今年は例年に比べて、地方に目を向けて仕事をする機会を増やしています。これまではあまり「地方」とか「地域」ということに真正面から取り組む仕事はやってこなかったのですが、日本が元気になるとか、少し大きな視点を持って仕事をしようとすると、絶対に外せない視点となってきます。

まだはじめたばかりなので、なにかちゃんとしたことはいえませんが、自分が感じた「地方」と「都会」で働くことの違いについて少しまとめておこうと思います。

今回は「地方のシンプルさ」という観点からです。

地方にいって感じることというのは、自然がきれいとか色々あるんですが、個人的に一番感じるのは「生活がシンプル」ということかなと思います。

シンプルというのは、要は「選択肢の数が多くはない」ということです。例えば、ご飯を食べに行くとしても、行くお店の数はそんなにあるわけではありません。これはネガティブに捉えれば「選択肢が少ない」ということかもしれません。でもポジティブに捉えると「生活がシンプル」なので、それはそれでとても生きやすいんですよね。

生活の時間帯や、お店、やることなどの外枠がある程度決められているので、その中で自分がやりたいことを選べば良いということになります。

一方、都会であれば、「パスタが食べたい」と思ったときに、「パスタが食べられるお店」だけで、選択肢がむちゃくちゃあります。しかも、どんな時間帯でもいくことができます。これを「選択肢が多くて良い」とも捉えられますし、「選択肢が多すぎていちいちめんどくさい」とも捉えられると思います。

ぼくはどっちがよいというわけではないのですが、都会から地方にいって少し生活をすると、

「限られた選択肢の中で、いちいち色々な選択肢に頭を悩ませるのではなく、目の前のことに少し長い目でコツコツ取り組む」

という雰囲気を感じます。

こういう雰囲気って、研究をする上でもすごく大切になってくるので、地方の雰囲気を感じつつ、自分の仕事をするというのはけっこいいなと思ったりしています。

都会にいると、常に複数の選択肢の中からスピーディーに選択して、次に進むということを、並列でいろいろやるという空気のなかで生活しているかんじがありますね。

今日は地方と都会について「シンプルさ」という視点から書きました。

地方と都会どっちがよいというのは特に感じるわけではなく、その人のライフスタイルにあったものを選べばよいと思います。

ぼく個人としては、「どっちもいいな」というのが正直なところで、「都会か?地方か?」ではなく、「都会と地方の両取りをいかに実現するか」という問いが個人的に一番ワクワクするなーと感じています。

これからどんどんと新しい働き方が出てくるでしょうから、自分自身もいろいろな経験をしながら、しっくりくる働き方をみつけたいなと思っています。

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