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先週はInternational Leadership Associationのカンファレンスに参加しました。リーダーシップ教育に関する国際学会のようなもので、今年はバルセロナで開催でした。

このカンファレンスは昨年初めて参加をしたので、今年で参加するのが2回目となります。

カンファレンスには、大学教育から企業内のものまで幅広い内容について、研究者・実践者による議論が行われます。参加者はアメリカの方が非常に多いです。アジアから参加している人はほとんど見かけず、日本から参加しているのは立教大のグループくらいではないかと思います。

感想は色々あるので、分割して書いていきたいと思います。

まずは初日の軽めの感想です。

カンファレンスの初日は、リーダーシップ教育の効果検証に関するような発表を聞いてまわりました。リーダーシップに関する実践はアメリカがもっとも進んでいると思いますが、それでも効果検証の方法はまだ確立されているとはいえない状況にあることを実感しました。

アメリカにおいても、リーダーシップ教育は、以下のような質問にひとつずつ答えていっており、いま3つ目の問いにようやく届いたというかんじでしょうか。

1.リーダーシップって教えられるの?
2.教えられるとして大学でやる必要あるの?
3.やったことで本当にリーダーシップは身についたの?

日本は現在1・2に取り組みつつ、スタートしているところは3を見据えて動き出したというかんじでしょうか。

3番について、今回の学会で「こうすればよい」という方法自体は見つかりませんでしたが、ヒントになりそうな枠組みはあったので、さっそく取り入れて実践してみたいと思っています。

昨年は初めて参加したこともあり、なにがなんだかわからない状態で試行錯誤というかんじでしたが、今年は2回目だったので、だいぶポイントを絞れて発表を聞くことができました。

自分自身もリーダーシップを教えるということについて理解が深まってきたからかもしれません。

学会の感想は複数の記事として投稿しようと思っていますので、続きはまた次回をお待ち下さいませ。

【関連する書籍】

Leadership (International Student Edition): Theory and Practice
Peter G. Northouse
SAGE Publications, Inc
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