最近マーケティングに興味があるといろんなところで言っている私ですが、先日Twitter上で「くらたまなぶさん」という方を知りました。僕はこれまで全然知らなかったのですが、調べてみるとすごく魅力的な人であるということがわかりました!

今回はTwitter上でつぶやいていた断片的な情報を軽くここにまとめようと思います。

くらたさんを知る機会をいただいたり、色々な情報をいただいたお二人にここで感謝いたします!
マーケターKuniのアンテナ http://blog.livedoor.jp/sasokunitake/
安斎勇樹くん http://mind-set.jp/

・くらたまなぶさんとはどんな人か?

くらた まなぶ(本名・倉田 学、1952年11月15日 – )は、日本の実業家。広島県福山市出身。中央大学法学部卒業。リクルートの編集者として「とらばーゆ」、「フロム・エー」、「エイビーロード」、「じゃらん」、「ゼクシィ」、「じゅげむ」など14の情報誌を創刊した伝説の男である。
Wikipediaより http://bit.ly/aPwj22

伝説の男というのがすごいですね(笑)14の情報誌を創刊されたそうです!どうしてこんなに多くの情報誌を創刊できたのかについて、取材や本に書かれています!

・くらたまなぶさんの取材記事

くらたさんがすごいのはとにかくターゲットに対して「ヒアリングを重ねていく」というスタイルです。

CARI NAVI くらたまなぶさん 「やれ」と言われた事はない。自分でやっちゃっただけですよ。
http://bit.ly/cR3Acr

 記:  ヒアリングを重ねていくと自分の中で何が変わってくるのですか。

くらたさん: あまり難しい話ではないのですが、たとえば君が、教育の分野が苦手だとしますよね。でも「教育に関するプロジェクトを何かやれ」って仕事で上の人間から言われたとするじゃないですか。そうしたら教える側についてだったら先生に沢山会うだろうし、学ぶ側に関しては学生に沢山会うと思うんです。あるいは「教育」といったって幼児教育なのか、中等教育なのかとかいろいろあるじゃないですか。そうして10人、20人と会っていくなかで脳みその中がきっと変わってくると思いますよ。染まっていくっていうのかな?そういうことです。わかりやすい話ですよ。ぼくは男じゃないですか、女の子の気持ちはわかりません。でもヒアリングを重ねていくと女の目線で考えられるようになる、オカマみたいになっていくわけです。

こうした「徹底的に聞く!」という姿勢は下記の名言にも現れていると思います。

「「ターゲット」なんて存在しない!顔の見える個人の怒りや悲しみを笑顔に変えることがヒットへの道だ。そのためには、聞いて、聞いて、聞きまくれ! 」

起業家の格言集より http://bit.ly/cslIm6

・くらたまなぶさんの本

本も読んでみました。こちらの本にかなり多くのエッセンスがつまっています。値段以上の価値ありで、僕もいろいろなアイデアを刺激されました。

本の中には、湯島のラブホでブレストしていたという話があって面白かったです(笑)アイデアだしの場をこだわり、普段の会議室でもできるだけ工夫していたそうです。

くらたさんの本は読んでいて、本当に何か「刺激される」んですよね。自分の言葉で、自分がやってきたことを語っているからでしょうか。

なにか新しいことをやってみたい!と考えている方にもおすすめの本じゃないかと思います。

以前書評として書いた「R25のつくりかた」とも、かなりリンクする内容でした。あわせてよむと面白いかもしれません!

[書評]「R25」のつくりかたに学ぶ「ターゲットの理解」
https://www.tate-lab.net/mt/2009/06/r25.html