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以前英語版の「How to Write a Lot」についてブログ記事を書いたのですが、日本語訳版が手元に届いたので読んでみました。

日本語版のタイトルが「できる研究者の論文生産術」となっていて、ちょっと違う雰囲気なんですけどね笑

以前ブログに書いたときには「書かない4つの言い訳」の部分だけ記事にしました。それは以下の4つです。

1.まとまった時間がないと書けないと思い込んでいないか?
2.もっと分析したり、文献を読んでからでないと書けないと思い込んでいないか?
3.書くためにもっとよい環境(新しいパソコンやイスなど)がないとだめだと思い込んでいないか?
4.書こうとする気持ちがのったときに書けばよいと思い込んでいないか?

書籍内の文章ではこの4つについて一つずつ論破していくわけなんですが、日本語版の訳をみていたら、2章の最後に痛快な結論がまとめられておりました。

 本章では、これまで書かないことの言い訳にされてきたことがらのいくつかを批判的かつ冷静に検討した。こうした心地よい言い訳の毛布にくるまったままでは、文字の入力もままならない。

(中略)

文章をたくさん書くための唯一の方法が、書く気の有無にかかわらず決まった時間に書くことである以上、「スケジュールを立てる」という原則を受け入れない限り、本書は何の救いにもならない。(p.31)

ひええ、本当にその通りですね。

要は「時間がある、ない」とか「やる気がある、ない」とかじゃなくて、「最初からスケジュールに書く時間を割り振っとけ」ってことなんです。話はそこからだ、と笑

耳が痛いですねえ。この本はこういうかんじでズバズバ我々の言い訳を論破してくれるので、逆に気持ちよくなります笑

本書はここまでが2章なので、その後は具体的なスケジュールの立て方やモチベーションの維持の仕方について書かれています。

自分の文章執筆のデータをSPSSに入力して分析していたりして、なかなか面白いです。

「書かなくちゃいけないけど、なんか気持ちがのらないんだよなー」という方はぜひ一度読んでみるとよいかと思います。言い訳が論破されてしまいます笑

【以前書いた記事】

「まとまった時間がないと書けない」と思い込んでいないか?
https://www.tate-lab.net/mt/2015/08/1462.html

【紹介した書籍】

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
ポール.J・シルヴィア
講談社
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