質問力の肝となるセカンドクエスション


最近カウンセリング風の活動に立ち会うことが多いです。例えば、キャリアカウンセリングもそうですし、ライティングセンターにおける学生との対話もライティングに関するカウンセリングといってもよいのかなと思います。

もちろんいわゆる普通のカウンセリング、キャリアカウンセリング、ライティングにおけるカウンセリングっていうのはそれぞれ違うモノであって、それらをまとめて話すことは少し乱暴すぎるかもしれません。

ただ、これらの活動に共通して必要とされるのは「いかによい問いかけを行うか?」であるように思います。「クライアントさんが考えていることの肝」を探るような質問ができるかどうか、これがひとつの重要なスキルなのかなと思うのです。

その上で、最近いろいろな活動に触れていて思ったことは、「セカンドクエスション」の大切さなんですよね。ここで言うセカンドクエスションとは、要は2回目の質問ということですね。

例えば、

1.大学時代に熱中したことはありますか?

と最初に聞くのがファーストクエスション。

相手の答えを受けて、例えば、

2.具体的にはどういうことですか?

等と2回目に聞くのがセカンドクエスションです。

キャリアカウンセリングの場面を見ていても、よいセカンドクエスションがささったときには、クライアントさんが「うーん・・・」と、いい意味で考えてくれるように思います。

また、先日早稲田大学のライティングセンターにお邪魔させていただいたときにも、新人チューターとベテランチューターの差がでてくる部分は「セカンドクエスション」であるということでした。

ファーストクエスションについては、割とすぐにできるようになる。しかし、セカンドクエスションをどうするかは非常に難しく、かつ非常に重要な部分であるというお話しでした。

セカンドクエスションが難しいというのは考えてみれば当たり前かもしれません。ファーストクエスションはある程度、定式化して準備ができるのに対して、セカンドクエスションではファーストクエスションの答えを見た上で、重要と思われる方向に対する質問を自らが選択しなくてはなりません。これは単純に定式化が非常に難しいですよね。

これらの話の中で私自身が気づいたのは、これまで「質問」を考えるとにどうも「ファーストクエスション」しか考えておらず、「セカンドクエスション」がどうとかあんまり考えてなかったような気がしたんですよね(笑)

つまり、「よい問いかけ」ってなんとなく「単発のもの」のように勝手に想定していたのかなと。しかし、実際には「よい問いかけ」がでてくるプロセスというか、順番もあります。「問いかけ」と「答え」は常にやりとりとして進んでいきますよね。

そのように「質問すること」をやりとりのプロセスとして捉えたときに、最初に話題の分岐点となる「セカンドクエスション」の大切さというのをあらためて感じたなあと思う今日この頃でありました。

このへんにけっこうなにか重要なポイントがありそうだという予感があるというかんじでしょうか。最近頭の中のどこかに「セカンドクエスション」という言葉が残っている感覚があります(笑)

人に質問をするときにセカンドクエスションを意識してみると、相手の振りかえりを促すようなよい質問ができるようになるかも!?

などと思う今日この頃です(笑)

しかし、じゃあどうやったらよいセカンドクエスションができるようになるのか?というのは謎ですよねー。これはやっぱり地道に経験を積んだり、問いかけの様子を先輩チューターに見てもらって逐一コメントをもらったりしながらではないと身につかないものなのでしょうか。このあたりは気になるポイントのように思います。

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