bijikon

先日、学生が企画しているビジネスコンテストのキックオフに参加してきました。この企画は立教大学経営学部の学生と、産能大の学生で合同で企画・運営を行っています。もう4年くらいやっている企画だそうです。すごいですね。私は立教の学生から、プランのフィードバックをする教員として参加して欲しいと言われたので、今年から初めて参加することになりました。

この企画では、TOHOシネマズ株式会社様が連携企業となって課題を出し、立教大と産能大の学生が合同のグループとなって、企画を考え発表をするというものです。約二ヶ月のプロジェクトですかね。学年・大学の垣根を越えてグループワークをする機会になるというのはとても面白いですね。

運営・参加者ともに立教の学生は、前期の間授業のスチューデント・アシスタント(SA)をしている学生だったり、自分のクラスの学生だったりと、どこかで見たことがある人が多く、普段とは違う場面でどういうかんじでがんばっているのかを見るのもひそかな楽しみだったりします。

今回は映画業界の話で、なかなか難しい課題ですが、どういうふうなプランがでてくるのかいまから楽しみです。こういうプロジェクトに参加するたびに、それぞれの業界に対する私の知識が高まっていきます(笑)

ちなみに、最近こういうタイプの企画に参加することが多いので、なんとなく自分でもゼロから企画を立ててやってみたいなという欲がちょっとずつわいてきました。

企画というのは、参加者としてプランを考えたいという意味ではなく、こういうコンテストの枠組み自体をゼロから企画して実施してみたいという意味ですね。

「企業の方と組んで、企業の抱える問題を、学生たちと一緒になって考える」という枠組みは残しながらも、私が全体を設計するなら、どういう課題を設定してもらい、どういうメンバーたちに、どういうふうに取り組んでもらうかというのを最近なんとなく考えています。

というのも、こういうタイプの活動の枠組み自体は、ワークショップにおけるいわゆる「アイデア創発型のもの」に近いのですよね。なので、実はけっこう活動の工夫のしどころはあるんじゃないかなと思ってみています。

工夫をすることによって、企業にとっては「こういう発想もあったのか」という視点につながり、学生にとっては「自分はこういうこともできるかも」という成長実感につながるといいなあということを色々考えています。

こういった産学連携のプロジェクト型授業は、関わった人たちすべてにWinがないとなかなか継続して続けていくことが難しいと思います。大学-企業のどちらもがうまくいくような枠組みにするために、もうワンスパイスなにかできるんじゃないかなとなんとなく思っています。

なにか面白い企みができたら、ぜひやってみたいなと思っています。このブログの読者である方にお願いすることもあるかと思いますので、そのときはぜひどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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