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先日「リーダーシップ開発に関する授業をどのようにつくるのか?」について考えるワークショップを学内で企画・運営しました。立教大学経営学部のBLP(Business Leardership Program)を素材にしながら、1.リーダーシップが身についている状態とは?、2.そのために何ができるのか?、を議論しました。

私は立教にきて2年目ですが、BLPでは教職員+学生が一体となって、授業を改善していくカルチャーがあるため、このようなワークショップをする機会が年に数回必ずあります。ここで出てきた内容というのは、授業の改善に直結し、具体的なアクションにつながっていくため大変やりがいがあります。

近年の大学教育はプロジェクト型学習(PBL)なども増えていますが、この方法が成功するかどうかは、授業が大規模になればなるほど、運営チームのプロジェクトがうまくいくかにかかっているといえます。つまり、こちら側がよい「プロジェクト型学習のモデル」とならない限り、授業そのものもなかなか成立しないのではないかと思います。

「リーダーシップを教えるあなたのリーダーシップはどうなのだ?」
「プロジェクト型学習をやれというあなたのプロジェクトはどうなのだ?」

という問いをつきつけられながらやっている思いです。

ただ、このような環境は教員である私にとっても絶好の「リーダーシップ開発の機会」でもあります。

見方を変えれば「学生のリーダーシップ開発を行うためのプロジェクト型授業を考える」という、プロジェクト型学習を通じて「教職員のリーダーシップ開発を行っている」ともいえます。

このようなサイクルが回っていくと、結果的に学生・教職員のリーダーシップが開発され、それぞれが一体となった学びのコミュニティが形成されていくのではないでしょうか。

今週は京都で開催される「大学生研究フォーラム」の関連で「リーダーシップ開発学」に関するワークショップを実施します。参加されるみなさま、京都でぜひお会いしましょう!