つながりから学ぶ学習論

ノットワーキングという本を読みました。タイトルを見ると、一瞬「働かなくていいのかな」と思いますが、そうじゃないです(笑)ノットとは「結び目」をさします。

あるコミュニティとコミュニティが結び合うことで起こること、そして、その結び目がほどけた後にそれぞれのコミュニティに起きることを描くための、ひとつの見方といえると思います。

ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ
山住勝広 ユーリア・エンゲストローム
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ノットワーキングとは、多様な要素があるとき突然に「結び目」になり、次の瞬間にはその「結び目」がほどかれて、別の要素との「結び目」を作っていくような運動のことをさします。

本書では、前半にその理論的背景について述べます。後半は関連する実践の紹介となっています。この本のポイントは、ものごとを見るひとつのレンズを提供してくれるというかんじでしょうか。

「多様な人たちが集まることで、なにが起きて、そしてそれがどのように元々いたコミュニティに持ち帰られるか」

これを切り出すひとつの武器ともいえるかもしれません。そういうものの良さをなんとか表現したいという人にはひとつのツールになる可能性があります。

この本の後半には町作りに関するワークショップの一例がのっています。このように、いま注目されている学習の形態についても扱える可能性があります。

まちづくりの事例は、Webにも載っています。

http://www.cpij-kansai.jp/city/city99-2.html

理論を知ることは、レンズの獲得とも言い換えられると思います。そういう「ものの見方」を獲得したいという方にはぜひ!

拡張による学習―活動理論からのアプローチ
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