当日のファシリテーションを楽にするためのコツとは?

1つ前に、ファシリテーションのコツについてブログを書きました。今回の記事では、当日のファシリテーションを少しでも楽にするコツについて書いてみます。

例えば、当日に以下のような状況が起こった場合には、「次回のワークショップではファシリテーション以外」で対応した方がよいのではないかと思います。

・「何をやればいいんですか?」といきなり聞かれる
・「意図した話以外」をしている班が多い
・そもそもあんまり盛り上がっていない

どういうことかというと、こういう事態が起こるのは、むしろ企画や設計など、ファシリテーション以外の問題が大きいのですよね。

当日はもちろんファシリテーションで対応する必要はありますが、次の企画ではなるべくファシリテーションに頼らないことが重要かと思います。

上記のような状態を避けるための、ファシリテーション以外のコツは以下の3つです。

1.ワークの目的や指示を明確に伝える(プレゼンテーション力でカバー!)
2.アイスブレイクのワークを入れ、メインワークと関連づけておく
3.メインワークの活動では、必ず「書く・つくる・動く」などの活動をいれる

1つ目は、ファシリテーション前のプレゼンテーションをしっかりするというものです。グループワークの目的や指示を伝えるのは「簡単だ」と思っている人が多いですが、やってみると実はすごく難しいです。

「なぜやるのか?」「何をやるのか?」を明確に指示するのはファシリテーション力というよりも、プレゼンテーション力ですが、これが大事になってきます。しっかり指示を伝えることで、ファシリテーションはだいぶ楽になります。

2つ目はアイスブレイクの工夫ですね。アイスブレイク集などはたくさんでているので、それを必ずいれたほうがいいと思います。

ただし、メインワークと関係のないワークをいれると、結局また緊張関係になることが多いです。メインワークから逆算して、自己紹介のトピックを工夫するなど「メインワークとの関係性」を意識することが重要です。

3つ目はメインワークの工夫です。フリー(書いたり、作ったりせず)で対話をするというのは、なかなか高度です。話があっちこっちに飛びがちでもあります。

なので、必ず「書く、つくる、動く」など、「思考が外から見える」ような仕掛けをいれることが重要です。そうするだけで、かなり議論が構造化されていきます。

今日はファシリテーションを楽にするための方法について書きました。インタラクティブな場にすればするほど、即興的に対応しなくてはいけないことは増えるのですが、事前の準備をしっかりしておくと、対応することが限定されてきます。

事前に作り込んでおけることは作り込んでおき、即興でやるべきことを即興でやるということが大切になってくるのではないかと思います。

ワークショップの作り込みについては、事例をベースに学んだり、最初はマネから入るのが一番かと思います。

新刊「アクティブトランジション」の中にも3つワークショップの事例が載っていますので、こういう視点からみてもらったり、マネしていただけると「企画のコツ」が見えてくるのかなと思います。ぜひたたき台にしていただければと思います!

 

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