最近、高校教育に関連する方々とお会いする機会が増えてきています。以前から、リーダーシップ教育や、アクティブ・ラーニングのやり方、大学教育の事例紹介や、企業の変化などについて、講演や研修をさせていただいていたのですが、最近は特に増えている印象です。

理由は高校教育を変化させたいというパッションを持った方々増えているということかなと思います。それぞれの先生方のお話を伺っていると「それって大学教育より全然進んでいるな」と思えるような事例がたくさんあります。

企業や地域との連携、海外留学、卒論の執筆など、さまざまな体験が目白押しです。

進んだ高校教育を体験した生徒の一部では、「大学の授業より、高校のときのほうがおもしろかった」などという学生もいるという話もあり、大学教育としても身が引き締まるばかりです。

高校教育の現場のなかで奮闘されているみなさんのお話を聞いていると、いま特に考えられているのは「どう教えるのか?」だけでなく、「教員同士がいかにチームになるのか?」なのかなと感じます。

私も大学で教えていて同じように感じることではありますが、プロジェクト型の授業というのは「一人でまわす」だけではさまざまな限界があり、教える側が「チームになる」ということが大切になります。

もちろん「教え方」も重要ではあるのですが、それ以上に「IからWe」への変化が求められつつあるのかなと思います。

つまり「私たちは生徒に何を、どのように教えるのか?それはなぜなのか?」という問いをあらためて考える段階に来ているのかなと思っています。

そういうところをお助けするのがぼくに求められている役割なのかなと感じています。

今日は高校教育について書きました。高校教育は今後さらにどんどん変化していくのだろうなと思います。

もちろん「変化」というのは、「怖い」という感覚を感じることも事実とは思います。「変革」とかって、する側はいいですが、される側としては、自分の存在が否定されるのではないか、また仕事が増えるのではないかなど、ネガティブな思いもでてくるのは自然なことだと思います。

ただ、いまおこなわれている高校の変化はどこかに「希望」の要素もあるように感じています。それがなぜかはうまく言葉にできないのですが、結局高校の先生ってみなさんまじめでよりよい教育をしたいという思いは一緒だからかもしれません。

個の力が結集されて大きな力になったときに、一気に高校教育は変化していくのだろうなと感じています。

高校が変化したら、また大学教育も変化せねばなりません。大学だからできることはなにかを考えながら、また面白い教育実践・研究をしていきたいなと考えています。

「教える側のリーダーシップが重要」という話は書籍の中でも強調して書いたことなので、ご興味あるかたはぜひ御覧くださいませ。

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