研修・授業の「スタート15分」で意識したい5つの立ち回りのポイント:教え方の基礎

研修や授業などはスタートがとても肝心です。研修の目的をしっかり伝えるなど、色々な工夫があります。

その中で今回は特に「スタート時の立ち回り」で意識したいポイントについて5つにまとめてみました。これから研修や授業をする人へのヒントになれば幸いです。

1.自己紹介で軽く自己開示する
2.前にいるだけでなく動く
3.前提知識と関係性の確認をしよう
4.グループワークスタートの工夫をしよう
5.状況を観察しよう

それぞれについて説明します。

1.自己紹介で軽く自己開示する

研修・授業をする人がどんな人なのかというのは意外と気になるものです。共通点などがあると一気に親近感が湧きます。なので、時間との兼ね合いやバランスはあるものの、多少の自己開示をするというのは自己紹介で大切なポイントになります。

例えば、趣味の話でもかまいません。自分が好きなもので、参加者の人に話しかけれたときに一緒に話せちゃうようなものをトリガーとしていれておくことは意外と大切です。

2.前にいるだけでなく動く

最初は一番前で色々話すと思うのですが、なにかアイスブレイクのワークをやってもらうときや、グルーピングなどをしてもらうときは、一番前で指示するだけでなく、自分も動きましょう。

例えば、後ろの方のグループの近くに行って指示を出したり、聞いたりするのは重要です。物理的な距離は、意外と心理的な距離と関連します。身体を動かすことで、参加者と関係性を築いていきましょう。

3.前提知識と関係性の確認をしよう

授業や研修をするとき、学習者は必ず「なにか前提知識」や「関係性」を持っています。はじめて知る内容なのか、ちょっと知っているのか、そういう人が全体でどのくらいの割合なのかを知っていると、どこを力点に説明すればよいかわかります。

また、「関係性」についても、「全員がはじめまして」なのか「ちょっと知り合いのグループ」がすでに存在しているのかは、グルーピングの工夫をするための情報になります。そのあたりも上手に最初の段階で聞いておくと、その後進めやすくなります。

4.グループワークスタートの工夫をしよう

グループワークを参加者にやってもらう場合、最初は自己紹介などからスタートすることが多いと思います。そのときに適当にスタートしてもらってもいいのですが、例えば「誕生日が早い人順」など、ちょっとした工夫を入れると、それが自己紹介も兼ねるかたちになってグッドです。

「じゃんけんで決める」などもありなのですが、じゃんけんをしても、お互いのことはわかりません。せっかくなので、目的を押さえた一石二鳥を狙いましょう。

5.状況を観察しよう

導入のワーク(アイスブレイク)などをしているときには、なるべく参加者を観察しましょう。まずはグループ単位で、話が進んでいるグループ、少し大人しいグループなど、グループの状況を把握します。でもこれだけで終わってはだめです。

個々人もしっかりみないと、「一見盛り上がっているグループだが、よくみると、その中のひとりは一言も話していない」といったことが起こるからです。

最初から個人をみようと思うのは大変と思うので、まずはグループからいってOKなのですが、その後にしっかり個々人をみて、サポートが必要そうな人や、この人にスポットをあてると全体の場が盛り上がりそうな人などを見つけていくことが大切になります。

以上、5つのポイントについて書きました。

授業や研修の最初というのは、この集団がどういう価値を大切にするのかということだったり、その集団の雰囲気をつくりあげたりするという点で重要な役割を担っています。

ここがうまくいくと後半のメインの活動を焦らずにできるようになります。

もちろんこれは練習をして慣れていくことが大切なのですが、頭の片隅にこういうポイントをいれておくと、よいトライができると思いますよ。

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