルなものではございません。

例えば、特に体重などを意識してないときにはひょいっと体重計に乗れますが、「最近太ってきたなー」と思っているときは、そもそも怖くて体重計に乗れません。本当は現状把握をしなくては何もはじまらないのですが、状況が厳しくなればなるほど、「現状把握したくない!」と思ってしまうのです。

これを「太ったときほど体重計に乗れない的な現象」と適当に名付けました。

この例は体重計ですが、おそらくさまざまな場面でこれは当てはまるのではないかと思います。

例えば、個人が何かを学ぶというときにもそうでしょうし、組織を変えるというときにも「現状把握をしましょう」とそもそも言い出せる雰囲気かどうかというのは大きいと思います。

「現状把握」は、ただ現状を把握するだけの行為なのですが、そもそも「現状把握をしてもいいよ」とすんなり思えるなら、大きなハードルをすでにクリアしているようなもので、本当の問題は「現状把握すらしたくない!」と思っているケースではないかと思います。

これってどうやって乗り越えたらいいのかというのは正直ぼくも悩んでいるところです。

無理矢理、現状把握させてしまうというのも、組織によってはできるかもしれませんけど、それでいいのかという問題もあります。

その中で少し糸口になりそうかなと思うのは「うまくいっていない現状のデータ」の扱いです。

これを見てショックを受けたくないというのが人間の心理なら、最初のデータは「記録するけど表示しない」っていうのもありなんじゃないの?と思うのです笑

要は「何かがよくなればいい」のですから、必要な情報は「差分」ですよね。

とりあえず「現状の情報」は記録としてはとっておいてもらってよくて、少し経った後に「ポジティブに変化しているものは何か」だけ教えてくれればいいのかなと思います。ポジティブ変化の例が少なかったら、これを増やそうとがんばっちゃうんじゃないかなと。

結局一番の目的は、「自分をポジティブな方向へ進ませるための行動を促すことができるか」であり、「現状をありのまま通知すること」ではないのではないかと思います。もちろん、ありのまま通知することが「行動を促す」のであればそれでよいと思います。

ただ、体重計問題と同様に、「見たくない」という人に無理矢理見せるということが、本当に学習を促すのかなというのは最近考えるところです。それが必要ということももちろんあると思うのですけどね。

先日こんな記事も書きましたが、「優しく、穏やかに気づくこと」は成長にとっても重要なことなのかなと思っています。

優しく、穏やかに気づくことの価値:成長のためのフィードバックのあり方とは

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