ダイバーシティとか多様性の理解とかいうと、「グローバル」とか「世代間の違い」とか、かなり文脈の異なる他者同士を想定することは多いと思います。
ただ、大学で授業とかをしていると、そんなに離れたものではなく、「同じ大学にいるお隣の人」であっても、「多様な考え方を持っている」ということを実感することはあんまりないのかなと思います。
例えば、授業の中で「どんなときにやる気がでますか?」ということについて考えてもらう機会があります。その上で、グループの人と共有するのですが、そうすると「こんなにやる気がでるスイッチって人によって違うのか」とみんなとても驚きます。自分と一緒だと思っていたら、みんな違うというかんじなんですね。
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こうやって驚くということは、知らぬ間に「みんな一緒のはず」という仮定をおいているからなのだと思います。
でも実際話をすると、お隣の人であっても全然違うのですね。
こういうのをみていると、学校時代というのは同じメンバーとかなり長い時間過ごしているのに、実際のところ「どういう考えを持っているのか」など深いところの部分は、全然会話せずに過ごしてしまうのかなというかんじもしました。
多様性ということについて大上段に構えるのではなく、まず自分がいつもいるメンバーが「どんなことを、どういうふうに考えているのかな」と興味を持ってみるというのが大切な第一歩なのかなと思います。
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今日は多様性について書きました。
「他者がどんな考え方をしているのか」を知るのは、リーダーシップを育む上でもとても重要なことです。
人を動かす、巻き込むということを考えたときに、「自分と同じ考えである」という前提を持つと、うまくいかないことも多いです。「こういう考えもあるんだ」というバリエーションを知っていることは、必ず役に立ちます。
「きっと同じ」と思い込まずに、素朴にお友達にいろいろなことを聞いてみてください。そうすると意外な発見があるかもしれませんよ。
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