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本屋でたまたま出会い、何か気になったので衝動買いしてしまいました。ジャケ買い的なかんじですね。リリー・フランキーさんの本です。

リリー・フランキーの人生相談
リリー フランキー
集英社
売り上げランキング: 36709
おすすめ度の平均: 3.5
4 リリーさんで優しいんだ。
2 読んでるとダルくなってくる
3 とってもフランクな人生相談
4 人生相談だけどエロおかしいのでくさくない。キレてるし親切だ。
1 あなたが好きでした。

この本は「週刊プレイボーイ」で連載されていたものなんですね。しかも、この連載は、週刊プレイボーイ創刊から40年以上つづいている歴史あるコーナーだそうです。どちらも知りませんでした(笑)

本の中身は、ここではちょっと書けないような、卑わいな話が多いです(笑)全体を通して、基本的にはエロ的な話だらけの本なので、正直書評としてここに書こうか迷うレベルでした(笑)

ただ、それでも書評にしようかなと思ったのは、この本の「はじめに」に書かれている部分にかなり納得したからです。ポイントは以下の二文かなと。

「人は、人に相談する時、相談用の相談を用意して紙に書いてくる」

だけど、生身で一対一の話になると、途端に人は赤裸々になることが多い。


リリー・フランキーさんがこのシリーズを担当したときに、「人と違うことをやりたい」と思い、いろいろ考えた結果やったことが

「実際に、相談者に会って話を聞いてくる」

ということでした。これまで40年も続いたけれど、「実際に会って話す人」はいなかったんですね。

これは昔トークイベントをやっていたときの経験が生きているとのことです。そのトークイベントはお客さんの人生相談が半分以上を占めていたそうなのですが、こんなことが多かったのだそうです。

あらかじめ回収したアンケートの質問に答えていく。でも、その質問の主をステージに上げて、実際に話していくうちに、その人物の最大の悩みは、アンケート用紙に書かれていることではないことに気づいてゆくのです。
こういう経験から、最初に書いたこれを思ったそうなのです。

「人は、人に相談する時、相談用の相談を用意して紙に書いてくる」

これがすごく面白いなあと。

この本に出てくる相談は、たしかにエロ的なことが多いのですが、リリーさんの軽妙な聞き方・やりとりの仕方は面白いですし、普通は人になかなか相談できないようなことをぶっちゃけて色々やりとりができているのもリリーさんならではなのかなと思いました。

対話の中から、「本当の問題」へと掘り下げていく対話術みたいなものを垣間見られるかもと思います。

思いがけずに面白い本に出会ったなと思いました。

やはり時々、本屋さんに出かけるのは大事ですね。普通にAmazonだけ見ていたら、そもそもこの本に出会わなかっただろうし、買わなかったと思います。面白い1冊です。

これを機に「東京タワー」でも読んでみようかしら。まだ小説で読んだことないので。


東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)
リリー・フランキー
新潮社
売り上げランキング: 3226
おすすめ度の平均: 5.0
5 僕の一番かけがえのないもの
なんか知らないけどやたらと表紙がそそる本で、思わず手を伸ばしてしまいました(笑)。毒舌でおなじみ、元猿岩石の有吉 弘行さんの本です。



有吉さんは、ダチョウ倶楽部の上島さんがボスである竜兵会の本などでも、その毒舌キャラと生き抜く術(すべ)について語っていたと思います。

この本はそれを取り出してしっかり語っているかんじでしょうか。

猿岩石で栄光に上り詰めた後のどん底時代に、どのように生活に耐え、そして、生き抜いていったのかが生々しく描かれています。目次はこんなかんじです。

第1章 「栄光からの転落」4の法則
現金で4千万円って「お金」って実感がないんです

第2章 「どん底生活」11の法則
このままでいるより自殺したほうが楽なんじゃないかな

第3章 「地獄で発見」11の法則
俺も試しに炊き出し喰ってみといたほうがいいかな

第4章 「プロ一発屋」9の法則
アイドルみたいなお笑い能力の低い奴らの中で面白いって言われたい

第5章 「現代人へ贈る」15の法則
お前なんかもう死んでいる

エピソードの1つ1つがリアルなんだけど、不幸自慢でもなく、武勇伝のように書くでもなく、自分のことをある種冷静につっこみながら書かれているので、思わず引きこまれてしまいます(笑)。

・毎日「仕事ないです」と言われるのがわかっているのにかける電話
・自分が活躍していた時代のドラマの再放送をみるときの絶望感
・貯金の減っていくスピードとその心理状態

リアルです。

この本自体のテーマといい、内容といい、なんとなくネガティブなオーラが漂いまくっているのに、読んでみるとなんとなくポジティブになるから不思議です。芸能界という、ある種特殊な環境での本かもしれませんが、なぜか引き込まれる本でした。

波乱な人生をのぞきたい方、あんまりポジティブ全開の本は苦手なんだよなという方にはおすすめの本かもしれません。

こちらも以前読んだのですが面白かったです。Amazonの評価もなぜかいいですね(笑)



本当にいまさらですが、坂本龍馬にハマりはじめました。

「龍馬伝」がよいということは色んな人から聞いていたんですが、一度見るタイミングを逃した僕にとっては「いまさら追いつけないでしょ・・・」というあきらめ的な気持ちでおりました。

でもこないだ「いまから見ても大丈夫!」的なことを言われたので、それなら見てみるかと思ってみてみました。初めてみたタイミングが「第二部の最後」というかなり大事な回でした(笑)

見た感想は率直に面白いと思いました。これまで見なかったことを軽く後悔しました。ちゃんとこれまでの経緯を見ていれば、この回ももっと楽しめたでしょうしね。。。

その反省をいかしつつ、第三部を楽しむためにひとまず「竜馬がゆく」を読むことにしました。時間をみて、少しずつ読み進めています。



「竜馬がゆく」は全8巻なので、なかなか長期に渡って楽しめそうです。昔は小説を読むのは苦手だったのに、去年くらいすっかり趣味になってしまったので、読むスピードもぐんぐんあがってきました。そのせいで短い小説だと、あっという間に終わってしまい残念なんですよね。今回はその心配はなさそうです。

これまであんまり意識したことはなかったのですが「歴史物」は面白いですね。僕はけっこう昔から世界史も日本史も好きだったんですが、マンガもよく読んでいる気がします。

最近読んでいる「へうげもの」は、時代的に龍馬の少し前なんで、つながりが見えて面白いです(笑)



考えてみると、マンガコーナーとか見てみたときに「歴史物」って必ずあるような気がしますよね。小説にもありそうだし、映画にもありそう。博物館とかもある意味「歴史物」?それだけ歴史はストーリーというか物語にしやすいし、私たちもそれを楽しんでいるわけですね。

そう考えると、なぜ私たちは「歴史の物語」がこんなにも好きなんだろうかと少し不思議になりますね(笑)この理由はあとでいろいろ考察してみたいですが、単純に思いつくのは、

・歴史は実際にあったことだから、話をリアルに感じることができる?
・リアルに感じることができるから、いまの時代と比較したりして楽しむことができる?

とかなのかなあ。あと、歴史物が常に再生産されるのは、「解釈の仕方」や「どういう視点で描くか」によっていかにようにもストーリーの広がりがあるからなんでしょうかね。

話がいろいろとズレました。

ひとまず私は着々と「竜馬がゆく」を読みつつ、「龍馬伝」もしっかり見るようにしたいと思う今日のこの頃です。



最近コミュニティについて学問的にもう一度しっかり考えたいと思い、いろいろ本を読み直しています。今回は「コミュニティのグループ・ダイナミックス」という本のご紹介です。




この本の紹介を以下に引用してみましょう。

人々とその環境の総体(集合体)が織りなす動態(動き)の中に、研究者が飛び込み当事者とスクラムを組んで現場を改善していく。それがグループ・ダイナミックスの真髄だ。

決して「心」を実体化しない。心理的問題も集合体の問題として捉える。

本書は、コミュニティの変革に取り組むグループ・ダイナミックスの実践現場に読者を招待する。自治、医療、教育、防災、家族、----地域作りの軸は多様だ。コミュニティを見る目を豊かにする一冊。

わかったでしょうか(笑)少し難しいかもしれませんね。

本書は、「グループ・ダイナミックス」という学問的立場から、具体的な「地域のコミュニティ作り」について考えていく本です。

「グループ・ダイナミックス」ってなによ?というのを本書の説明からまとめてみると、

「グループ(集合体)」とは、一群の人々とその環境をひとまとめにした概念
「ダイナミックス」とは、動き、変化の学問


つまり、それらを足して考えると、

グループを、基本的に動いていく存在、変化していく存在として捉え、その動態を研究するのがグループ・ダイナミックスである。

ということです。

グループ・ダイナミックスには、集団力学という定訳があるが、筆者としては、集合体動学と呼びたいところである。

と筆者は述べておりました。

グループ・ダイナミックスは、従来の心理学と比較した場合、大きく2つの特徴があります。
ここは重要です。

1.内面の世界(心や頭の世界)のとらえ方

グループの現象を説明する上で、個人の心(頭の世界)から出発しない。また、グループの現象を個人の心や頭の世界に還元して説明することもしない。
→つまり、心理主義を取らず、社会構成主義的な立場から考える!

2.研究者の研究スタンス

グループ・ダイナミックスは、研究者とフィールドの当事者による協同的実践が進行してしまうことを認識するのみならず、より前向きに、当事者との協同的実践を学問的使命と考える。

こうした視点から、具体的な実践を分析していくというスタイルをとります。この本で紹介されている実践は以下になります。

1.自治:過疎地域における住民自治システムの創造
2.医療:住民主体の地域医療
3.教育:市民グループによる「学校」教育
4.防災:災害に強いコミュニティをつくる
5.家族:血縁なき「血縁関係」


前半に書かれている「グループ・ダイナミックス」に関する学問的な知見については、研究をしたい人にとってはわかりやすく書かれていると思います。ただ、初めての人にとっては、けっこう難解かもしれません。

実践に興味があるという方は、後半の具体的な例の部分を最初に読んでみるのも悪くないかなと思います。

この本を読んであらためて「社会構成主義」に関する本を読み直そうと思いました。関連する本もいろいろ紹介されているので、この本をきっかけに学び始めるのもありかなあと思います。

コミュニティのことに興味ある人にはおすすめ一冊です。

[関連する書評]

つながりから学ぶ学習論
http://www.tate-lab.net/mt/2009/04/post-91.html

デザインド・リアリティをよみますた
http://www.tate-lab.net/mt/2009/03/post-77.html


先日酒井穣さんの「日本で最も人材を育成する会社」のテキストの書評をしたので、その流れで「はじめての課長の教科書」の書評を書きたいと思います。こちらの本の方が出版されたのは全然早いですよね。



「課長」といわれても、院生の僕にはさっぱり馴染みがないし、大丈夫かなと思っていたんですが、読んでみると「これは僕の興味関心に近い!」と思ってうれしかったです(笑)



簡単に本書について説明するならば、この本は、

「課長、すなわち、中間管理職」

に向けて書かれた本です。

「経営者向けでも」、「末端社員向け」でもありません。
また、中間管理職といっても、「部長」や「係長」向けでもありません。


これまであまり重要と思われてこなかった「中間管理職向け」の本であり、かつ、中間管理職の中でも筆者が一番重要であると考えられる「課長」に向けた本なのです。

僕的に驚きだったのですが、欧米型のマネジメント理論では、中間管理職はむしろ「いらない」ものとして捉えられているそうです。

しかし、日本はむしろこれまで「経営者」「中間管理職」「末端社員」が助けあうような三元論を基礎にしてきたということを述べており、それをベースに考えていこうと書かれています。

日本では、トップ・ダウンでもボトム・アップでもない「ミドル・アップダウン」という中間管理職のダイナミックな役割を強調する新しいコンセプトを世界に先駆けて完成していることを例に、日本型のマネジメントのあり方を考えていこうぜ!ということが指摘されています。

このように「課長」の重要性を指摘しながら、その「課長」に何が必要なのか?どのようにその力を身につけるべきなのか?について書かれたのが本書なのです。



僕は「課長の大きな役割」という部分にぐっときました。

課長は世代間で異なる価値観がぶつかる場所に位置しているポジションなのであり、そうした異なる価値観をそれぞれに理解するばかりでなく、異なる価値観の「通訳」であることが期待されています。

なるほど!たしかに、僕がこれまでいいなと思う組織には、こういう「課長的役割」にたけている人が多いなとふと思いました。

この他にも、

1.課長のところで経営情報と現場情報は交差し
2.社内の情報は課長に向かって集まり
3.課長は現場情報と経営情報をバランスよく持っている

という話もかなり腑に落ちました。

「課長の元気な企業は強い」という話が本に書かれてしましたが、これはたしかになあととても納得してしまいました。



最後に、本に紹介されている課長の8つの基本スキルを紹介したいと思います。細かくはぜひ本書を読んでほしいなと思います。

これだけみると、例えば「やっぱり部下をしからなくちゃ!」など誤解してしまう可能性もあると思いますので(笑)。叱り方にも工夫が必要です。本書には「怒るときは人前ではなく、だれもいない場所で」等、しっかりケースにわけて説明がしてありますので、ぜひ実践するときには本書を読んでからやってほしいなと思います。

1.部下を守り安心させる
2.部下をほめ方向性を明確に伝える
3.部下を叱り変化をうながす
4.現場を観察し次を予測する
5.ストレスを適度な状態に管理する
6.部下をコーチングし答えを引き出す
7.楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
8.オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める




僕は最近「ナナメの関係」の意味をもう一度考え直しているのですが、この本にはたくさんのヒントがありました。

自分はコミュニティを作ったりすることに興味があるのですが、そのときに目指しているスキルは、社長や経営者としてのスキルではなく、なんとなく「課長的スキル」なんじゃないかと思いました。

企業だけではなく、いろいろなコミュニティに応用できる話だと思います。
「研究室」もそうだよなと思います。

指導教員の意図を把握しながら、所属している学生のストレスの状況などを目配りしつつ、うまくどちらもの情報を行き来するようにする。

僕のいまの立ち位置は、課長に近い部分も多くあると思いますし、いろいろこれをベースに実践していきたいなと思いました。

組織運営について悩んでいる人にもおすすめの本じゃないかなと思います。

自分の組織の問題となっているのは、もしかすると「トップ」でも「ボトム」でもないかもしれません。

▼以前書いた酒井さんの本に関する書評

[書評]学べる組織になるためのノウハウたくさん! - 「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (酒井穣さん)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/06/sakai-jinzai.html



本書は筆者である酒井穣さんが、フリービット株式会社において、「日本で最も人材を育成する会社」をめざすべく、実際に導入している人材育成プログラムの背景や導入のポイントをまとめた本です。



前半は、「企業の学び」に関する学術的な知見などが平易にまとめられており、お得感が高いように思います。

例えば、経験学習の話、修羅場体験が人を育てる話、動機付けの話、ダイアローグの話、熟達の話、等々、重要な知見がわかりやすい例と共に紹介されています。

後半は、実際にフリービットで実践している「人材育成プログラム」が紹介されています。

どれもユニークで面白いです。具体例に関する部分の目次を抜き出すとイメージがつくかなと思います。(太線と下線は筆者が追加)

第7章 育成プログラムの具体例

7.1 読書手当「道真公の愛」
7.2 社内ミニブログ(Yammer)
7.3 将来の自分への手紙
7.4 突撃☆お仕事インタビュー
7.5 富士山麓での幹部合宿研修
7.6 日本語のできない外国人の採用
7.7 ジグソーメソッドによるインタラクティブな学習
7.8 ケースメソッド


フリービットでは、社員が読書することを支援するために「読書手当」をだしていたり、社内ミニブログを導入して社員同士の「井戸端会議」の場所をつくっていたりと、様々な工夫をしていて面白いです。マネしたいなあという気持ちがあふれてきます(笑)

個人的に面白かったのは「突撃☆お仕事インタビュー」です。

これは社員同士でアポなしの飛び込みインタビュー(15分程度)を行う活動のようです。こうしたインタビューを行うことで、社員一人一人を理解し、仕事を上手にこなすためのニーズ調査を行うことが目的とのことでした。

実は最近、自分も似たようなことをやっていたのです(笑)。

研究室の学生に

・研究で苦労した点
・アイデアがうまれるときはいつか?
・いまどんな研究をしているか


みたいなことをインタビューして、その音声を録音・共有するというかんじです。この本のノウハウを読んで、今度はこういうこともできるかも!?みたいなアイデアが刺激されました。

学べる組織、戦える組織になるためには、いろいろな工夫が必要です。

この本を読むと「自分だったらこういうふうにしようかな?」といったアイデアの刺激を受けることができます。


前半の理論のまとめも含めて、情報がぎゅっとつまっていてお得感が高い本かなと思います。

人材育成に関連する方だけでなく、組織を運営している人におすすめの一冊だと思います。

▼ 酒井穣さんの書籍はこちら

「ついつい仕事を引き受けすぎてしまう」
「断るのって苦手なんだよなあ」


こんな人に今回の話はおすすめかもしれません。

今回は「依頼と説得の心理学」という本の中から「自分の気持ちを相手にきちんと伝える技術」の話を紹介したいと思います。

ちゃんと「伝える」、ちゃんと「断る」ための技法といえるかもしれません。



最近本屋で「アサーション」という言葉をよく目にするなあと思っていたんですが、このことだったのか!と個人的に納得しました(笑)アサーション等の説明を引用すると、

アサーションとは、自分と相手の権利を尊重しつつ、自分の考えていること、感じていることを相手に素直に効果的に表現することです。

この伝える技法を学ぶことをアサーション・トレーニング(平木 1993)、もしくは自己主張トレーニング(アルベルティとエモンズ 1994)というようです。

なるほど。「こういう力をちゃんと身につけようよ!」という流れがあるのかもしれませんね。

アサーション・トレーニングには以下のプロセスがあるようです。本書で書いてあることをまとめつつ紹介してみます。

a.自己主張に関する考え方の大切さを知ること
・自分に関することは自分で決断したり、責任を持てることを知る
・相手にもその権利があることを知る

b.自己主張できなくなってしまうような思考の習慣を断ち切る努力をすること
・こんなこと言ったら嫌われる(恥をかく)のではないか
・主張してうまくいかなかったら、どうしよう
・今さら訓練しても、自分を変えることはできない

c.主張を話すときに、個人的なルールを作ってそれを守ること
・自分から人に働きかけよう
・自分を大切にするために、主張しよう
・自分がどう感じているかを相手に伝えよう(I(わたし)メッセージ)

d.主張するためのスキルを学び、練習し、実践すること
・相手に主張(依頼)する価値があるかを判断します(利益とコスト)
・自分がどう感じてるのか、なぜそう感じているのか、どうしてほしいのかを相手に伝えます。また、依頼事項は肯定的に具体的に述べます。そのためにはどのような言葉や表現を用いて相手に伝えたらよいかを考えます。
・非言語的コミュニケーション(相手との距離、視線、手の動き、顔の表情、声の大きさや話す速さなど)を効果的に使います。
・相手の反応に注意し、相手の考えや気持ちを言葉や表情から読み取ります。そして、次にどのようなことを言えばよいのかを考えます。

こうしたスキルは「自分が何かを依頼するとき」だけではなく「何かを断るとき」にも多く使えるようです。

「ついつい仕事を引き受けすぎてしまう」とか、「断るのって苦手なんだよなあ」と思っている人には、参考になることが多いかと思います。

なかなか自分の思っていることを言い出せずにストレスをためすぎてしまうという人も多いかと思います。

ちゃんと思いを伝えるということは、別に「持ってうまれた性格だけ」ではないんですね。技術として習得可能なもののようです。


こういう力を身につけておくとハッピーに生きられるかも!?


最近、朝早く起きたり、ジムに行ったりとなんとなく健康的な生活をしているんですが、この勢いでお金の管理もちゃんとやろうかなと思い、読んだ一冊です(笑)



本書は、「貯金をする習慣をどのようにつけるのか?」について書かれた本なのですが、「無理矢理お金をためる!」みたいなことを推奨はしておらず、楽しくかつ効率的な方法を紹介してくれているように思います。

合理的な考えなんだけど、変にケチくさくないというかんじでしょうか(笑)
僕としては好感が持てる本でした。

本書を読んでいきなりドキッとさせられたのが以下の項目です。

ムダな固定費ワースト10

1.ムダな会話やメールのもととなる携帯電話代
2.意味のない飲み会の交際費
3.ぜいたくなまでの食費
4.保証内容も知らない高額な生命保険料
5.不健康のもととなるタバコ・お酒などの嗜好品
6.近所をうろつくための車のローン・ガソリン代
7.意味のない飲み会の帰りのタクシー代
8.毎日の高カロリーな外食ランチ
9.自分の口座なのにおろすたびに引かれるATM手数料
10.惰性で買う雑誌やマンガ


うひー!!いくつかあてはまってますけども・・・。

このように本書の中では、具体的にさまざまな貯金をする方法が紹介されます。

僕が「なるほどー!」と思ったのは、自分が使っているお金を「消費」「浪費」「投資」の3つで分けて考えましょうという話でした。簡単にまとめつつ紹介しましょう。

「消費」
・生活するために必要なもの
・使用量としての支払い全般
・生産性をさほど伴わないもの

例:食料や住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など

「浪費」
・生活に必要ないもの
・今をひたすら楽しむためのもの
・無意味な使い方のこと
→無駄遣い系

例:嗜好品(タバコやお酒、コーヒー)、程度を越えた買い物やギャンブル、固定化された高い金利など

「投資」
・必ずしも生活に不可欠ではないけど、将来の自分にとって有効なお金の使い方
・投資信託や資産運用のことだけではない
・本を読むとか、何かを学ぶことも含む

例:習い事、本代など学ぶための費用、投資信託、貯蓄など。

この3つの枠組みで自分のお金を整理して、その「割合」を見ることが大事とのことでした。具体的には「自分への投資を25パーセント以上にすること」を目標にしてみましょうと書かれていました。

「貯金」というと、どうも味気ないイメージがあるかもしれませんが、本書は楽しく、かつ効率的に「貯金する方法」を説明してくれているような気がします。

最近ムダ使いが多いのだけど、お金をためたい!という方などにはおすすめの一冊です。

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ちなみに、私は最近iPhoneの「支出管理」というアプリを使って、支出をチェックしています。このアプリはなかなか使いやすく、楽しくお金を管理することができるのでおすすめですよ。

iPhone:支出管理
http://shibuym.blogspot.com/2009/11/iphone_24.html

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この本の著者の関連書籍です。


「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた」を読みました!なかなかすごいネーミングの本ですね(笑)



本書は、東京大学の全学組織である「知の構造化」センターが実施する、「i.school」という教育プログラムの実践をまとめたものとなっています。この教育プログラムは、全ての部局に所属する学生が参加することができるようで、主に大学院生が中心ですが、学部生も一部参加しているそうです。

以下の部分が面白いなと思いました。この方がたしかに意欲ある人が集まりそうですね。

単位は与えませんし、修了証や学位も出しません。ワークショップに参加することによって自分自身の価値を高めることが学生にとってのインセンティブです。

実際にどんなかんじで進むかについても、本書を引用してみましょう。

i.schoolの教育プログラムは、20-30名の参加者を対象としたワークショップから構成されます。年間に6回程度のワークショップを開催しますが、夏休みなどに行う集中的なワークショップと、学期期間中に毎週1回の頻度で5-10週程度に行う集中的なワークショップと、学期期間中に毎週1回の頻度で5-10週程度の期間に開催するワークショップがあります。

僕はi.schoolの存在は知っていたのですが参加したことはなかったので内容は興味津々でした。中身をみてみると、イノベーションを生み出す技法について実践をもとにかなりわかりやすく説明されているなという印象をうけました。

この本では、その技法を「あつめる」「ひきだす」「つくってみる」という3つの大きなプロセスで説明しています。

ざっくりですがそれぞれ箇条書きとして紹介します。目次的なかんじですが、エッセンスは全てここにつまっている気がします。

<あつめる>
・観察(フィールドワーク風)
・インタビュー(半構造化インタビュー)
・ケーススタディのための資料
・未来を洞察する材料を準備
・未来の「兆し」を集める
・思いつくものを持ち寄る

<ひきだす>
いくぶん抽象的で、地味な活動。

過去の例をひも解いてみても、「あつめる」から一足飛びに「つくってみる」に到達するイノベーション、つまり、特定の事実(の発見)に直接対応したアイデアが、画期的なイノベーションに結びつくパータンはそう多くない。

すなわち、「あつめる」で得られた情報を十分に吟味し、思考を深め、これまで考えもつかなった視点を見いだし、たくさんのアイデアの種を「つくってみる」に引き渡すまでが、このステップの守備範囲になる。

インテグレーティブ・シンキングの観点
1.要素を抽出する
2.要素どうしの関係性を分析する
3.検討する
4.決定する

・経験の共有
・コレスポンデンス分析
・ブレインストーミング
・シンセシス(統合)
・インパクト・ダイナミクス(強制発想)
・ケーススタディ(事例研究)をする

<つくってみる>

IDEOの標語のひとつに「手で考える」というのがある。つまり、つくりながら考えるということだ。

・絵にする
・身近な材料で作る
・シナリオをつくる
・寸劇(スキット)を演じる
・事業計画書を書く

本書の中では、それぞれの方法を「具体的に」、「実施できるようなカタチで」、紹介しています。実際の授業の様子と共に紹介されるので「抽象的な技法だけ教えられた」というかんじがせず、「試してみよう」という気になるかんじがしました。

自分も参加したくなってしまいましたね(笑)

ワークショップ的な場に興味がある方や、クリエイティブなものを生み出す技法に興味がある方にはおすすめの一冊です。

○関連する書評

[書評]「失敗も学習のプロセスの一環」と思えるか!? - 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
http://www.tate-lab.net/mt/2010/06/---20.html

[書評]許可はあとからもらえ!クリエイティブを支える文化とは - デザイン思考が世界を変えるhttp://www.tate-lab.net/mt/2010/05/ideo3.html

[書評]よりよいブレストをする秘訣を復習してみる 発想する会社!世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法(トム・ケリー他)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/05/-ideo.html


遅ればせながら「電子書籍の衝撃」を読みました!出版業界のことについて僕は詳しくはありませんが、ヒトコトいえば僕らみたいな業界の人は「必ず読んでおくことが前提の本」なのかなと思いました。



出版業界がどのようになるのかということもありますが、僕らの場合は「こうした状況でどう生きるのか」を考える上でも重要な本だと思います。

この本のメインの話とはズレますが「これからのジャーナリストに必要なスキル」として挙げられていた以下の項目が僕にはかなりびびっときました。(太字と下線は筆者が追加)

1.的確なタイミングで的確な内容のコンテンツを的確なスキルを駆使し、多様なメディアから情報を発信する能力
2.多くのファンたちと会話を交わし、そのコミュニティを運用できる能力
3.自分の専門分野の中から優良なコンテンツを探してきて、他の人にも分け与えることのできる選択眼
4.リンクでお互いがつながっているウェブの世界の中で自分の声で情報を発信し、参加できる力
5.一緒に仕事をしている仲間たちや他の専門家、そして自分のコンテンツを愛してくれるファンたちと協調していく能力


これはジャーナリストにだけ求められる力ではないと思います。

これから大きな時代の変化が予感されるだけに、「どのように自分はその変化に対応するか」ということをなんとなく考えてしまう本でした。

必読な一冊ですね。


フィードメーター - tate-lab - 教育・学習について研究する院生のblog





「ワークショップ」の売れ筋本



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