アイスブレイクの手法はたくさんありますが、以下の点を押さえておくとより有効に使えると思います。

一番大事なのは「アイスブレイクをワークの文脈にしっかり位置づける」ということだと思います。

・メインワークとして何をやりたいのか?
・どんなメッセージを伝えたいのか?

これと合致するものを上手に配置すると効果を発揮します。オリジナルなアイスブレイクワークを作らなくても、お題を少し変えるなどのカスタマイズでも十分だと思います。

逆にこれをしないと、せっかくほぐした空気がリセットされてしまいます。「あれはなんだったの?」という雰囲気がかもしだされます。

「これはこれ、あれはあれ」というかんじにするのではなく、上手に流れに位置づけること、それがアイスブレイクを効果的に使うコツではないかと思います。

今日書いた内容は、今週始まった「他者のリーダーシップ開発(GL102)」という授業の中でも取り扱いました。初回の授業なので、アイスブレイクを体験してもらったのですが、それを通じて「具体的にどう設計するか?」という後ろ側についても解説するというスタイルですね。「体験してもらった後にネタばらしをする」というスタイルで、場を設計できる学生を育てられれば名と思っています。

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