リーダーシップのスタイルというのは、個々人で得意なやり方が異なるのかなと思います。特に学生のリーダーシップスタイルをみていると、大きく2つのタイプがいるなと思います。

1つ目は瞬発力型です。これは短いグループワークなどでも発揮がしやすいタイプで、どんどんしゃべって前に進めていったり、周りをがんがん盛り上げていったりすることでチームに貢献します。

瞬発力型という名前の通り、短い時間でもその人のタイプがわかりやすいので、就職活動等のグループワークでもわかりやすく貢献できるタイプかなと思います。

もう1つのタイプは持久力型です。こちらのタイプはそれなりに時間をかけてグループワークをするときに力を発揮するタイプです。一回のグループワークではあんまりがんがんしゃべったりしないので、貢献の仕方がわかりにくいのですが、こういうタイプは時間をかけて調べることが得意だったりしますし、みんなが気づかないこともしっかりやってくれます。

短時間のグループワークでは目立てないことも多いですが、実際仕事をする上ではこういう人がいないと仕事がまわらないということが多いです。

リーダーシップというと、どちらかというと前者の瞬発力型に目が行きがちかなと思います。就職活動のワークなども、時間が短いので、ある意味で瞬発力が求められます。持久力型にとっては、多少しんどいとは思うのですが、得意ではないなりに「最低限をクリアする」くらいのレベルは求められるかなと思います。

一方の瞬発力型は、一時的なワークなどではいいのですが、実際の仕事は長期間にわたって実施することが多く、その場を盛り上げるだけではなく、継続的に、目立たないところでもしっかり貢献していくということが必要になります。

学生の間は、自分が元々どっちのタイプかなということを意識しつつも、長所を伸ばすだけでなく、現時点では苦手な方も経験しておくといいのかなと思います。

学生時代の一番のメリットというのは、失敗に対するコストが低いことです。もちろんあんまり失敗したくないというのはあるかもしれませんが、失敗も含めた試行錯誤ができる機会というのは大変貴重です。

絶対に結果を出さなくてはいけない場面では、「苦手なスタイルを試す」ということがなかなかできないので、元々持っている手札を増やせないんですよね。なのでそういう機会を意識的に持ち、挑戦しておくといいのかなと思います。

今日はリーダーシップのスタイルについて、瞬発力型、持久力型という2つに分けて考えてみました。

ぼく自身は瞬発よりとは思うものの、実はけっこう短い時間で自分をガツガツだすのは苦手なのもあるので、短時間でものすごくアピールするのは少々苦手かもしれません。

自分のスタイルの特徴を掴みながら、長所を伸ばし、苦手な部分にも挑戦できておくといいのかなと思います。

■私が執筆したリーダーシップ教育に関する書籍はこちらです。

ブログの更新情報はLINE@でお知らせしています。毎日少しずつ会員が増えていってとてもうれしいです。

LINE@へのご登録はこちらから(無料、1日1回更新)
https://line.me/R/ti/p/%40nxz9065e

■学生向けのプロジェクトへの取り組み方に関するアドバイス

オンラインマガジンのかたちでまとめてあります。298円です。

高校生・大学生のための「ビジネスプランづくり超入門」:プラン・提案を考える上で絶対に押さえたい10のポイント
https://note.mu/tatthiy/m/m9a2982537694