「ワークショップ」とか「場作り」について教えてほしいと学生から言われることが少しずつ増えてきて、最近自分がどうやってそういうものを作っているかを振り返っています。

「自分が場作りの教科書を書くとしたら、なにをどう書くかな?」というかんじで、個人的にはとても面白い問いをもらったように思います。

もちろん教科書的なものを書くなら、ワークショップって何か?とか、その背景となる学習理論は?ということになるんでしょうけど、「ためしにつくってみたい」という人にはもう少し具体的なところからはじめるといいのかなと思っています。

じゃあどうするかといえば、ぼくは最初に「一番深く話せたときのこと」を思い出してもらうのがいいかなと思っています。

カフェで友だちと話していたときでも、オンラインの通話でもいいかもしれません。具体的な事例を1つ、超具体的に思い浮かべてもらいます。

そして、「そのときにどんなことがあったから、深く話せたのか」を考えてみます。

テーマが面白かったからかもしれませんし、人数がちょうどよかったのかもしれません。空間の要素も大きいでしょうし、相手との人間関係もあるでしょう。

そこにはなにかしらのうまくいく「条件」や「要素」が埋め込まれていたと思います。

ワークショップや、場作りでやっているのはそういうときの「条件」をいくつか、「意図的にその場にいれておくこと」ともいえます。

「なんの設定もない雑談」の場合は、面白くなるかの振り幅はすごく大きいです。しかし、うまくいったときの条件を数個いれるだけで、「なにかのテーマに集中して話すこと」ができたり、「気がついたら深い話ができる」という状態をつくることができたりするのです。

だから、場を作ろうと思ったときに、肩肘張らずに「まず自分の中で深く話せたなと思う場を思い出してみて、そのときの重要なポイントを抽出して、試しにその要素を意識的に取り入れた場を設計してためしてみる」というのが一番ゆるやかなスタートの仕方なのかなと思っています。

変に「ワークショップです!」みたいな場をつくらなくても、自分が主催の飲み会で「なにか一工夫してみる」でいいと思います。「こんなメンバー構成だったら楽しいかも」、「こういうお店なら話が盛り上がるかも」みたいなかんじで、日常の人と話をする場面を「自分なりの意図を持って、ちょっとだけ変えてみる」というのが一番楽しいはじめ方なのかなと思っています。

今日は場の設計について書きました。

場の作り方というのはいろんなアプローチがあると思うのですが、ぼくとしてはとにかく肩肘張らず、試しに小さくやってみたらいいんじゃないかと思っています。

王道があるわけではないので、あなたなりの「○○流」的な場作りを楽しむといいのではないかと思います。

今回ちょっと書いてみて今度noteに自分流の場の設計についてまとめてみようかなと思いました。オンライン上で書くなら、あえて研究とかこれまでの流れとかは関係なく「ひとりの実践者としての体験談」(一般性があるかは保証できないですが)を書いてみたいなーという気持ちが生まれてきました。

月額メルマガがいいのか、また買い切りがいいのかわかりませんが、ちょっと試してみようかなと思っています。

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