雑談力

雑談力 おしゃべり・雑談のおそるべき効果 [マイコミ新書] (マイコミ新書)
川上 善郎
毎日コミュニケーションズ
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内容

この本は、日常で行われている「おしゃべり」に注目して、その効果について述べています。「雑談力」とかいうと、「雑談力をつける10の法則!」みたいなかんじがするかもしれませんがそういう本ではありません。著者の川上善郎さんは、たしか社会心理学などが専門の方です。組織の中で、「おしゃべりすること」がどのような機能をしているのか、「悪口」の意味は?などをデータを交えて解説しています。

面白いポイント

個人的には、後半にいくほど面白かったですね。一つ例を取り上げると、夫婦のコミュニケーションの違いについて書かれた部分が面白かったです。男性と女性では、全然コミュニケーションをする相手や量とかが違うのですよね。その中で僕が気になったのは、男性は「会話をする相手が少ない」ということです。奥さんとか、会社の人とだけしか相手がいないのですよね。一方で、女性は、子どもの友達の親とかも含めてたくさんいます。これを著者は「男性は社会関係資本が貧弱?」と指摘しています。社会関係資本ていうのは、まあその人の持っているネットワークの豊かさみたいなものかな。これにはちょっとどきっとしましたね。

この本について語る

この本には組織における「悪口」の研究についても話されています。悪口は、単に人をおとしめるというのだけではなく、組織の文化をつくっていたり、組織の中での社会関係をつくったりと、様々な役割をしているようです。言われてみれば当たり前かも知れませんが、データとともに語られていて参考になるなと思いました。

すごく個人的なことをいえば、私は男ですが、おしゃべりはとても好きです。女の人みたいに話す気がするんですよね。それは良いことなのか悪いことなのかはちょっとわかりませんでしたが、気になるところです。

まあ最後は本当に個人的なことですが、人と人とのインフォーマルなコミュニケーションに興味ある人は読んでみるとよいかなと思います。

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