「安心して失敗できる場」としての大学:リアリティと試行錯誤できる場のバランス

最近「大学という環境だからこそ得られるものはなにか」をよく考えます。大学生にとっての学びの場は最近どんどん増えてきています。例えば、インターンなどの「大学外の学びの場」は昔に比べて格段に増えており、大学の中だからこそできることは何かを考えざるをえません。

最近この点について、色々なインタビューなどをしながら考えているのですが、ひとつポイントになりそうなのは「大学は安心して失敗できる環境である」ということです。

何かを学ぶときに「リアルな場で実践すること」はとても重要なのですが、リアルな場では「失敗は命取り」になるケースがあります。だれかに迷惑をかけたり、実際に金銭的な損失なども起こるケースもあったりするでしょう。

実践での学びは、「失敗から学ぶこと」が大事であるにもかかわらず、「失敗によるコスト」も同様に大きいのです。

こうした点に対して、大学での学びは「失敗に対するコスト」が相対的に低いといえます。もちろん、産学連携・地域連携のなかでの学びは「失敗が許されない環境」もあるとは思うのですが、「ある程度のリアルさと、失敗しながら試行錯誤ができる環境」を準備できるのが教育機関である強みなのかなと思います。

その点を考えると、大学の学びでは「無理にリアル度を高めすぎて、失敗ができないような環境」にするのではなく、「リアリティを高めながらも、失敗による学びができる環境を構築すること」がひとつのキーになるのではとも考えています。

社会人になった卒業生と話していても「大学は失敗しても大丈夫な場なので、安心して学ぶ環境があった」というエピソードはよくでてきます。

今日は大学という場の意味について考えてみました。

大学での学びにおいても、「実践性」や「リアルさ」が求められる中で、それでも「大学だからこそできることは何か」を考えることは重要なことかなと思います。

もちろん、いわゆるPBLやサービス・ラーニングだけでなく、理論面での貢献という側面もあるのですが、大学教育の意義を自分なりに再定義しておきたいと思っています。

このブログを読んでいる大学生に対しては「大学という場であれば、失敗しても大丈夫。だから、自分の殻を破るような挑戦を少しでいいからしてみて」というのが伝えたいことです。なんでもいいので、一個でもアクションをしてみるといいのかなと思います。

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