研究知見をどのように広げていくのか?:学習科学ワカモノ勉強会に参加してきた

今日は第4回学習科学ワカモノ勉強会に参加してきました。この勉強会は静岡大学の益川弘如先生が中心になり、望月俊男先生(専修大)、北澤武先生(東京未来大)、尾澤重知先生(早稲田大)、齊藤萌木さん(東京大)たちが企画しているものです。僕も企画者の一人として加えさせていただいております。今回は4回目になります。2回目、3回目は事前に別の予定が入ってしまっており、久しぶりの参加となりました。

今回は2つの発表をもとに参加者で議論するものでした。

1つ目は、以下の書籍を題材に、デジタル教材のデザインに関して議論しました。

山内祐平(編)(2010)『デジタル教材の教育学』東京大学出版会

デジタル教材の教育学
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山内 祐平
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2つ目は、放送大学『学習科学』第13章「学習環境を総合的にデザインする」を題材に、神戸大学附属住吉小学校での総合的な時間でKnowledge Forumを活用した実践についてビデオを見たり、議論をしました。今回はこのプロジェクトに関わっていた神戸大学の山口悦司先生にご参加いただき、質問などに答えていただきました。

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どちらの実践もすでに一度勉強したことのある内容でしたが、あらためて話を聞いたり議論する中で、新しい発見がありました。

例えば、1つ目の発表では、デジタル教材と学習理論の対応関係についてあらためて整理して理解するきっかけになりました。そしてこうやってあらためて整理してみてみると、理論と教材(実践)の関係についてあらためて考えるきっかけになりました。

・あらたな理論がでてくることで、新しい教材がつくれるのか
・新しい教材をつくることが可能になることで、理論が追いついてくるのか

このあたりの部分は今後も少し考えたい点でした。

2つ目の発表では、Knowledge Forumに関する実践を見ました。こちらもあらためてみてみるととても面白かったです。この実践についてはこちらのリンクをご参照ください。

こちらの発表を聞いて思ったことは、先進的な実践をどのように広げていくのかということでした。例えば、

・大学の先生と現場の先生が協同するプロジェクトは、最終的に先生だけでできるようにすることを目的にしているのか?もしくは基本的にはずっと、ともにやっていくことをゴールにしているのか

・こういう先進的な事例をベースに、他の学校で実践できるようなパッケージは作成することができるのか?もしできるとしたら、そこには研究者が入らなくてもできるのか

などを素朴な疑問として思いました。

もちろん、学習研究のひとつの方向として「とにかくこれまで見たことのない新しい学習環境をつくる」ということはとても大事なことだと思います。これ自体が非常に難しいですからね。ただ、もし成功したとしたら、それをどのように広げていくのかなどは次に考える点になるのかなと思いました。

ということで、今回は久しぶりに参加したのですが色々と考える点がありました。やはり事例をもとに議論するのは大事なことですね。こちらの研究会のFacebookページはこちらになりますので、よろしければぜひご覧下さい。

学習科学ワカモノ勉強会

https://www.facebook.com/LSwakamono

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