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挫折の連続が成長のバネに:立教大学経営学部BLPが「Career Guidance」誌に紹介されました

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先日高校生の保護者向けの雑誌である「Career Guidance」に立教大学経営学部の事例が掲載されました。

この記事では、経営学部のビジネス・リーダーシップ・プログラムを受講した4人の学生のインタビューが掲載されています。この学生たちは、SA(Student Assistant)として授業をつくる側でもこのプログラムにかかわっているメンバーたちです。

インタビューでは「授業が楽しい!」とかそういうことではなく笑、授業を通して自分にとってどんな学びがあったのかが率直に書かれています。例えばこんなかんじです。

「グループワークでは、とにかく失敗の連続でした。いいと思ったアイデアも、他が同じようなことを考えていてショック。自分の考えていたとおりにすすむことがなくて挫折祭(笑)。人と自分の考えていることの違い、難しさを痛感した半年でした。その後の半年では、その反省を踏まえて自分のやり方に固執せず、変えることにも挑戦しました。」

その他に、授業の体験部分だけでなく、振り返りやフィードバックについて話している部分もあります。例えばこんなかんじです。

「特に、メンバーからフィードバックを受けたのが、自分にとって新しい気づきになりました。自分では、否定的なことを発言するとグループワークの妨げになる気がして控えていたのですが、メンバーからはそれよりももっと批判的な視点ももって話に加わってほしいと指摘され、反省しました」

BLPのプログラムの特徴に加え、実際にどんな学びがあるのかをコンパクトにまとめていただいた記事となっています。

もしお手元にこちらの雑誌がある方はぜひp24を読んでみてください。

何冊か研究室にも残部がありますのでご興味ある方は研究室にお越しの際に声をかけてくださいませ。この表紙です。

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今年の授業もいよいよ今週スタートしました。今年の1年生向け授業の協力企業は「吉野家ホールディングス」様です。これから半年、授業を作る側も精一杯取り組んでいきたいと思います。

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グループワークを効果的にするための「個人時間の確保」の重要性

昨日は「講義」と「グループワーク」の関係について書きました。講義とグループワークのどっちかにするというのが極端だという話です。

今日書きたいのは、「個人作業」と「グループワーク」の関係についてです。

言いたいポイントはひとつで「グループワーク」は大事だけども、その時間をもっとも有効に使うためには「個人作業」が大切ということです。これも「個人かグループか」という二分法に陥らないことが大事ということですね。

他者となにかのやりとりをすることで、新たな発見をしたり、理解が深まるというのは当然あります。よって、「全部ひとり」に比べれば、グループワークの時間を取り入れることは大切です。

しかし、個人で何かを思考する時間をゼロにしたらなにが起こるでしょうか?きっと話をしているだけで作業は進まないでしょう。個人でしっかり考えて思考を深めているからこそ、人と話す時間が有効に働くという側面は大きいと思います。

こうした視点から、最近では、立教大学の授業でも、授業時間外でグループワークをする際に「グループで集まる前に、しっかり個人作業の時間を取ること」と伝えるようにしています。何も調べずに集まっても、なかなか先に進まないからです。

昨日の議論を踏まえて、いま教育のなかで求められているデザインをシンプルに整理してみると、以下の3つを上手に配分することともいえると思います。

1.講義(知識を伝える)
2,グループワーク(他者とともに語る)
3.個人作業(ひとりで思考を深める)

1か、2か、3か、ではなく、これらの効果的な組み合わせを議論できるといいなと思っています。

思考を深める上での「ひとりの時間の重要性」や「内向性の持つ力」については、TEDのこのプレゼンテーションが参考になります。

「グループワークとかは外向的な人だけにしか向いていないんじゃないの?」とか「内向的な人はどうするの?」という疑問を持っている人にとって、この動画はいろいろな示唆があります。書籍もあわせておすすめです。

 

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