東京藝術学舎(京都造形芸術大)での「レポートの書き方」の授業がおわりました!

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10月から東京藝術学舎(京都造形芸術大)で実施していた「レポートの書き方」に関する授業が、昨日で終わりました。全部で5回の授業で、具体的には以下のようなかんじで進めました。

1.よいレポートの条件とは? – レポートとは何かを考えよう!
2.よいレポートを書くために何をするべきか? – 書くプロセスを追体験!
3.レポートを書く前にする準備とは? – 調べ方と読み方を知る
4.レポートを書くときに意識することは? – プランの立て方について知る
5.レポートの書き方総復習

授業は「グループワーク」+「講義」の組み合わせで実施をし、毎回軽めの宿題を出すという形式で実施しました。

グループワークは「互いのレポートを読んでコメントする活動」から「レポートを書くことに困っている大学生にどうやってアドバイスするか?」などを考えてもらう活動まで幅広く実施しました。

授業全体としても、ぼくが話をたくさんするときもあれば、みなさんから出た質問をベースに授業内容を展開するときもあり、かなりバラエティに富んだかたちで実施させていただいたかなと思っています。

この授業を受講してくださった方の多くは、京都造形芸術大学の通信課程を受講している方でした。約30名の授業でしたが、年代だけでも20代から80代までと幅広く、分野もさまざまな方だったので最初はとても緊張していました(笑)。

しかし、はじまってみると受講生の方々の学ぶ意欲が非常に高く、積極的に授業に参加してくださるので、その緊張はすぐにほぐれました。むしろこちらがパワーをもらうというかんじでした。

今回は5回という短い回数の中で、レポートを書くためのポイントを教えるということだったので、かなりエッセンスを詰め込んだのですが、みなさん最後までしっかりついてきてくださいました。

「レポートを書くこと」は、大学での学びを行う上でキーになる活動でありつつも、書き方を教えられる機会はあまりありません(最近は教える大学も増えてきましたが)。

小・中・高でも「作文」をする機会はありますが、そこでの「作文」は必ずしも大学で求められている「レポートの書き方」とは同じではありません。おそらくだいぶ違うと思います。

・レポートの書き方について教えられていないからできない
・これまでの書き方をそのまま適応するとうまくいかない(「レポートは感想文ではない!」と言われる)

という状況は、構造上あまりよくなく、必要以上に「自分は書く能力がない・書くセンスがない」と思ってしまう人を増やしてしまうのではないかと思います。

授業では毎回必ず「レポートを書くことは、練習をすればある程度までは必ず書けるようになる」ということを繰り返し話していましたが、よい練習の機会を常に提供できればなと思っています。

授業ですべてのことをうまく伝え切れたかはわかりませんが、今回の授業を受けて「レポートを書くのが楽しくなった」、「授業でレポートを提出したらこれまでで一番よい成績がかえってきた」等と言われるとやはりうれしい気持ちになります。

今回授業をする機会をくださった早川克美さん、いつも授業を気持ちよく実施させてくださった事務局のみなさま本当にありがとうございました。

今回授業をすることで、私自身も「どこがレポートを書く上で大変なのか」、「どういうポイントがあまり教えられていないのか」について理解を深めることができました。そこで気づいたことはまたこのブログでも書いていこうと思っています。

これまで書いた記事はこちらにまとめてありますので何かの参考になればと思います。

・文章の読み方・書き方・考え方・発表の仕方まとめ

https://www.tate-lab.net/mt/report-writing.html

書くことが楽しいと思う人がもっともっと増えるといいなと思います。

■関連する書籍

レポートの書き方に関する本はかなりたくさんでていますが、やはり戸田山先生の論文の教室がわかりやすいなと思います。読み物としても面白いです。

新版 論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス No.1194)
戸田山 和久
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