【動画公開】2017年度 立教大学経営学部 リーダーシップ入門(BL0)「ポスター発表」

 

立教大学経営学部 1年次生対象の自動登録科目「リーダーシップ入門(BL0)」のポスター発表の様子を動画にまとめました!

今年度の連携企業は株式会社ビームス様です。経営学部の1年生約400人が以下の課題に取り組んでいます。

「メンバーの誰かがジブンゴトとして捉えているテーマを1つ選んで、BEAMSができることを提案せよ」

ポスター発表は「中間発表」としておこなわれ、先輩、教員、OB・OG、協力企業のみなさまなど、総勢600人規模でおこなわれました。

動画でその様子が伝わればと思います!動画は経営学部の2年生が作成してくれました。

撮影:尾花俊弥(立教大学経営学部2年:2017年度時点)
動画作成:佐々木李希(立教大学経営学部2年:2017年度時点)

授業も折り返しですが、後半戦もがんばっていきます!

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先輩約90名が1年生のグループワークを支援する!:メンター制度の導入

今年の経営学部1年生必修の「リーダーシップ入門」(通称BL0)の授業では「メンター制度」という新たな方法を取り入れて授業運営をおこなっています。リーダーシップ入門という授業は、約400人が90グループにわかれ、ビジネスプランを考えることを通してリーダーシップについて学ぶ授業です。

この授業では、これまでも2年生の「Student Assistant(SA)」を18名、「Course Assistant(CA)」を10名前後取り入れて運営していたのですが、ここに「メンター」という役割を追加しました。メンターの人数はなんと約90名です。

立教大学経営学部は1学年約380人ですから、学年の3分の1の学生(約120名)が1年生の授業運営にかかわるということになります。これはなかなかすごい規模だと思います。90名は立候補制で、1日で応募が埋まるという状況でした。

■メンターの役割とは?

メンターの主な役割は「授業時間外のコーチング」です。学生がグループワークをする上で困ったことを授業時間外に支援します。ビジネスプランを考える上でも、自分のリーダーシップを伸ばす上でも、コーチングはとても効果的です。

これまでもSAや教員が学生の支援をおこなってきましたが、クラスの学生は20名以上いるため、一人一人に対してコーチングをするというのはなかなか難しい状況にありました。

今年はメンターがいるおかげで、グループの状況を把握することができるようになったり、リーダーシップについての振り返りをひとりひとりのコーチング込みで行えるようになりました。

■メンター制度の副次的な効果

今回メンター制度を取り入れたのは1年生に対しての支援という意味もありますが、2年生自身の成長に対する意味もあります。SAやCAの制度を運営していて感じるのは、SA・CA自身もすごく成長するんですね。やはり「人に教える」という経験は、成長する上で非常にリッチな経験となります。

しかしこれまでは応募の枠が非常に狭いという状況でした。元々数年前は「SA 18名」という枠しかなく、それに対して毎年応募倍率が3倍近くという状況が続きました。そこでなるべく多くの人にこうした経験をしてもらい、それが授業をよくすることにつながるように新たな役割として、CA、そしてメンターを新設してきたという流れになります。

・SAのみの応募 18名
・SAに加えCAという役割を追加 30名
・SA・CAに加えてメンターという役割を追加 120名

■メンター制度の運営はどうしている?

90名が運営に関わってくれるのはとてもうれしいことですが、一方でSA・CAも足すと120名の学生を統括するというのはなかなか大変なことでもあります。ぼくひとりで運営するのはやはりなかなか難しいです。そこで運営はいろいろな教員・学生に手伝ってもらいながら実施しています。

まず学生の統括役として、2年生の小川嶺くんを中心にさまざまな人たちに協力してもらい運営しています。その上で、メンターに対する研修については、宇田武文先生や、4年生の浮谷優寿斗くん、3年生の野村亮介くん、2年生の小澤佑季さん、木村夏実さん、増田圭織さんなどにお手伝いいただき実施をしました。ここに名前を書いていない多くのメンターたちにも協力をいただいて運営しています。事務のみなさんにも仕事を増やしてしまっているにも関わらず、あたたかいサポートをもらっています。

正直1年目の制度であるため、いろいろなところで未整備なところが多いのが現状です。「あれがない、これがない」と言い始めるとキリがないかもしれません。ただ、メンターたちがただ文句を言うというのではなく「不満を提案に変える」というリーダーシップを少しずつ発揮してくれているのがとてもありがたく思っています。

思えば、CA制度を導入したときにも1年目は仕事が全然整備されていませんでした。おそらく当時のメンバーは大変だったと思うのですが、あのときのメンバーががんばってくれたおかげでCAという役割が整備され、いまではSAと同じ人気・倍率の役割になりました。メンター制度も少しずつ成熟させていきたいと思っています。(↓ 初代CAメンバーの写真。懐かしい!)

■今後に向けて

私が個人的に実現したいと考えているのは「学部の2年生全員が、学部1年生の教育に関わる」という状況です。こういう環境は双方にとってリーダーシップを成長させることにつながるのではないかと思っています。

より大きな視点でいえば、学部全体を学びの場にしたいという思いがあります。

学生が成長する機会は「授業の中だけ」ではありません。「授業を起点」として、「学部というコミュニティのなかで成長できる」ような環境を作れたら楽しいのではないかと思っています。

今年度の授業もそろそろ折り返しですが、よりよい授業になるようさらにがんばっていければと思います!

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明日の授業は約600人でポスター発表!:「リーダーシップ入門」の中間発表

私が授業の統括(コースリーダー)をしている「リーダーシップ入門」(通称BL0)の授業は、明日が中間発表です。この授業は産学連携型PBL(Project-Based Learning)の形式をとっており、立教大学経営学部の1年生約400名が18クラスに分かれて必ず受講する授業となります。教員18名、Student Assistant(SA)などの授業を運営する先輩スタッフ100名以上がかかわって運営する大規模な授業です。

今年は株式会社ビームス様と連携して「プロジェクト課題に取り組むことで、リーダーシップを学ぶ」ということをしています。

明日のポスター発表では、普段は18クラスにわかれている受講生が2会場にわかれて発表をおこないます。それぞれの会場に受講生だけで約200名がおり、そこに教員、先輩、連携企業のビームス様などをあわせると、約300名になります。つまり、2会場あわせて約600人が動く大規模なイベントです。

元々私がこの授業を担当したときには、中間発表は各クラス内で実施をしていたのですが、他クラスの授業を知ることや、多様なフィードバックをもらうことを目的に、ポスター発表の形式に変更しました。変更してから今回が3回目ですね。

今年はOB・OGが参加できるようにしたり、先輩の学生がこれまで以上に多く参加できる仕組みを整えたりと、また昨年に比べて大きくバージョンアップさせました。

ポスター発表の運営チームは全部あわせると100名を超えます。その人数が複数のプロジェクトチームに分かれて準備をしています。日々、LINE、Facebookメッセージ、gmailなどのメッセージは大洪水状態ですが、それぞれのチームががんがん動いているおかげで、しっかり準備をした状態で明日を迎えられそうです。運営を支えている学生スタッフのみんな、教職員のみなさまには本当に感謝感謝です。

受講生たちにとっては、ポスター発表は最初の大きな発表の舞台となります。発表はチームメンバーが交代でおこなう形式なので、全員がプレゼンテーションを体験することになります。また、クラスを横断する機会となるので、「自分のプランと同じことを考えているグループがいる!」とか「こんなによく考えているチームがあるのか・・・」など多くの刺激を受ける機会になるでしょう。

ポスター発表は一方的なプレゼンテーションというより、インタラクティブなやりとりが多いので「これはどうして?」「なぜこう考えたの?」など、質問されることではじめて「これをもっと深めよう」という気持ちになるのではないかと思います。

うまくいくこと、くやしいと感じること、両方あると思いますが、がんがん刺激を受けてほしいと考えています。

大きなイベントを運営するのは体力的には正直なかなかしんどいですが、これだけ多くの人がかかわるからこそできる場があるというのはやはり非常に楽しいです。数百人規模の学生を相手に、数百人規模の運営チームを率いて授業をつくるのは、もはや「授業作り」というか、ひとつの大きな組織を運営しているようなかんじがします。毎回自分のリーダーシップを試されているという思いですが、よい場になるよう明日もがんばっていきたいと思います。

【参考情報】

2015年度のポスター発表の様子はこちらをどうぞ。

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グループワークがうまくいかないと悩むあなたへ

「グループワークがうまくいかない」という人に向けてのメッセージを連続ツイートしたのでブログにまとめてみました。一言で「グループワークがうまくいかない」といっても、いろいろな状況があると思うので、状況別に書いてみました。

グループはなかなかうまくいかないことも多いかもしれませんが、「最初からうまくいく」「最初から失敗」ということはありません!

「よいチーム」は、「どうにかよいチームにしよう」という努力を全員が最後までし続けたチームだと思います。周りの助けもかりながら、ぜひそんな体験をしてほしいなと思います!

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書籍「アクティブトランジション」に収録されているワークショップの実践報告をいただきました。柴田さん、どうもありがとうございました!

カードdeトーク in NFC 多様性が「やばうま」でした
http://ameblo.jp/juno-career/entry-12275607043.html

書籍に掲載しているワークショップは、コピーしてそのまま実施が可能です。ぜひ書籍をご覧になってくださいませ。

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「無難なプラン」に落ち着いていないか?:ぶっ飛んだプランを提案するためには

ビジネスプランに限らず、なにかのプラン・アイデアを考えようとしたときになんだか無難なプランに落ち着いてしまうということはありませんか?

そんなときに「自分は面白いプランを考えるセンスがない」などと落ち込む人も多いのではないでしょうか。

でも本当にそうなのでしょうか?

例えば、授業のグループワークで「よいプランがでない」と悩んでいるチームの相談にのることがあります。そういうときに色々と話を聞いていると、グループワークのなかで「なかなかにぶっ飛んだ面白いアイデア」がでていたりするんですよね。

つまり、ぶっ飛んだプラン・アイデアが思いつかないのではなく、それが採用されていないというだけなんですよね。

そういうときのぼくの役割は「そのぶっ飛んだやつでいこう!」という背中を押すことになります。その上で、「ぶっ飛んだやつを実現するための方法、説得するための方法をどうやって考える?」というかんじに進んでいきます。

この事例から言えることはつまり「創造性がないのではなく、それが押さえられているだけでは?」ということなのです。

「創造的であるために必要だけど、人々が無意識に避けてしまうこと」があると言われています。

これについては、以前、即興演劇(インプロ)を研究・実践されている高尾隆先生(東京学芸大学)に教えてもらったのですが、以下の3つだそうです。

・頭がおかしいと思われること
・えろいと思われること
・普通と思われること

たしかになんとなくこの3つはオープンにしにくいですよね。ただ、素晴らしい芸術作品はこの3つを満たしているものが多いそうです。

おそらく、プランをチームで考えている段階ではこの3つに関するようなアイデアはでていると思うのですが、いざ発表しようと思うと、「なんとなく文句を言われなそうな無難なプランにしちゃう」ということが起こっているのではないかと思います。

今日はぶっ飛んだプランを考えることについて考えてみました。「面白くて創造的なアイデアを考えたい」というのは多くの人がのぞむことではないでしょうか。しかし、「自分にはそんなセンスないかも」と落ち込むことも多いと思います。

しかし、実際は「その発想を自分でおさえている」だけであって、そのアイデアの種はいろいろなところにでている可能性があります。

その自分の発想を大事にしながら、実現可能性などをロジックで考えて形にしていくということができればよいプランができると思います。

「一見ふざけているようだけど、実はよくねられていて、たしかにそうだと思えるプラン」をたくさん見られるとよいなと思っています。

もちろん、自分もそんなアイデアを提案・実現できるように日々楽しんでいきたいと思います。

【参考文献】

インプロ教育―即興演劇は創造性を育てるか?
高尾 隆
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「他にはないか?」と考える習慣はありますか?

何かのプランを考える・深めるという場合に重要な力のひとつに「他にはないか?」を考えられることが挙げられると思います。具体的には、

「何かの答えを自分なりに考えた」→「よし、これでよいだろう」

ではなくて

「何かの答えを自分なりに考えた」→「他には何か解決の方法がないだろうか?」→「あっ、これすっぽり抜けてるかも」→「ちょっと修正しよう」

みたいに考えられるかが大切になります。

学生の指導をしていると「他にはないか?」を考えずに、するっと答えがでてきてしまうことがよくあります。そういうときはグループに入って「他にない?」と聞くようにしていて、そうするとけっこうアイデアがでてきたりします。

「他にはないか?」と考える習慣をつける一つの方法は「そもそもぱっと考えたくらいではたいてい抜け漏れがあるのものだ」と思うのが大切かもしれません。いきなり抜け漏れなく考えるということはたいてい無理です。抜け漏れがあることを前提にして考えるということがまず大切になるでしょう。

また、その際、いきなりまとめるのではなく、「例えば」になるような「具体例」をとにかくたくさん出すことや、「例外になりそうなものはいか」というかんじで、自分の作ったプランに当てはまらない例をあえて考えるということも大事になってくると思います。

こういうことをまず自分一人でやれるようになることが大事ですが、もうひとつ重要なのは「他人に例外を指摘してもらうこと」です。

自分一人でチェックしきるにはたいていなんでも限界があります。自分で考えられるところまでやってみたら、ぱっとだれかに聞いてみて「抜け漏れある?」と聞いてみるとよいでしょう。そうするとまた考える糸口が見えてくると思います。

今日は「他にはないか?」と考える習慣について書きました。こういうことを日々ちょっとずつ意識するだけで深く考える練習になると思います。ぜひ意識して過ごしてみてください。

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自分の文章に対する他者からのアドバイスをどのように受け取るべきか?

文章を書いたときに、だれかに見てもらうということはよくあると思います。むしろ、他人に見てもらう機会をしっかり持つということはとても重要です。

ただ、他人にみてもらってコメントをもらったときに、その全てのコメントを言われるがまま直してしまうと問題が起こることも多いです。そもそもコメントが的外れの可能性もありますし、ついつい「他人任せ」になってしまいがちになってしまいます。

「こう直したらいいんじゃないの?」というコメントは、あくまでひとつの意見であり、それを受け入れるかどうかというのは、自分の責任を持って判断する必要があります。

先日村上春樹さんの「職業としての小説家」という本を読んでいたときにも似たような話がでていました。自分が「あわない」と感じている編集者から、「ここをこうした方がよい」と指摘されたときに、村上さんがどう対応したかという話です。

結果からいうと、「短くした方がいい」と言われたものは「長く」、「長くした方がよい」といわれたものは「短くした」とのことです笑(p.166)

このエピソードは「他人の意見は必要ない」ということを表したものではありません。他人の意見は重要ではあるのですが、それを鵜呑みにするのがよいわけではないということを表しています。

「どう直すか」はさておき、「読んだ人が違和感を感じた」ということは事実です。その違和感の意図を推測しながら、自分で考えて何度も何度も書き直していくことが大事ということでした。

このエピソードは個人的にとてもささりました。

今回の話をざっくりまとめると、以下のようになるのかなと思います。

・文章を他人に読んでもらうことは重要
・他者から率直に違和感を伝えてもらい、それをしっかり聞くことは重要
・しかし、「どのように直すか」は自分の頭で考えることが大切
・「直す方向性」は自分で考えた上で、「しっかり書き直す」という行動こそが大事

自分もこういうポイントを意識して、「書く」という行為と向き合っていきたいです。

文章の書き方に関する記事はこちらにまとまっているのでよろしければどうぞ。

【大学生・院生向け】文章の読み方・書き方・考え方・発表の仕方まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133342163910863801

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「グループワークが苦手な子に対してどうしたらいいですか?」と質問されたときに思うこと

アクティブラーニングなどに関する研修をしたときに、必ず聞かれる質問のひとつが「グループワークが苦手な子に対してどうしたらいいですか?」というものです。

こう聞かれたときに考えることは2つあります。

1つ目は、グループワークの得意・不得意の差が出ないような参加の構造をつくることが、アクティブラーニングのデザインのしどころだということです。

例えば、4人グループ場合に、4人それぞれ別々の資料を配って、協力することが必要になる環境をつくるなどの方法があります(ジグソーメソッドと言われたりします)。こうした方法を取り入れると、全員が参加しやすくなります。

こうした方法以外にも、そもそも間違った意見をいっても大丈夫と思えるような、心理的に安全な場作りをするというのもあります。

全員の前で発言をさせて「それは間違っている」など恥をかかせられたりすると「だったらだまっておこう」と思ってしまうでしょう。まずは意見の言いやすい雰囲気を作ることも大切です。

このように参加を促すための仕掛けや知見は現在いろいろと蓄積されてきています。これらを活用してみるのがよいように思います。

ただ、それをするときに前提として重要になるのは「本当に学生たちはグループワークが苦手なのか?」という視点を頭の片隅においておくことです。苦手だとこちらが思い込んで、機会を渡せていないだけの可能性も検討することが必要です。

2つ目はグループワークのプロセスそのものも学習(成長)できるということです。

「グループワークが苦手な子に対してどうしたらいいですか?」という質問をする場合、全てではありませんが「苦手な子は変わらない」というニュアンスが含まれていることがあります。

しかし、実際はグループワークのプロセスそのものを上達させることは可能です。そのためには、グループワークを終えた後に、学習内容だけでなく、グループワークのプロセスそのものも振り返る必要があります。

「あのときこういう質問してくれたのがよかった」
「よい意見を持ってるから、早めに言ってくれてもいいよ」

というかんじで、グループワークそのもののフィードバックと振り返りの仕組みをいれれば、グループワーク自体が得意になる(少なくとも苦手ではなくなる)可能性があります。立教大ではこれをリーダーシップ教育として実施しています。苦手でもやれば成長するという視点を持つことが重要だと思います。

今日は「グループワークが苦手な子に対してどうしたらいいですか?」という質問について考えてみました。

前提として言えることは「その子は本当にグループワークが苦手なのか?」をまず疑うこと、そして「苦手でも上達は可能である」と考えることがスタートではないかと思います。その上で、すでに蓄積されているさまざまな技法や考え方を上手にご自身の実践のなかに埋め込むとよいのかなと思います。

「グループワークが上手になる」というのは、なにも「ものすごく明るくなる」とか「すごく社交的になる」といったことではありません。静かであっても、人と協力して理解を深めることや、物事を達成するためになにかしらの役割を担うことができればOKだと思います。

こうした視点を持っておくと、グループワークも授業の中に取り入れやすいのかなと思っています。

 

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リーダーシップスタイルを「言語」以外で表現してみることの意義

リーダーシップ開発に関する授業では、自分のリーダーシップのスタイルを言葉で表現してもらうことが多いです。例えば、自分のリーダーシップスタイルのキャッチフレーズを考えてもらったり、リーダーシップにおいて大事だと思う要素を3〜5挙げてもらう等の方法をとります。これはこれでとても意味があります。

ただ、最近リーダーシップのスタイルなどを「言語」だけで表現するのは難しいのではないかと思ってきました。例えば、自分がリーダーシップを発揮していると思える「映画や小説のワンシーン」を持ってきたり、「身体で表現してみる」だったり、「イラスト」で書いてみるだったり、さまざまなメディアを使って「情景として理解する」ということが大事なのかなと思います。

実はこれはリーダーシップのスタイルだけでなく、「ビジネスプランを考える」というときにも重要なのだろうと思っています。

私たちは「考える」ということを、どうしても「イスで座って」(身体的に静的に)、「言葉で」と考えますが、これはあくまで思考の一部なのではないかと思います。

もちろん最終的に「抽象化してまとめる」という意味で、「言語を使って書く」ということは大変有効な手段なのですが、「自分が暗黙的に持っているイメージを表出していく」という段階においては、もっと「言語」から離れて、「身体的にも動的に」考えることが大切なのかもしれないと思っています。

つまり、「プランニング段階」ではもっと動的に、「まとめる段階」では「しっかり言葉に」というかんじでしょうかね。

来年度の授業ではこういった点を頭の片隅に入れて、リーダーシップ開発の授業をデザインしてみたいと考えています。

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今年の「リーダーシップ入門」の授業を振り返る:授業評価アンケートの結果から

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今年の春学期の授業が無事に終了しました。春学期に私がメインで担当している授業は「リーダーシップ入門(通称BL0)」という1年生向け授業です。この授業は経営学部の1年生約400人全員が受講するもので、18クラスに分かれ、教員18名、Student Assistant18名、Course Assistant 14名で実施します。写真は授業運営メンバーと撮ったものです。

私の役割は、授業内容の責任者(コースリーダー)なので、各クラス共通で使用するスライドを作成したり、SA・CAの採用・育成をしたりしていました。

今年で私がコースリーダーを担当して3年目となります。3年というのはひとつの節目になると思いますので、今年は例年とはまた違った緊張感を持って授業運営にかかわっていました。

今年は「未来のひな形をつくる」ということを運営チームのスローガンとして、「リーダーシッププログラムの基本形」を作り上げられるように、例年以上に大胆な内容の変更を行いました。

正直、かなりたくさんのことを変えたので、授業評価アンケートの数値などは下がることを覚悟していました。しかし、結果的に、ここ3年で一番良い結果となりました。

授業の満足度は全てのクラスの平均が4.74でした。2015年度は4.64、2014年度は4.54なので、着実にステップアップしています。他の項目についても、ほぼ全ての項目が過去最高となることができました。

もちろん、授業評価アンケートの満足度はひとつの指標にすぎません。単純に「満足度だけ」あげようと思えば、至れり尽くせりにしたりすることで達成できてしまう可能性があります。「満足度は高いが、学生の学びに本当につながっているの?」という問いも当然でてきます。

そこで、例年あわせて見ているのが「学生の自発性」にかかわる部分です。「自分からフィードバックをもらいにいく」とか「クラスの雰囲気を自分からつくる」という行動をどのくらいしているのかという部分も合わせてチェックするようにしています。

例年はこの値が、他の項目に比べて低い傾向がありました。つまり「授業の満足度は高いけど、自分からがんがん動いているか」というと、そうでもないという状態でした。ただ、今年はその部分の値に改善傾向が見られたというのが大きな進歩だと思っています。

ここ3年間コースリーダーをやってきましたが、毎年基本的な部分は残しながらも、授業を大きく変えるということに挑戦してきました。毎年授業の改善点を、受講生・教員から聞き、大胆に授業内容を変え続けることができたこと自体がまずよかったと感じています。

元々この授業は、私が着任する前から評判のよい授業であり、経営学部の学生の必修授業ということもあったので、正直変えるのはリスクもたくさんありました。気持ち的にも毎年、怖さを感じながらやっている部分があります。

「うまくいっているものを変えて、評判が下がったら明らかに自分の責任じゃないか…」とふと感じることもあるのですが、周りが「変化を恐れない・変化を奨励する」という環境なので毎年挑戦できているのかなと思います。

今年もプログラムの完成度を高めることはできましたが、まだまだ大きく成長するプログラムではないかと思います。私の立教での生活も折り返しになってきましたが、さらに大胆な変化に挑戦していけるといいなと思っています。

今後は自分の研究領域であるトランジションなどとも絡めて、うまく研究としても形にしていければとも思っています。

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■授業に関連する動画

今年の授業を受けた学生のプレゼンテーション動画です。90班チーム中の、6班に残った学生たちのプレゼンテーションがどのようなものかこれを見るとわかるかと思います。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLQMyZBV6wfSu88Cc8zEKyEmhmwW9V9DIa

BLP 教員SAミーティングのご紹介
https://www.youtube.com/watch?v=eF8NA6aBkvs