ひとりひとりリーダーシップのスタイルが異なってよいということは、画一的でなくていいなと思うのですが、一方で、「ではあなたなりのリーダーシップスタイルは?」ということになります。結果的に自己理解の必要性がでてくるわけですね。

大学生を対象にしたリーダーシップ教育では、研究においても「アイデンティティ」という話がでてきます。それはある種の自己理解の必要性を表しているのではないかと思います。

「自分のことを知る」というのは、あんまりやりすぎると「自分探しの旅」に深くはまってしまうかもしれませんが、他者とインタラクションをおこないながら「もしかしたらこういうかんじかな」という仮説を立てるのは大切なことだと思います。
「正解を見つけきる」のではなく、「現時点での暫定解(仮説)」を出して、「行動の指針にする」くらいがちょうどよいと思います。

これを大学に入ってからやるのもよいですが、できれば早い段階で習慣づけられるといいのかなとも思います。

今回は「自己理解」について書きました。リーダーシップを教える科目の中でも、やはりこれはキーになるので、上手に授業に埋め込んでいきたいところです。

■参考図書

こちらの書籍がとても参考になりました。日向野先生らによる新著(訳書)です。

リーダーシップの探求:変化をもたらす理論と実践
スーザン・R・コミベズ ナンス・ルーカス ティモシー・R・マクマホン
早稲田大学出版部
売り上げランキング: 2,622

私もこちらの書籍でリーダーシップ教育に関する内容を一章書いています。

人材開発研究大全

人材開発研究大全

posted with amazlet at 17.08.28
東京大学出版会
売り上げランキング: 113,101

大学と企業の接続に関する調査やワークショップはこちらをご覧下さいませ。

アクティブトランジション 働くためのウォーミングアップ
舘野 泰一 中原 淳 木村 充 浜屋 祐子 吉村 春美 高崎 美佐 田中 聡 保田 江美
三省堂
売り上げランキング: 185,596