月別アーカイブ: 2012年7月

大学の授業でゲストトークをしてきました! – 専修大学「学習科学」の授業にて

先日専修大学の「学習科学」の授業にゲストとして参加し、15分ほどプレゼンテーションさせていただきました。(宮原詩織先生ありがとうございました!)
今日は授業に参加した感想と僕のプレゼン内容について書いてみたいと思います。
■ 学生が自ら資料を読み込んで発表する授業スタイル
この授業は、学習のメカニズムに関する文献や、海外の学習科学のプロジェクト等について学ぶものです。
授業スタイルは、先生が一方的にプレゼンテーションを行うということはありません。
協調学習(具体的には、ジグソー・メソッド)を取り入れることで以下のような活動をねらっています。
・学生たちが自ら資料を読み込むこと
・読み込んだ資料を説明する活動を通して、さらに理解を深めること
・自分が担当したものと他のグループの知識を統合すること
総合すると、自分で知識をつくっていくことが求められている授業といえるでしょう。
■ 学習プロジェクトの発表
僕が参加した授業では、学生さんたちは複数のグループに分かれ、国内外の学習プロジェクトについて発表をしていました。例えば、
・Learning by Design
・WISE
・CSILE
・仮説実験授業
などについて自分たちなりのポスターを作成して発表をしていました。
ポスターや発表を見させていただきましたが、とてもよくまとまっているなあという印象を受けました。
やはり自分たちでプロジェクトについて調べ、グループでディスカッションをしているため、調べたプロジェクトに対してある程度「自分の言葉で」説明できているんですよね。
これが先生からの一方的なプレゼンテーションだけだったら、こんなには話せないんじゃないかなあと思いました。
■ 舘野のプレゼン内容
僕は授業の最後に15分ほどお話しをさせていただきました。実は元々授業を少し見学させてもらうかんじだったのですが、せっかくだからいまやっている研究の話を紹介してくださいなということだったので、あわててプレゼンを作成しました(笑)
僕が参加した授業では、WISEとCSILEに関する発表だったので、それぞれの研究と僕の興味関心を重ねるかんじで発表をし、最後に「学習科学」を学ぶことってこんな意味があるんじゃないですか?ということをお話しさせていただきました。
発表したスライドの一部は例えばこんなかんじです。(少し乱暴なまとめかもしれませんが、ご容赦下さい。)
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こんな表を出しつつ、僕の興味関心としてはCSILEの方が近いよなどという話をし、実際に私が大学院で研究・開発したシステムの紹介などをさせていただきました。
■ 学習科学を学ぶことの意味とは?
プレゼンの最後に「学習科学」を学ぶことの意味ってこういうところなんじゃないかという話をさせていただきました。
今回の授業を受講している学生は、ネットワーク情報学部に所属している人なので、必ずしも教員だとか、教育系の道を進むわけではないということだったので、それを考慮して以下の2点をお話しさせていただきました。
1.大学で学ぶことの意味をあらためて考えることができる
今回学生さんたちが自分たちで調べている学習プロジェクトをみてみると、どれも
・他者と協調して学ぶこと
・自ら知識を創り出していくこと
・主体的に学ぶこと
などが共通した特徴としてでてくるんですね。
こういうことって大学でやっている学びとすごくリンクがありますよね。むしろ大学で求められている学びそのものだといえるでしょう。
学習科学の知見に触れることで、自分たちがどうやったらよりよく学べるのか、大学で学ぶことの意味はなにかということをより明確に感じることができるのではないかなという話をさせていただきました。
学生さんからいただいたコメントシートの中には、「自分が受けているこの授業もまさに、自分で知識をつくることが求められているんだなと思った」とか「自分が学ぶときにもこうした視点は役に立つと思った」ということが書かれていました。
2.物事を見る視点を手に入れられる
学習科学を学ぶことは「学習をどのように捉えるのか」という、「学習に対する見方・視点」を身につけられることだと思うんですね。
ネットワーク情報学部の学生さんたちは、自分たちでアプリを作ったりすることができるようですし、世の中にいろいろな教育系アプリやサービスができていく中で、実は「学習とは何か」とか「どのような視点でそれを支援するのか」という視点を持っている人はそれほど多くはないのではないかと思うんですね。
そんなときに「学習に対する見方・視点」を持つことで、新たな教育系アプリやサービスを作ったりすることができるのではないかという話をしました。
■ まとめ
ということで、今回は「学習科学」の授業と僕のプレゼン内容について簡単に紹介いたしました。
僕が学部生の頃は「学習科学」について学べる授業はなかったので、こうやって学べる環境があるのはうらやましいなあと思いました。
また、授業を見ていた感想として、学生さんのコメントがいいなあという印象もありました。ちょっとした質問、コメントなどが「はずしてない」んですね。
みんな知らず知らずのうちかもしれませんが、しっかりツボを押さえたり、知識をアウトプットしながら

【参加者募集】Unlaboratory #プチ学会の第4回を開催します(7/28) – お酒の飲める学会-

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Unlaboratory #プチ学会の 第4回を開催します。

今回は「教室と居酒屋の中間的存在」をコンセプトにしている「三田の家」にて実施します。

今回はこの会場のコンセプトを体現すべく「お酒の飲める学会」ということで、ビールやカクテルをご用意いたします。お酒が飲めないという方ももちろんご参加OKです!ソフトドリンクを用意いたします。
お酒を飲みつつも、まじめに議論してみませんか?
詳細は以下からどうぞ。

実践にかかわりながら記録するということ: 「Academic Hack!-実践を記録すること、物語ること、コミュニティを作ること-」に参加してきた

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さきほど「AcademicHack!-実践を記録すること、物語ること、コミュニティを作ること-」というイベントに参加してきました。今日は終わった直後にブログを更新することにチャレンジしてみました(笑)イベントの詳細はこちらになります。

今回のゲストは小西貴士さんでした。小西さんは写真家・保育士をしており、清里高原で野外保育の様子を写真で記録し、子どもたちの物語を綴っていらっしゃいます。

ゴリ(小西貴士)の森のようちえん日記
http://ameblo.jp/gorilla-tarou/

ちなみに今回の会場は山梨県の清里の森をイメージしてセッティングされていました。紫陽花が素敵ですね。

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■小西さんの写真とストーリー

今回は小西さんが実際に撮られた写真を見ながら、その写真にまつわるストーリーを聞きました。状況を言葉で説明するのは難しいのですが、「映画」をみているようでした。

  • 印象的な一枚の写真がプロジェクターに映し出される
  • 写真にまつわるストーリーを小西さんが朗読
  • 印象的な言葉と音楽、スライドショー
というかたちで進んでいきます。

こちらの本の表紙のような写真とともに、ストーリーと音楽があるイメージです。

一枚一枚がすごくいい写真で、どんどんその空気にひきこまれていきます。まるで自分もそこにいるようなかんじがしてきます。

■99の友達の感覚と、1の写真

小西さんのお話の中で非常に面白かった言葉のひとつが「99の友達の感覚と1の写真」という話です。

決定的な一枚を撮りたいと思っても、カメラを構えると子どもの表情は「つくられたもの」になってしまいます。

ではどうやって、その一枚を撮るのか?

小西さんのスタイルでは、基本的に子どもたちと寄り添い、一緒に遊んでいくことが99で、その過程で「1としての写真」が撮れるということでした。

写真の枚数としてはもちろん200から300撮るそうなのですが、一緒に遊んでいく中で、「共有したい物語がひとつとれればよい」という言葉は非常に印象的でした。

■名前のついた「○○くんの、○○な話」(個別具体に根ざした写真)

さきほどの話と関連するのですが、小西さんは「名前を知らない子の写真を撮るのは難しい」と言います。例えば、自分の知らない保育園にいって写真を撮って下さいと言われるのは苦手だそうです。「その子どもがどんな子なのか」「どんな名前なのか」を知りたいというのですね。

「記録する」というと、「客観的にきれいに記録する」というイメージがあるけれど「主観的にかかわりながら記録する」というかたちもあるということをあらためて感じた気がします。

■良質な質的研究そのもの

これらのことを総合してみると、小西さんの記録は、良質な質的研究そのもののように思いました。

「対象と距離を置くのではなく、その場に一緒になってかかわる。そして、個別具体的な、目の前にいる名前のついた人の物語をつむぐ。」

これは、

「対象とはなるべくかかわらず、具体的な「○○くん」ではなく、被験者Aさんとして関わる方法」

とはまた別のアプローチですよね。

どちらがいい悪いわけではないのですが、私はもしかすると「記録」について、「客観的に撮る」ということをなんとなく勝手に思っていたような気がしました。

■まとめ

ということで、今回は実践の記録について考えてみました。

「実践の中に身をおいて、かかわりながら、記録をする」ということに自分もチャレンジしてみたいなとあらためて思いました。

他にも、記録とコミュニティの関係など色々考えたことがあるので、またあらためて記事にしてみようと思います。

ゲストの小西さん、企画をしてくださった中原先生、牧村さん、ありがとうございました!

■関連する本

小西さんの本はこちらです。

今回紹介されていたこちらの本もあらためて読みたくなりました。

iPhone使ったらスキマ時間にけっこう研究できる – 僕なりのiPhone活用法

最近あらためて思うのですが、iPhoneがあればそれなりに研究活動ができるなあと思うんですね。

僕は通勤時間が長いのでよくiPhoneをいじっているのですが、けっこうまじめに使おうと思えばその時間も有意義に使えるなとあらためて思っています。

例えば、
  • iPhoneで先行研究を調べる(CiNiiやGoogleスカラーを使う)
  • 気になったものをMendeley(論文管理ソフト)に登録しておく
  • PDFの中身が見られるものがあれば概要だけでもざっと目を通しておく
  • 論文の感想や簡単な概要をMendeleyのNOTE欄に書き込んでおく
  • レジュメなどに使えそうなアイデアや考えたことはEvernoteに書いておく
  • Dropboxにいれておいた論文のファイルをざっと読む

なんていうことをしています。

紙の論文や本と並列で使うとなおよい

上記で挙げたことは、iPhoneだけで全て完結というわけではなく、印刷した論文や本もあわせてつかうことが多いです。

場面としては、例えば電車の中で論文を読んでいて、その参考文献の中に「これはチェックしておきたいな」というものがあるとします。その場合は、すぐにGoogleスカラーなどで検索して、Mendeleyに登録しておいたり、PDFを眺めておくというかんじでしょうか。すぐ読めるものも多いですしね。

iPhoneから全部をしっかり読むのはしんどいので、概要だけ目を通しておいたり、引用されている部分を確認しておいたりします。そして、今度あらためてどこを詳しく読むのかなどをメモとしていれておきます。

紙で読んでいる論文についても、感想を簡単にMendeleyやEvernoteに書いておくということもやります。もちろん紙の論文に書き込んだり、メモしたりもするんですが、要点になりそうなところやあとで使えそうな箇条書き部分はなるべく、メモするようにしています。

スキマ時間を研究時間にするために必要なアプリ

上記のことをするためには、いくつかのアプリをいれておけばよいと思います。特に目新しいものはいれておらず、基本的なものだけで事足ります。

例えば、アプリであれば

  • Mendeley(論文管理ソフト)
  • Evernote
  • Dropbox
  • i英辞郎
  • 論文検索Free
  • Amazon
  • ブクログ

あたりが研究的なことをするときに便利なアプリたちです。どれも定番系かもしれませんね。

この他にも、海外の教育事情などを知りたいときには「zite」というサービスをつかっています。キュレーションサービスというか、自動で海外の人気のある記事をチョイスしてくれるサイトですね。

この中のEducationやe-learningに関する記事にざっと目を通しておくと、海外の雰囲気というでしょうか。KhanAcademyのニュースだったり、向こうの時代的な流れがおさえられるのでおすすめです。

まとめ

ちょっとした時間を有効につかえる楽しさ

今回はiPhoneを使った研究の方法について書いてみました。

もちろん、移動中とかスキマ時間以外はパソコンを使っているわけなのですが、ちょっと時間が空いちゃったなあとか、移動時間がもったいないなあというときは、iPhoneだけでそれなりのことができる気がします。

研究のアイデアとかは案外と移動しているときに思いついたりします。そういうときに「とりあえずあの人の論文チェックしておこう」とか「あのキーワードで検索しておこう」みたいなことができるのはけっこう助かります。

今後はアウトプットもできるとよい

今後はもう少しiPhoneでも「アウトプット」に関わることもできるといいなと思います。

いまも本や論文で面白いと思ったことがあると、それを引用してtwitterやFacebookに投稿したりすることがありますがあんまり長文を書いたりする気にはならないですよね。今回のブログ記事についてもiPhoneでこの分量書くのはなあというかんじがしてしまいます。

でも慣れもあるかなと思うんですよね。私の友人のDさんは、iPhoneでかなりの長文(万単位の文字)を書けるらしいです。これはびびりました。

僕自身もiPhoneのフリック入力に慣れたことにより、だいぶ以前よりはiPhoneで書くことになれました。フリック入力を練習できる無料のアプリとかがありますので入れてみるとすぐに上達すると思いますよ。

iPhoneを使うのはあくまで「方法」であって「目的」ではない

ちなみに、ちゃぶ台をひっくり返すようではありますが、iPhoneを使ってスキマ時間に研究するためには、「自分がいますべきこと」を明確にしておく必要があるように思います。

タスク管理術系の方法でも、自分がなにをすべきかのリストをもっておくと、スキマ時間ができたときにすぐにやるべきことにとりかかれるといいますよね。

「iPhoneを使ってスキマ時間に研究をする」のは方法であって、目的ではありませんから、そのあたりは注意しておく必要があるかもしれませんね。

ちょっとした時間にできる、研究に関するなにかおすすめのアプリとかサイトなどあれば、twitterのメンションやFacebookなどでかまいませんので、ぜひ教えて下さいね。

関連リンク

論文管理ソフトのMendeleyについては、先日まとめ記事をつくりました。よろしければ参考になさってください。

http://matome.naver.jp/odai/2134018300983197901

僕がこれまで書いた研究のやり方などに関する記事は全てこちらにまとまっています。

http://matome.naver.jp/odai/2133342163910863801

関連する本

仕事術系の本だったら、やっぱりなんだかんだでGTDがいいような気がします。

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【イベントレポート】幼稚園でプチ学会を実施しました!-Unlaboratory #プチ学会(6/2)

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少し時間が過ぎてしまいましたが5月に「プチ学会」というイベントを行いました!今回はそのレポートです。このイベントは僕が最近やっているUnlaboratory(アンラボラトリー)という活動の一環で行っています。

■Unlaboratoryとは

Unlaboratoryとは「Un+Laboratory(研究室ではない研究室)」という意味で、
「大学でやっている研究コミュニティの面白さを残しつつ、大学に閉じないプラットフォームを作りたい」
という思いでやっています。

■プチ学会とは

今回実施したプチ学会は「領域で縛らない、人のつながりをベースにした学会があってもいいんじゃない」
ということをテーマにしたイベントです。
研究者(やその卵)、実践者など、多様な人が集まり新たな価値を作ることができないかを考えています。

プチ学会の特徴は3つです。

1.時間割は当日決めます

一応発表希望は当日までに聞いておきますが、時間割は当日決めます。
オープン・グリッド方式というやつですね。

枠があまれば飛び入り参加OKです。
毎回必ず飛び入りでプレゼンしてくださる方がいます。

2.参加者のほとんどが発表者です

プチ学会では、なるべく発表枠を参加人数に近づけた数用意します。
そのため、聞くだけの人の方が少数派になります。

3.発表スタイルは自由です(持ち時間30分)

発表スタイルに指定はありません。
スライドを使って発表する人、ポスター形式で発表する人、
なにも用意せずにカラダ一つで発表する人、ワークショップ形式にする人など、
なんでもOKです。
聞いている人の楽しみ方も自由です。発表の途中に抜けてもかまいません。

■これまでのプチ学会

プチ学会はこれまで色々な場所で実施してきました。

1回目は「勝手に学会やっちゃいます」ということで、場所は大学だったのですが、
2回目は「3時のおやつのでる学会」というコンセプトで、シェアハウス(まれびとハウス)にて実施しました。

3回目の今回はなんと「幼稚園(成城ナーサリィ・スクール)」で実施しました。

■今回のコンセプト「子どももこられる学会」

今回は「子どももこられる学会」ということで、
お子さんがいる方はファミリーで参加できる学会ということにしました。

なぜ今回そういったコンセプトにしたかについては色々理由があります。
だいたい2つくらいでしょうかね。

1つ目の理由は、お子さんがいる方にも参加して欲しいと思ったからです。

最近私の周りを見ていても、社会人院生の方などが増えてきているのですが、
お子さんがいる方は土日のイベントに出てくるのが大変ということをよく聞いていました。
それならば、お子さんも一緒にこれればいいんじゃないかと思ったんですね。

2つ目の理由は、子どもがいるところで「子どものこと」を語りたいと思ったからです。

「これからの教育は・・・」とか「幼児教育は・・・」ということを語るときに、
目の前にその子どもたちがいて、その子どもを目の前にしながら語るというのは
けっこう大事かなと思ったんですね。

今回のイベントをつくる上でこだわった点は「子どももこられる」というときに、
「子どもをあずけられる」のではなく、子どもたちも楽しくないと!ということを意識しました。

このあと説明しますが、今回のイベントでは、子どもたちは
「サイエンスワークショップ」や「即興演劇(インプロ)ワークショップ」を体験できるようにしました。

■当日の様子をレポート

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最初に私からこのイベントについて説明しました。幼稚園でプレゼンテーションするのはなんだかとても新鮮です(笑)

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聞いている方々もみなさん床に座ってきいてくださっています。

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普段ならいきなり個々人の発表に入るのですが、今回は子どもも大人も一緒になって即興演劇(インプロ)を体験してもらいました。今回はインプロチームのみなさんに参加していただきました。東京学芸大学の高尾隆先生のチームですね。写真に写っているのは園部さん(東京大学)です。

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最初のワークは「子どもが大人に連れられる」というものでした(笑)子どもが真ん中に入り、両側の大人二人は目をつぶります。そして、子どもがいきたいところにあわせて大人が一緒に動きます。いつもは子どもが大人に連れられていますが、その気持ちを大人が体験してみるというものです。

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次にやったのは「木」のワークです。ひとりが「木」になります。そこに、グループの人が「気の回りにありそうなもの」になって、はいっていきます。この写真ではたしか「柵」として入っていただいたと思います(笑)。3人でひとつの作品になります。3人入った後は、一番最初にいた人が、残り二人のどちらかを残し、またそこからスタートします。

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大人と子どもで一緒に作品をつくります。この写真は「木」の目の前に「ベンチ」があり、そこに「座る人」という作品です(笑)

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インプロで全体があたたまったところで、次は発表タイムです。当日作った時間割通り進んでいきます。「じかんわり」のところは子どもたちによって、落書きされていますが、それも味がでています(笑)

発表スタイルは本当にさまざまです。

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イスに座って対話しながら進めるものもあれば、

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ワークショップ的に絵を書いたりして、体験とトークを織り交ぜるもの

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スライドをつかったプレゼンテーションスタイル

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それから笛を吹く人まで、本当にさまざまなかたちがあります。

一方子どもたちはというと、インプロを楽しんだり、サイエンスワークショップを楽しんでいました。

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写真はホバークラフトをつくっている様子です。先日参加して下さった方から「子どもがあのとき作ったホバークラフトをいまでも大事にしている」というメッセージをいただきとてもうれしくなりました。

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子どもと大人は別々と思いきや、子どもたちは縦横無尽にうごきまわっています。例えば、上記の写真、よくみると、さりげなくお子さんも一緒に聞いています(笑)

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気がつけば「大人だから」「子どもだから」ということは関係なく、一緒に楽しんだり、一緒に学んでいたかんじがします。

■まとめ

1.子どもも大人も溶け込む学会

今回は「子どももこられる学会」ということで、大人も子どもも一緒になって学ぶ場をつくりました。こうしたイベントは初めてだったので、不安もあったのですが、結果的にとても楽しい場になったではないでしょうか。写真を見ても、大人も子どももどちらも非常に笑顔が多いという印象でした。

「子どももこられる」というと、「子どもを預かってもらえる」とか「子どもは別の部屋で静かに」というかんじがしますが、今回の場で面白かったのは「子どももその場に溶け込んでしまう」ということだったのかなと思います。

それは「幼稚園」という場所だったことも大きいかもしれません。どちらかというと「私たちが子どもたちの場所にお邪魔している」という感覚があったように思います。

2.教育からアイドルまで

発表内容も毎回のことながら非常に多様でした。

幼児教育、アート、インプロ、サイエンス、源氏物語を学ぶコミュニティの話、大学院生のこれからの生き方に関するもの、動画を使ったこれからの教育、法哲学に関する話、AKB48とインターネットなどなど、色々なテーマがありました。

私が主催していることもあり、毎回教育系の発表が少し多めですが、教育といっても非常にさまざまなジャンルの人がきてくださいますし、教育以外の発表も半分くらいあるのではないでしょうか。

今回も法学の話やアイドル論の話などがあり、とても楽しめました。

3.プレゼンテーションスタイルの多様性

またプチ学会をやると毎回「教え方の方法は多様だ」ということをあらためて感じます。

一方的に話すことが一概に悪いことではないんですよね。

単純に話すといっても、パソコンのスライド、手作り画用紙スライド、身振り手振りなど多様ですし、対話をしながら進めるものもあれば、体験型もある。

どれがベストというわけではありません。

こうした「30分の使い方の多様性」もまたプチ学会のひとつの特徴なのかなと思います。

今回はイベントの実施にあたってさまざまな方にご協力いただきました。会場を貸していただいた成城ナーサリィ・スクールのみなさま(牧村先生、瀧澤先生、小池先生)、プチ学会運営委員のみなさま(牧村さん、眞崎さん、みみこさん、吉田さん)、インプロワークショップを実施してくださった園部さん、木村さん、野村さん、直井さん、サイエンスワークショップを実施してくださった木村優里さん、立教大学の学生チームのみなさま、参加して下さったみなさま、などなど本当に多くの人にご協力いただき実施できました。この場を借りて感謝いたします。

■次回の参加申し込みはこちら!

次回は7/28に「三田の家」にて実施します。
興味がある方はぜひご参加くださいね。
(※今回はお子さんが参加できる形式ではないのでご注意ください)

Unlaboratory(アンラボラトリー)#プチ学会@三田の家(7/28)

【申し込みページは以下のリンクをクリック!(申し込みフォームに飛びます)】

http://goo.gl/RXbmj




■関連リンク

当日のつぶやきのまとめです。Unlaboratory#プチ学会@幼稚園-子どももこられる学会-

http://togetter.com/li/314905

Unlaboratoryのページはこちらです。

https://www.facebook.com/Unlaboratory

今回はお笑い芸人の「プラスガンマ」の野村さんが参加してくれました。Unlaboratory公式芸人さんになっていただいたのでリンクを貼っておきます(笑)

http://ameblo.jp/heimen1593/

■参加して下さった方の感想ブログ

ご感想ありがとうございます!

第3回Unlaboratory#プチ学会参加してきました情報デザイン研究室

http://asanoken.jugem.jp/eid=2286

領域外の視点を取り込む伊達洋駆のブログ

http://york-date.jugem.jp/eid=7

■次回実施する「三田の家」に関する本はこちらです


黒板とワイン―もう一つの学び場「三田の家」
黒板とワイン―もう一つの学び場「三田の家」

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