先日、これまで書いた「大学生・院生の学び方」の記事をまとめたところ、大変な反響をいただきました。
【大学生・院生向け】文章の読み方・書き方・考え方・発表の仕方まとめ – NAVER まとめ http://bit.ly/HgFCz4
これまでブログをたくさん書いてきましたが、はてなブックマークで1000ユーザーを超えたことははじめての経験でした。このページだけで、数日で30000を超えるアクセスをいただきました。
今回は番外編というわけではないのですが、そもそもなぜ僕はこんな記事を書いたのかについて書いてみようと思います。3つの理由としてまとめてみました。
1.自分の研究と関連しているから
一つ目の理由は、シンプルでで、自分の研究と関連しているからです。
僕は大学生のレポートライティングの支援に関する研究をしています。
そのため大学生の学び方に関する本や関連する論文を非常に多く読んでいますし、日頃からこのテーマについてよく考えています。
せっかく学んだのであれば多くの人に知ってもらいたいですし、自分としても知見をまとめておきたいというのが一つ目の理由です。
2.後輩の指導の役に立つから
二つ目の理由は、研究室の後輩の指導に役に立つからです。
毎年メンバーは変わりますが、ひっかかるポイントは共通する部分も多いんですね。そのためこうやってまとめておくと、同じことを繰り返して言わなくてもすむというメリットがあります。
ちなみに、ブログ記事の中には、後輩の相談にのっているときに出てきた話をベースに書いているものもあったりします。元々はその人に向けたアドバイスなのですが、これはみんなも共通するよなというものを色々な情報を加えて記事にしています。
そうやって書いた記事はなぜかいつも多くの人に共感される気がします。
3.自分ができなかったから
最後の理由は、僕自身がうまく学べなかったからです。これもけっこう大きい理由だと思います。自分がなにも気にせずできてしまったなら、こういう記事は書けなかったのではないでしょうか。
- どうやってテーマ決めたらいいかわからん・・・
- 先行研究読んでこいっていわれてもどうしたらいいのよ
- 発表の前はいつも緊張していやだからなんとかプレッシャーに勝てないかな
こういう「僕自身の切実な問題」を解決したいという思いで、書いていた気がします。だから、僕にとってこないだの記事のリストは、僕ができなかったことのリストでもあるんですね。
もちろん、まだできないことはたくさんあるのですが「どうやらこうすればいいみたいだ」という段階にきたものを記事にしている気がします。
まとめ
ということで、今日は僕が「大学生・院生の学び方」に関する記事を書く理由について書いてきました。
色々な理由があって書き始めたこのテーマですが、実は書きはじめた当初はけっこう怖かったんですね。
まだ一人前ではない院生が、研究のやり方について色々書くのはどうなのかなと。正直びくびくしながら書いていました。
ただ、「こないだのブログ記事がヒントになりました」とか、そういう声をいただくことで、少しずつ自信を持って書けるようになってきました。
また、先生ではなく、院生だからこそ伝えられること、書けることもあるのではないかと思うようになったんですね。
今年度も少しずつまた記事を追加していこうと思いますので、これからもtate-labをどうぞよろしくお願いします。
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以下がまとめた記事になりますので、なにかの参考になればと思います。
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