月別アーカイブ: 2010年11月

【書評】学校を外から支えるコミュニティの力 -「カタリバ」という授業

先日「「カタリバ」という授業」という本をご献本いただきました!この本は個人的にとても読みたいと思っていた本でした!

本書は「カタリバ」というNPO法人の活動について紹介している本です。活動内容を本書から引用してみます。

カタリバは主に高校生に向けたコミュニケーションのプログラムを実施している団体だ。カタリバでは、親でも教師でもない、本人にとって利害関係の薄い第三者との関わりと”ナナメの関係”と呼んでいる。高校生向けのプログラムを企画・運営するのは彼らと”ナナメの関係”にある大学生だ。驚かされるのはこれらの大学生がすべてボランティアで参加している、ということだ。

カタリバでは、ナナメの関係ということを重視し、高校生を「かえる」というわけではなく、自分自身と向きあうきっかけをつくることを目的としているようです。現在カタリバのボランティア登録をしている大学生はなんと4000人を超えるとのこと。これはすごい数字ですね。

この活動にはとても共感することが多かったです。「そうそう、たしかにそういうことって大事だよね!」というかんじがとてもしましたし、僕が大学生の時にこの活動を知っていたら、参加したいかもなとすら思いました(笑)

共感ポイントはいろいろあるのですが、そのひとつに「学校を外から支える」という点があります。

本書で該当するのは、具体的には以下の部分です。

以前から教育の現場を訪れる機会はあったが、この教育実習で「学校教育だけですべてが行えるわけではない」という思いは確信になった。
「今の教育に足りない機能を担う存在として、学校環境に関わっていこう」
就職にあたって竹野がだした結論はそうしたものだった。

この部分は非常に共感しました。

私も大学時代は教育学科におり、教員免許を取り、教育実習もしました。教育実習自体も楽しかったし、教育や学習に関わることはとても好きです。しかし、最終的に大学院を選んだのは、学校の「外」から教育に関わりたいという思いがあったからのように思います。この本を読んで、そうした自分の中にある思いみたいなものを再確認することができました。

この本を読んで、自分のことを振り返ってみると、僕自身が大事にしていたコンセプトが、ある意味うまく言語化されているなあと思いました。

・「ナナメの関係」を大事にする
・学校を外からサポートする

といった点は、自分が大学生のときから漠然と自分の中で考えていた大きなテーマであるように思います。こうしたコンセプトを持ちつつ、しっかり組織として運営できているということは本当にすばらしいなと思いました。

しかし、それと同時に、「自分はこれからなにをやろうかな?」とも思いました。カタリバの活動は面白い。だけど、これをすでにやっている人がいるのであれば、自分は他のことをやるべきだろう、ということです。

今回の本の中でまだ言語化されていないけど、自分の中で大事にしている他のコンセプトはなんだろうか?

そんなことを考える一冊でした。

教育に関わっている人にとっては、非常に面白く読める本だと思いますし、なにか新しいことにチャレンジしたいと思っている人にとっても背中を押されるような本じゃないかなと思います。

■参考URL

カタリバのWebサイトです。

NPOカタリバ キッカケうまれる、ナナメの関係 | KATARIBA
http://www.katariba.net/

Tue, Nov 09の舘野のツイート

  • 10:14  メンタリングの起源は、オデュッセイアの登場人物である「メントール」さんからきているという説がある。 #nakaharalab
  • 08:41  RT @nakaharajun: 研究デザインの際には、1)自分自身が見たいもの(知りたいもの)と、2)社会の人々がぜひ見て欲しい(知りたい)と思っていることと、3)先行研究を概観してまだ誰もやっていないこと、の「3方向」から「オリジナリティ」を見つけてみるとよいかもです。
  • 06:51  @madoka1122 コメントありがとうございます!レポートの書き方の本ですと、自分の問いを立てるために、先行研究を批判的に読んだり、自分の問いをマップ形式でまとめる方法などが紹介されています!そもそも問いを立てるための技法自体をそもそも知らないということもあるかなと思います!  [in reply to madoka1122]
  • 05:07  RT @ihayato: ブログ更新。ふとこんなことを思ったので書き留めます。 「知らない」のではなく「知らされてない」だけ。ソーシャルウェブが実現する受動的情報摂取 http://bit.ly/bT3g6T
  • 05:07  このチャリは安いし、安いわりになかなかよいですよー!RT @yohei917: @3keys_takae この折りたたみ自転車はよいらしいよ。http://amzn.to/algWNt @tatthiy 情報。


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【コラム】小3のときに書いた「なぜか・どうしてかノート」 – 問いを立てることは?

このブログでよく取り上げることの1つに「質問力」みたいな話があります。どうやったらいい質問ができるのかとか、そういうことですね。「問いを立てる力」ともいえるかもしれません。

僕が研究している「大学生のレポートライティング支援」においても「問いを立てる力」は非常に重要といわれています。というか、結局「問いを立てること」が一番難しいんですよね。レポートの形式はわかったけど、「何を書けばいいかわからん」というのは、みなさん体験したことがあるんじゃないでしょうか。

ちなみに僕が学部の頃にいた青学の鈴木宏昭先生の研究室では、大学生が文献を読む中で、自分がレポートで論じるべき問題を発見することの支援を研究していたりします。

市販の本では、戸田山先生の「論文の教室」がとても参考になります。問いを見つける方法が複数紹介されています。

論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)
戸田山 和久
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「どうやって問いを立てる力を身につけるのか」というのはなかなか難しく、それ自体がなかなか面白い問いですよね。

さて、本題に入りましょう。以上のように「問いを立てる力」について考えていたときに、ふと小学校時代のことを思い出したので今日はその話を書きたいと思います。

今回紹介するのは「なぜか・どうしてかノート」の話です。これはおそらく小学校3年生の時だと思うんですが、そのときの担任の先生が導入した仕組みだと思います。なんの教科でやったのかとか完全に忘れました。

どういうものかというと、まずノートを買ってきて、それを「なぜか・どうしてかノート」と名づけます。そして、中身は何を書くかというと、ノートの真ん中くらいに線を一本引いて、

左側に「なぜか・どうしてか?」と思ったことをとにかく書く
右側には「その答え」がわかったら書く

というものでした。

あんまり覚えてはいないんですが、ノートの名前をみてもわかるように、「なぜか?どうしてか?」という、質問を書くことがとても大切にされていた気がするんですね。そして、僕はなぜかやたらと「なぜか・どうしてか?」の質問を大量に書きまくっていた記憶があります。それこそ「地球の大きさはどのくらいか?」みたいなレベルからいろんなことをとにかく書きまくっていました。で、図書館とかにいって、わかったやつは答えを埋めるんですね。

あのときは何も考えていなかったけど、この実践て面白いなあといまさら思いました。教科書にわかっていることを書いたりするのではなく、「疑問」をどんどんかたちにしていくことが奨励されているんですね。

あのときの僕は、なぜだかわからないけど、とにかく一心不乱にたくさん質問の数を増やすことに一生懸命になり、質問の方を粗探ししていた記憶があるんですが(笑)、これはいまさら考えてみると、問いを立てるよい練習になるんじゃないかなあと思いました。

まあ結局このノートは、その担任の先生の時しかやらなかったし、僕は継続してこのノートをずっと取っていたというより、一時的にしかやらなかった記憶があるんで、僕自身の問いを立てる力がついたかは謎ですけど(笑)

さて、今日は小学校のときにやった「なぜか・どうしてかノート」の話を紹介しました。まあこれこそなぜだかわからないんですが、大学に来る途中で突然、「そういえば、昔小学校のときにあんなことやってたな」と、ふと思ったのでブログに書いてみました。

問いを促すひとつの実践として興味深いですよね。考えてみれば、海外の理科教育の実践においても、「よい質問ができること」を評価の指標とした実践がありますね。カール・ベライターさんのKnowledge forumの実践です。(Knowledge forumについて詳しく知りたい方はこちら

検索したら中原先生のページが見つかりました。この部分ですね。

4人目のスピーカ:Carl Bereiter
 - CSILEの開発、現在はKnowledge forum(Sophisticated BBS)として商用
 - Knowledge Forumの場合、LearningはBBS上でおこる、だからそれを分析すればよい
 - Levels of explanatory inquiry(Chan & Lee 2001)
  – 学生の書き込みのうち、物事を問う質問(Question)だけに注目する。そして、それを分類する
    レベル1. 用語の説明を求めるもの
    レベル2. なぜ、どのようにのような質問
    レベル3. これが原因でこれがこうなるのはなぜですか、わたしはこう思うんだけど(自己推測)
    レベル4. わたしは○○のように思っている(自己説明)。でも、それが正しいとすると、これはどうよ?

SIGLES 第3回 2002年11月16日
http://www.nakahara-lab.net/lot/sigles.html

こういうノートを使うことで問いを立てる力がつくのか、さらにはどのようにレベルが深まっていくのかというのは非常に面白いですね。

この「なぜか・どうしてかノート」みたいなことは、みなさんもやったことあるんでしょうか。他にこういう実践があったらツイッター上で教えてください。

舘野 泰一 (tatthiy) on Twitter
http://twitter.com/tatthiy

■関連する記事

「わからない人は質問して下さい」という問いは本当に意味があるか? – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2009/11/post-143.html

質問力の肝となるセカンドクエスション – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2010/10/post-191.html

■関連する本

論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)
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教授・学習過程論―学習科学の展開 (放送大学大学院教材)
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Fri, Nov 05 舘野のツイート

  • 14:55  お買い上げありがとうございます(笑) RT @nakaharajun 舘野君のブログにマンマとのせられ、茶の湯のマンガ「へうげもの」を大人買い。小生としたことが・・・tate-labアフィリに貢献してしまった。 http://ow.ly/34SoT  [in reply to nakaharajun]
  • 14:54  @showgo プレハブ壊れるかと思ったw  [in reply to showgo]
  • 13:23  なぜかシャ乱Qを熱唱なひとたちなう。懐かしいw 一時間限定カラオケです。
  • 09:07  俺、水曜は博士研究の発表があるんで無理っぽいっすー。RT @2ndlab: 行ける RT @yohei917: @tatthiy @Misho @2ndlab 11/10/1200@用心棒
  • 06:42  今度行きたいな。タイミング的に来週かしら。RT @yohei917: @Misho 東大前の二郎じゃなくて用心棒だね。http://bit.ly/bWf6sU @tatthiy @2ndlab @tomokihirano
  • 06:42  @pore_pore0 おお!台湾の茶人と知り合う機会があったとはすごいですね!私もなにかまた情報があったらblog or Twitterで書こうと思います!逆にいろいろ教えてもらいたいこともありますので、今後ともよろしくお願いしますー!  [in reply to pore_pore0]
  • 05:50  RT @nafnaf: ブログうぷ。来週水11/10、19時〜 グラフィックファシリテーション&beyond ワークショップ始まるよ。申し込みお待ちしてます。http://bit.ly/bxXgSZ  #GraphicFacilitation
  • 05:37  そういや今回のナルトは感動した。 → 岸本 斉史 (コミック – Nov 4, 2010) の ‘NARUTO―ナルト― 53 (ジャンプコミックス)’ を Amazon でチェック! http://amzn.to/aqXqfV
  • 05:23  RT @clione: “自分の場を作るときのひとつのメタファーというか、アナロジーのもととして、お茶の世界は非常に学ぶことが多いなと感じています。” RT @tatthiy: 【ブログ更新!】「茶道」の発展から学ぶ、場づくりの作法 – tate-lab http://b
  • 05:23  ご紹介ありがとうございます!うれしいです!RT @pore_pore0: 一座建立・・・「主客の和」だけでなく、立場を超えた客同士の「相客の和」が重んじられているのです。素敵なBLOGです。みなさんも是非^^ RT tate-lab http://bit.ly/9KF0Oi
  • 05:21  おじゃましましたー!今後の展開が楽しみですね!RT @2ndlab: 今日は @yohei917 @Misho @tatthiy @tomokihirano が我が家に遊びに来て、部屋のレイアウトとかイベントの企画とかを話していた。オープニングパーティーとか朝勉強会とかいろいろ
  • 05:21  またぜひよろしくお願いしますー!RT @ikiikilab: 今,シェアハウスに帰宅.みなさま会えずにスイマセン・・・ 今日の文科と経産の合同シンポの話も超おもろいネタがあったので,話せずに残念.また来週にでもぜひ! @2ndlab @tatthiy @Misho
  • 05:21  いろいろ教えてください(笑)RT @yohei917: @tomokihirano @2ndlab @Misho @tatthiy 次は12頭に京都で会いましょう。ニヤリ。
  • 05:20  RT @miyatau: 場作りの話から、茶道を学びに行く話になったばかり! RT @tatthiy: 【ブログ更新!】「茶道」の発展から学ぶ、場づくりの作法 http://bit.ly/9KF0Oi


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【コラム】「茶道」の発展から学ぶ、場づくりの作法

昔は全然興味がなかったのですが、最近「お茶の世界」に興味をもつようになりました。

漫画「へうげもの」を読むようになったり、お茶に関する本やネットの記事などをのぞくようになったりと、いろいろ情報を集めるようになりました。また、研究室の後輩である我妻さんがお茶をやっていたこともあり、研究室でお茶の立て方を教えてもらったりしています。写真はそのときに撮ったものです。

tea.JPG

お茶の世界に興味を持ったのは、昨年「茶道に学ぶ、大人の学び」というイベントのアドバイザーとして場づくりを行ったことが1つのきっかけとなっています。そのときのコンセプトは以下のようなものです。

茶道には、亭主と客が互いの役割を果たし、一会の茶会を成り立たせる「一座建立」という言葉があります。つまり、「主客の和」だけでなく、立場を超えた客同士の「相客の和」が重んじられているのです。

人が学び、育つ上で大切なことは、単なる知識の伝達行為ではなく、多様な他者とのコミュニケーションを通じた、リフレクションかつ、インタラクティブな学びともいえます。

今回のパーティでも、茶道の「一座建立」からヒントを得て、様々な他者との対話を通じての楽しさや、大切さに気づくことができる学びの場を目指しました。

(詳しくはイベントのレポートがありますので、リンクを記事の最後に貼っておきます。)

「お茶の世界について学ぶ」といっても、僕の知識のベースは漫画「へうげもの」にかなり影響されています(笑)

この漫画は戦国時代の古田織部を主人公としています。戦国時代というと、普通は織田信長→豊臣秀吉→徳川家康といった流れを「戦いの歴史」として描くことが多いかと思うのですが、この漫画は「お茶の世界の発展」といった、「文化面」に焦点を当てているのがユニークです。

文化面に焦点を当てているといっても、決して「戦いとは無縁で文化を描く」のではなく、「戦いや政治面との関わり」を描きつつ書いているという点が面白さのポイントです。

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))
山田 芳裕
講談社
おすすめ度の平均: 5.0

4 戦国ものに、新たな視点
5 デカい漫画
5 趣味人の世渡り
4 闘う/悩めるアンティークコレクター!!!
4 特有の濃さが上手く生かされている

さて、それでは今回なぜお茶の話をしようと思ったのか?

それは「お茶の世界の発展」は、いろいろと場を作るときにインスパイアされることが多いのですね。建物をどうデザインし、どのような器を使い、どのようなコンセプトを表現するのか。こうしたトータルでのデザインという意味で、色々参考になることが多いです。

また、お茶の世界をみていて面白いと思うことの1つが「どのように発展したか」なんですよね。

例えば、お茶の世界を発展させた有名人として「千利休」がいるわけですが、彼は「黒」を基調とした、ムダを省いたデザインを好んだといいます。(PEN BOOKによると、たしか、「静的」なデザインと書かれていたような気がします)このときのデザインは、黒一色のクールなかんじといえるでしょうか。

古田織部は、もともと利休のもとで学んでいました。しかし、彼が作った作品は利休のマネではありませんでした。古田織部は、器の形をダイナミックにデザインしたりすることなどから、利休と比べると「動」のデザインといわれるようです。

このように、元々どういった価値観をもとにどのような場がつくられたのか。そして、その場がどのように乗り越えられてきたのかというプロセスが面白いです。

こうしたデザインの変遷をみると、自分はどういう場を作る人になりたいのかなとふと考えてしまいます。

例えば、私が場を作るときのモデルというのは、ワークショップ等で有名な上田信行先生などの影響をものすごくうけているわけです。しかし、その場づくりをそのまま真似をしているだけでは面白くありません。

もしあの先生が「千利休」だとしたら・・・
自分は何をもって発展することができるのか?

こういうことを考えるきっかけになるんですね。

自分の場を作るときのひとつのメタファーというか、アナロジーのもととして、お茶の世界は非常に学ぶことが多いなと感じています。

さて、今回はお茶の世界についてちょっと書いてみました。オチがあるわけじゃないんですが、茶道の世界が発展していくプロセスをみていると、ついつい「これからどういうふうに場づくりが発展していくのか」さらには「自分には何ができるのか」を考えてしまいます。

思考の一つの材料のようなものですね。

考えてみると、美術館に行ったりしたときにも似たようなことを考えている気がします。

「昔は、こういうことを表現しようと思って、こういう工夫をしたのか」
「それがこういうふうに乗り越えられていったのかー」

といったように、漠然とその変遷のプロセスと、自分の領域の発展と対応させて考えているように思います。

みなさんにもそういう「ついつい対応させて考えてしまうもの」はありますでしょうか。また、お茶の世界以外にも面白いものがあったら教えてください。

■関連する本

この2冊はとても興味深いです。

ペンブックス 茶の湯デザイン 大幅増補!完全保存版(pen BOOKS)
ペン編集部
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4 感謝

ペンブックス 千利休の功罪 (Pen BOOKS)
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おすすめ度の平均: 4.0

4 感謝

さきほど紹介した上田信行先生の本です。

プレイフル・シンキング
上田 信行
宣伝会議
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おすすめ度の平均: 5.0

5 仕事を楽しまなければ、新しいものを生み出すことはできないことの理由
5 Playful men win the day !
5 明日からさっそく実践!

Thu, Nov 04

  • 08:55  @2ndlab 了解です!飯買っていきます。FIRE HOUSEでハンバーガー買ってくかもです。うちの研究室の人が何人かいくかもです。  [in reply to 2ndlab]
  • 08:20  RT @next49: 自分がレポート作成の授業を担当するようになったら、まず、学生に数十本の他人のレポートを読ませるところから授業を始めるべきだな。そうすれば「タイトル」と「概要/要旨」の重要性が理解できるはず。
  • 07:46  りょうかいですー! RT @ikiikilab: 僕はちょっと遅れます.先に盛り上げといてください? @tatthiy おっけー!俺もそのくらいの時間にいきます!うちだくんも20時にいくってさー。RT @Misho: @tatthiy 某シェアハウス
  • 07:22  これ試してきました。うまかった。カルビソースは多めにいれたほうがよいですね。→ ついに発見! 松屋の牛めしの最高にうまい食べ方! – Ameba News [アメーバニュース] http://bit.ly/al74Ep
  • 07:21  おっけー!俺もそのくらいの時間にいきます!うちだくんも20時にいくってさー。RT @misho: @tatthiy 某シェアハウス,2000に行きます。 *てょりゅふ*
  • 05:52  いくよー!RT @Misho たってぃー今夜某シェアハウス行くのか *てょりゅふ*
  • 05:35  ありがとうございます!確認しましたー!20時くらいに伺います!RT @2ndlab: @tatthiy 家の場所DMしといたですー
  • 05:06  遅ればせながらご紹介ありがとうございました!RT @IHayato これは勉強になります。必要最小限の情報をまとめた議事録を心がけたい。 【コラム】よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!? http://bit.ly/9GlBJ6
  • 02:05  RT @YukiAnzai: いつも思うけどワークショップは終わった「あと」からが面白い。WSのスイッチを切った途端、WSで生まれた揺さぶりや変容が一気に吹き出るかのように、別の場のスイッチが入る感じ。だから終わったあとにそそくさと会場を出てしまうはちょっともったいなかっ …
  • 02:05  RT @hari_nezumi: 「継続」をどの桁(回数・スパン等)で捉えているかの差異、面白い。サステイナブル流行だがそこにこそ難しさがあるのでは?MT @YukiAnzai: 継続型の場作りはものすごく大変RT @tatthiy:継続してイベントをやり続けることの意味 …
  • 02:05  RT @YukiAnzai: 継続型の場作りはものすごく大変ですね。場作りのルーチン化、高くなるハードル、予定調和化、飽き、などとの戦い。RT @tatthiy: 【ブログ更新】継続してイベントをやり続けることの意味 – HappyHourを終えて tate-lab ht …
  • 02:05  ツイートありがとうございます!RT @nakashimahiro: 【コラム】よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!? – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/DDs3FE8 via @tatthiy
  • 02:04  RT @musevanreyback: 確かに深い、議事録って。 【コラム】よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!? – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog http://t.co/hZSeilD via @tatthiy
  • 02:03  RT @nafnaf: 議事録と限定せずグラフィックレコーディング応用したノートの取り方教えます!RT@nanami_32:議事録取り方講習みたいなのものってあるでしょうか QT 議事録越えチームビルディング @memohara:@tatthiy:よい議事録とは http …


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【コラム】継続してイベントをやり続けることの意味 – HappyHourを終えて

先日久しぶりに「Happy Hour(ハッピーアワー)」というイベントを行いました!このイベントは、私が所属している東京大学大学院の学際情報学府の学生さんを中心に、研究室やコースの枠組みを超えて交流することを目的としたイベントです。東京大学の福武ホールのテラス部分に椅子と机を用意し、お酒と軽食を元にいろいろお話しをするというかんじです。

これは、3年前に、お隣の研究室にいた牧村真帆さんと一緒にゲリラ的に実施したイベントです。学際的な組織であるならば、日常的に他の研究室と交流する場があってもよいのではないか!と思って、勝手にスタートしてしまったものです(笑)この三年間の間に、安斎勇樹くん(山内研M2)や木村充くん(中原研M2)、教育部の清宮涼さんなどが企画の中心に加わり、いろいろな発展をしてきました。ついこの間やり始めたかと思ったら、もう3年もたっていることに個人的にもびっくりです。

先日実施したHappyHourについては、僕が中心でやったのではなく、木村君が中心になり、企画・告知・実施をしてくれました。自分の後輩が自主的にHappyHourやりたい!と言ってくれるのはとてもうれしいことでした。木村君お疲れ様でした!

さて、今回久しぶりにHappyHourを体験してみて、いろいろ考えたことがあります。それは「継続して場を作ること」の意味です。単発のイベントを行うことと、継続してイベントを行うことの違いみたいなことをとても感じました。

うまくいえないのですが、「場作りの技術」というと「一回の場をどのように盛り上がるようにデザインするか?」ということとして捉えられることがあると思います。しかし「継続して場を作り続ける技術」というのは、上記の技術とはまた違った技術が必要になるのではないかということなんですね。

実施されている一回のイベントの活動をみただけでは他のイベントの構成や場作りとほとんどかわらないとしても、「イベントとイベントの連続」で捉えてみると、また違った見方があるのではないかと思ったというわけです。

そうやって考えてみると、僕が最近「面白い!」と思うイベントには2つのタイプがあります。

1つ目は、そのイベントの場作り自体が面白いパターン。つまり、自分が体験したことのない活動や、空間の使い方などをしている場合ですね。こういう場にいくと「こういう活動を今度取り入れてみようかな」といったヒントがもらえます。

2つ目は、イベントを常に生み出す仕組みを持っているパターン。これは、一回一回のイベントの活動など自体はそれほど目新しいものでなくても、常に面白いトピックを扱ったり、面白い人が継続的に集まる仕組みを持っている場合です。こちらの場合は「こういう活動をしたい」というアイデアは湧かなくても、もっとマネジメント側でのヒントがもらえるんですよね。例えば、「こういうお店と、こういう交渉をすると継続的にイベントができるのか」といったような視点ですね。

この2つのタイプのイベントは、それぞれ強みが違うように思います。タイトルで示した「継続して場を作る意味」の話に戻ると、こういう場は「1回1回で、激しい活動や衝撃は求められないけれども、ボディーブローのように効いてくる場作り」が必要になるんじゃないかと思うんですね。つまり、大切なのは毎回「激しく面白い!」と思ってもらえるように活動を凝ったものにするというよりも、重要なのは「いつもそこにあること」なのではないかなということを思ったわけです。

まあもちろんいいイベントっていうのは、上記の2つどちらをも満たしているのかもしれませんが。

さて、なんとなく思ったことをここまで書いてきました。

自分で書いていて思ったんですが、僕が面白いと思っている「シェアハウス」(例えば、まれびとハウス)とかも、この「継続的な場作り」的な意味で面白いと思っているのかもしれません。

つまり「シェアハウスの中でやっているイベントの目新しさ」だけではなく「イベントが常に実施されていて、そこに常に人が集まっちゃう場作り」ということに注目しているのかなと。

そういえば、東京糸井重里事務所にいったときにも、「ほぼ日」のサイトは「銀座」みたいなものなのだという話がありました。というのは、「あそこにいったらなにかあるかも」という場を作るイメージで、サイトを作っているそうなんですね。これっていうのは、1回のイベントを面白くする技術も必要だと思いますが、それ以外の技術もやっぱりなんか関係しているよなと思いますよね。

このあたりのことを今後もう少し考えていきたいなと思っています。
やっぱりなんやかんやいっても、「継続してやり続ける」ということは大事かもしれませんね。

■HappyHourについて詳しく知りたいかたはこちら

Happy Hour Blog
http://web.mac.com/makimuramaho/happyhour/Blog/Blog.html

ワークショップ部!
http://utworkshop.jimdo.com/

■関連する本

ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)
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4 共感をエネルギーとして人は動く
5 感受性に働きかけるワークショップ
3 読み進めて行けない
1 やや主観的すぎる内容
4 ワークショップで大事なこと。

ワークショップ―偶然をデザインする技術
中西 紹一 松田 朋春 紫牟田 伸子 宮脇 靖典
宣伝会議
売り上げランキング: 259305
おすすめ度の平均: 4.0

3 ワークショップとは何か?
5 非常に刺激的な本です
4 デザインは難しい
4 なるほど!
5 2006年はコミュニケーションの「進化」の年になりそうだ

Tue, Nov 02

  • 09:32  伊澤さんの研究に対するディスカッション中です!どんな会社によるM&Aなのか、M&Aを通してどのような変容が起こるのか。 #nakaharalab
  • 09:23  お疲れ様です(笑)状況つぶやきますー。RT @masahiro_sekine: 今日はゼミに参加できないので、新幹線の中からツイッターでゼミの様子を見ています。参加できずに遠くに離れていると、ツイッターで中継されるゼミの様子をなぜか愛おしく感じます。
  • 09:19  M&Aとヒトコトでいっても、状況によって色々なんだな。面白い。 #nakaharalab
  • 08:17  ゼミはじまりました。「大丈夫か」と言われると「大丈夫だ、問題ない」と思わずいってしまいそうになる。
  • 06:39  @2ndlab 了解です!正確な場所がわからないのであとでDMとかいただけますか?  [in reply to 2ndlab]
  • 05:20  【blog更新】tate-lab経由で売れている本まとめ(2010年9月+10月編) http://bit.ly/9uKKr1
  • 05:15  過去に中原先生が書いていたこちらの記事が参考になります。→人生いろいろ、リフレクションいろいろ:リフレクションを整理してみた! http://www.nakahara-lab.net/blog/2010/04/post_1679.html
  • 05:13  今日はゼミの日。僕は英語文献について発表です。今日取り扱うのはリフレクションに関するレビュー論文のようなかんじです。
  • 05:09  RT @s7_Hachi: コンセンサスの視覚化大事。フローチャートを描くのがうまい人は議事録もまとまる気がする @Stakesh 議事録は確実に残る。議事録は労を惜しまず、自分が取ることが大切 @tatthiy よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか htt …
  • 05:09  RT @softb_sin: T社との会議では必ずこの形式だったなぁ、面と言い辛い時に役に立つことも、でもここまでやっても偉い人の一言で一蹴されることもあったけどw RT @tatthiy: 【ブログ更新】よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!? http: …
  • 05:09  RT @Stakesh: 会議で話された内容の受け止め方はひとそれぞれで、しかも内容を忘れてしまう。しかし、議事録は確実に残る。議事録は労を惜しまず、自分が取ることが大切 @tatthiy : よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか? tate-lab htt …
  • 05:07  @ishiharak なるほど!たしかに相手によっても何を書くのかっていうのは変わってきますよね!  [in reply to ishiharak]
  • 05:07  RT @yoshi_no_a: 読ませたい後輩がいる。(2)は見落とされがち。あと気になるのは誰の発言かを残すか。必要なときと、ない方がいい場合と両方あると思う。 @tatthiy: よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!? http://bit.ly/cQhMIo
  • 05:07  何時が都合いいとかありますか?夜19時とか20時に顔を出して1時間ちょっといるかんじかもです!RT @2ndlab: @tatthiy 木曜日、何時頃来れそう?ロボット話もしませう


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【まとめ】tate-lab経由で売れている本まとめ(2010年9月+10月編)

7月から僕のblog経由で売れた本のランキングやりはじめたんですが、9月編をやるの忘れてたんで、今回は9月と10月をまとめて紹介です(笑)

一応基本的なことを説明すると、僕はアマゾンのアフィリエイトというサービスを使っているので、僕のブログ経由で「どんな本が売れたのか?」というのがわかるのです。(もちろん「だれが買ったのか」かはわかりませんのでご心配なく)紹介した本が売れると、だいたい3パーセントくらいが自分に入ってくるという仕組みになっています。まあ1冊売れて数十円ですね。

アフィリエイトは全然もうからないのですが「自分が紹介した本をだれかが買っている!」というモチベーションにはつながって楽しいんですよね。あとは僕のブログでどんなことが期待されているのかもなんとなくわかるので、一つのフィードバックとして機能しています。

さて、能書きが長くなりました。

それでは9月・10月で僕のブログ経由で売れた本のランキングを以下で紹介します。ただ、毎回書いているとおり、僕のブログではそんなに売り上げがあるわけではないので、広く浅く売れており、単純にランキングにすると「同率だらけ」になります。

ということで、うちのblogでは純粋にランキングというのではなく、売れた本をカテゴリに分けた上で、売れた順番に軽くご紹介できればと思います!

(つまり、今回紹介する本は、どれも最低1冊以上は売れた本になります。今回紹介していなくても売れている本はありますが、主要カテゴリのものだけ紹介しています)

今回売れたカテゴリは以下のようなかんじでした!

  • 文章執筆に関する本
  • サードプレイスに関する本
  • ワークショップに関する本
  • 学習理論、高等教育に関する本
  • 企業の学びに関する本
  • 質問紙の作り方等に関する本
  • その他

二ヶ月一気にまとめたのでいつもより少しカテゴリが増えましたね。
以下詳細をご紹介です!

■文章執筆に関する本

7月・8月に引き続きですが、やっぱり河野哲也さんの「レポート・論文の書き方入門」は売れてますね。たしかにこちらの本は「安くて薄いのに、中身は濃い」ので売れると思います。

たまに思うんですが「大学生を対象にした学び方解説本」は、その本自体が分厚かったり、細かい字でたくさん書かれていたら読まれないと思うんですよね(笑)だからといって中身が薄かったら買う意味ないんですが、この本はすごくバランスがいいように思います。

レポート・論文の書き方入門
河野 哲也
慶應義塾大学出版会
売り上げランキング: 1183

■サードプレイスに関する本

9月と10月はサードプレイスに関する本がやたらと売れました。サードプレイスをあえてシンプルに言うのであれば、「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」といえると思います。このサードプレイスを「憩いの場ではなく、学びの場として捉えよう」ということで、今年の1月にサードプレイスコレクション2010というイベントをやりました。そろそろ一年か、懐かしい。

この過程でいろいろ関連した記事を書いたわけなのですが、継続してアクセスが続いているようです。

The Great Good Place: Cafes, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons, and Other Hangouts at the Heart of a Community
Ray Oldenburg Ray Oldenburg Ph.D.
Da Capo Press
売り上げランキング: 32724
ダイアローグ 対話する組織
中原 淳 長岡 健
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 41815
都市のドラマトゥルギー (河出文庫)
吉見 俊哉
河出書房新社
売り上げランキング: 30559

■ワークショップに関する本

ワークショップに関する本は、以下の2冊が売れました。こちらも毎月売れている本ですね。コンスタントに売れています。中西さんによるワークショップ本と、東京大学のi.schoolの実践をまとめた本ですね。

ワークショップ―偶然をデザインする技術
中西 紹一 松田 朋春 紫牟田 伸子 宮脇 靖典
宣伝会議
売り上げランキング: 223421
東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた
東京大学i.school
早川書房
売り上げランキング: 39280

■学習理論、高等教育に関する本

このカテゴリで売れた本は、けっこう目新しいようなかんじがします。おそらく、「研究室の夏合宿で理論家の本を読む」という記事を書いたりしたからでしょうかね。生涯学習理論の方は、いま中原研究室で読んでいる英語文献の内容を補足するものとしておすすめということをTwitterでつぶやいたからでしょうか。高等教育の本については、以前このブログで紹介したからでしょう。

「学び」の認知科学事典
大修館書店
売り上げランキング: 68442
大学教員のための授業方法とデザイン (高等教育シリーズ)
玉川大学出版部
売り上げランキング: 29873

教育・学習に関する「偉大なる理論家」たちを知る旅 – 研究室の合宿準備中 – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2010/09/2010summer-lab.html

■企業の学びに関する本

こちらはおそらくケーススタディをやっていたらでしょうね。「人を助けるとはどういうことか」はよい本ですよね。シャイン先生の本ですね。

企業内研修にすぐ使えるケーススタディ
ケーススタディ研究チーム
日本経団連出版
売り上げランキング: 7248
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
エドガー・H・シャイン
英治出版
売り上げランキング: 3824

■質問紙の作り方等に関する本

こちらも新しいカテゴリのような気がします。いま研究室で調査のプロジェクトをやっているのですが、そのプロジェクトに関連したツイートをTwitterでつぶやいたからだと思われます。売れている本はどれも入門書としてよい本と思います。

心理学研究法入門―調査・実験から実践まで
東京大学出版会
売り上げランキング: 155243
心理尺度のつくり方
心理尺度のつくり方

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村上 宣寛
北大路書房
売り上げランキング: 104898
質問紙調査の手順 (心理学基礎演習)
ナカニシヤ出版
売り上げランキング: 49881

■その他

なぜか僕のブログで書いた以下の本の書評ってすごくアクセスがきているんですよね(笑)なので売れているんだと思います。

年収200万円からの貯金生活宣言
横山 光昭
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 459

[書評]「ムダな固定費ワースト10」にびびらされた- 年収200万円からの貯金生活宣言 – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2010/06/tyokin.html

さて、ざーっと振り返ってみました!

やっぱりちゃんと毎月やらないと大変なことになりますね(笑)
みなさんが本を買うときの参考情報になればと思います!

今回できてきたトピックについては、過去に書いたブログ記事をけっこうまとめております。
こちらのまとめページをご参照いただけますと幸いです。

まとめ – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/matome.html

■先月までのランキング

先月の「アマゾン売上ランキング」をさらしてみる!(2010年8月編) – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2010/09/20108-1.html

アマゾン売上ランキングをさらしてみる(2010年7月) – tate-lab – 教育・学習について研究する院生のblog
http://www.tate-lab.net/mt/2010/08/20107.html

【コラム】よい議事録とは何か・どうやって書けるようになるのか!?

先日ネット上で以下の記事が話題になっていました!「議事録の書き方」に関する記事ですね。

書き方の基本から時間短縮のコツまで、使える「議事録」の書き方 – はてなブックマークニュース
http://b.hatena.ne.jp/articles/201010/1866

最近個人的に「よい議事録をとるコツ」ってなんだろうと、ふと考えていたのでとてもタイムリーな記事でした。この記事を見ていくつか脊髄反射的にTwitterでつぶやいたことがあるのでそれをまとめて記事にしてみようと思います。

■よい議事録をとる人がいるとプロジェクトが進む!

まず私がなぜ議事録に興味があるのかなんですが、ヒトコトでいえば、「よい議事録をとる人が仲間にいるとプロジェクトが進む」んですよね。

ミーティングが始まると、さっと「私、議事録とります」と名乗り出てくれて、自分がざーっと話したこと等を踏まえて、きっちり文章にしておいてくれる。

これは本当に助かります。いい議事録をとっておくと、次のミーティングも明らかによいものになります。なぜならば、

  • 次のミーティングまでにやるべきことがはっきりする
  • つまり、ミーティングまでに準備することが明確
  • 準備することが明確ということは、次のミーティングのアジェンダも決まったようなもの
  • アジェンダが明確なので、次のミーティングも議論がぶれない
  • 議論がぶれないから、決まることがどんどん決まっていく

という素敵なスパイラルがまわっていきます。加えていうならば、いい議事録をとる人は、決まったことだけではなく、「実現しなかったけど面白いアイデア」もちゃんとメモしてくれるっていうはあるかもしれません。

■いい議事録とそうじゃない議事録

じゃあ「いい議事録とそうじゃない議事録の違い」ってなんなのっていうことなんですよね。もちろん、これはミーティングの種類によると思いますし、一概に言えることではないかもしれません。

感覚的にいうのであれば、よくない議事録とは「大事な情報が書いてないよ!」っていうパターンが1つですよね。ツイッターの反応によると、「話したことを全部そのまま書いても困るよ!」っていうパターンもありました。

要は「情報の過不足のバランス」なんですよね、きっと。「最低限必要な情報はなにか?いらない情報はなにか?」これを瞬時に判断することが求められているというわけですね。これについてもツイッターで反応がありましたが、とっても難しいことですよね。何が重要で、何が重要じゃないかは、背景知識も必要ですし、そのコミュニティのことを知っている必要もあります。

その意味では、「議事録ってなんとなく新人とかがやるもの」と思われがちな気がしますが、実は古参の人がやるべき作業にも思えてきますよね。

■個人的に気をつけていることは何か?

ちなみに僕個人が議事録をとるときに気をつけていることはベタかもしれませんが以下の4点です。

(1)決まったことは何か
(2)決まってはいないけど話題になったことはなにか
(3)だれが何をすべきか(次のアクション)
(4)今後のスケジュールはどうなっているか

とにかくポイントは「終わったことを明確にすること」と、「だれが何をやるのか」をどんどん明確にしていくことかなと。これが最低限重要でなのですが、(2)のように「次の企画のアイデア」につながりそうなものもあって、そういうところをうまくとる人がいるとこれは助かるんですよね。(2)については、それこそプロジェクトの意図や趣旨を良く理解している人じゃないととるのは難しいかもしれません。

■どうやって学んだのか?

ここまで議事録について個人的に思うことを色々書いてきました。まあ偉そうな話をしつつも、実際僕自身は議事録の取り方というのは、だれに教えてもらったわけでもないので、会社とかで勤めたら「なってない!」と怒られるかもしれません(笑)

でも一応自分の場合はどのように学んだのか?ということを振り返ってみようと思います。先ほど僕は議事録はだれにも教えてもらっていないといったんですが、じゃあ完全に議事録の取り方は「自己流」なのかというとそうじゃないと思うんですよね。

考えてみたんですが、僕の議事録の取り方は、指導教員である中原淳先生の影響をかなりうけていると思うんですよね。

というのも僕は学部4年生の頃から、先生のプロジェクトに色々参加していたのですが、先生は議事録は自分でとるんですよね。

しかも、議事録は、パソコンの画面をプロジェクターに出しながら、ミーティングをしつつ、とっていくスタイルなんです。なので、なんとなく「議事録のフォーマットを知っている」というのではなく「議事録ってこういうプロセスで書くんだ」ということをなんとなく知っていたのかもしれません。

つまり、僕の場合は、議事録については「教えてもらった」わけでもなく、「自分で書いて学んだ」わけでもなく、最初は「見て学んだ」気がします。

しかも、僕の場合は、「議事録のフォーマット」だけみていたわけではなく、「会議の進め方とともに議事録の作るプロセス」を見ていたので、議事録をとるときに「何が重要なのか」ということを自然に学べたのかもしれません。

そして、人のを見ていると自分もやりたくなるんですね。そこで初めて「書いた」気がします。しかも、最初は大きなプロジェクトの議事録ではなく、学生だけのミーティングのときとかに議事録をとってみるということをやっていた気がします。その繰り返しでしょうかね。

もちろん、自分が影響を受けている議事録の書き方は中原先生だけではなく、学生さんにもいます。一緒にプロジェクトをやってきた人たちですが、この人たちはどうやって学んだのだろうかと不思議になるくらい、いい議事録を書くので、それはマネをしていました。

■まとめ

さて、議事録についてグダグダと書いてきました。しかしまあ議事録というのはなかなか奥深いものだと思うのですよね。

「ある状況から必要な情報を切り出して文章にする」

というのは、なかなか高度なことのように思います。そして、そこで残された情報は次のミーティングにもいかされるわけなので、プロジェクト全体にとっても重要な役割を担っていると思います。だけど、よい議事録はどうやったらとれるのかっていうことはまだあんまりわかっていないような気もします。

今回の記事は僕が思っていること