先日「リーダーシップの探求」(早稲田大学出版会)p116を読んでいたところ、しびれる一節がでてきました。

タスクがないビジョンは夢に過ぎず、
ビジョンがないタスクは単調な労働に過ぎず、
ビジョンとタスクが揃って初めて世界の希望となる。

すごくよい言葉だなと思いました。「単なる夢」を言われてもどうすればいいかわからない、でも「これをやれ」と言われると単なる作業になってしまう。こういうことは本当にたくさんありますね。自分がリーダーシップを発揮するときに胸に刻んでおきたい言葉だと思いました。

これは少し応用すると、アクティブラーニング型授業を考えるときにもよいかもしれませんね。

「こういう手法を取り入れないといけない」という手法だけ入っても、単なる作業になってしまう
「こういう学習者を育てようぜ!」と大きな目標だけ立てられても、そんなの無理だよとなってしまう

自分たちなりの「ビジョン」と「タスク」を組織で作り上げることができると、どんなことに対しても、前向きに取り組めるのかもしれませんね。いろんなことに応用できる含蓄のある言葉だと思いました。

「世界の希望」っていうのもなかなか良い言葉ですね。

【参考図書】

今回紹介させていただいた書籍です。

リーダーシップの探求:変化をもたらす理論と実践
スーザン・R・コミベズ ナンス・ルーカス ティモシー・R・マクマホン
早稲田大学出版部
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