「経験」から人はどうやって学ぶか?

| コメント(0) | トラックバック(0) append.gif このエントリーを含むはてなブックマーク

学校で勉強するより、経験から学ぶ方が早い!

そんなこと思ったことありませんか?今回読んだ「経験からの学習」は、「企業において、経験から人がいかに学ぶか?」について明らかにしている本です。

経験からの学習-プロフェッショナルへの成長プロセス-
松尾 睦
同文舘出版
売り上げランキング: 36057
おすすめ度の平均: 4.5
4 あらゆる組織人にオススメ!
5 プロフェッショナルの育成への実践的視点
5 経験から学習するメカニズムを解明!

社会背景として、企業がじっくりと成長させるための時間を確保できないことがあげられています。

経験からしっかり学ぶためにはどうしたらいいのか?それが必要であるにも関わらず、経験学習のメカニズムははっきりわかっていません。

そこで、本書は、「熟達研究」という分野をレビューしつつ、「企業における熟達者がいかに経験から学んでいるか」を明らかにしました。

今回明らかにする側面は、

・人が成長する経験とは?

・経験から成長できる人はどんな特性をもっている?

・どんな組織なら人は経験からよく学べる?

という3つです。

それぞれ細かいな結果がありますので、詳細は本書を追っていただきたいと思います。ただ、ひとつポイントとなるのは、「明らかになった結果は、職種によって共通する点、共通しない点がある」ということなのですね。

どの職種にも共通することもあります。しかし、職種に固有の熟達のプロセスも多くあることがわかりました。これは当たり前といえば当たり前かもしれません。でも、現在の私たちは意外とそのあたりの感覚がにぶっているような気がします。

本書は、「経験学習」や「熟達研究」に関する教科書としても秀逸です。さまざまな知見をうまくまとめています。

この分野に興味がある方は、ぜひ手元においておくとよいのではないかと思います。おすすめです。

関連記事

  1. 野球人の錯覚
  2. 教授・学習過程論
  3. 世界の終わりと夜明け前
  4. 学習科学
  5. クイック・ジャパン81
  6. 街場の現代思想
  7. シリアスゲーム
  8. 生涯学習理論を学ぶ人のために
  9. 「未来の学び」をデザインする
  10. 文化と状況的学習
  11. [書評]大事なことから手をつけろ!(カエルを食べてしまえ!)
  12. コミュニティ・オブ・プラクティス
  13. 企業内人材育成入門
  14. 第二弾ストーリーテラー戸田山和久-科学哲学の冒険-
  15. 第三弾 ストーリーテラー戸田山和久 -成長するティップス先生-

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.tate-lab.net/mt/mt-tb.cgi/119

コメントする

対談が掲載された本

場作りに関する対談が掲載されています。
第六章(p192-204)
他者の目から見たラーニングバー




舘野の本棚(最近読んだ本)



フィードメーター - tate-lab - 教育・学習について研究する院生のblog



Twitterボタン
Twitterブログパーツ






最近のブログ記事

【イベント】東京アートビートの7周年記念パーティーに行ってきました!
先日のことになりますが「東京アートビート…
「先行研究のまとめ方講座」を実施しました!(@青山学院大学)
先日、青山学院大学の社会人大学院生の方(…
文章を書くために使い分けたい2つのマップの描き方-「発散」と「収束」を使い分けよう-
この記事は今年度の前期に行った、専修大学…

「ワークショップ」の売れ筋本



Amazonのおすすめ