「仕事を早く終える」ということと、「仕事が好き」ということは両立すると思うのですが、なかなかそう思われない部分もあるのかもしれませんね。

ツイート内で言っている研究は「職場学習の探究」の舘野章で書いた内容です。この章では「社外の勉強会に参加することが成長につながるか」に関して調査結果をもとに検討しました。書籍のリンクは文末に貼りました。

結果については、ツイートだとかなり短めに書きましたが、もうちょっと正確にいうと「社外にでている人が、でてない人に比べて組織に対する愛着が低いということはない」、「社外に出ている人で、社内の勉強会にでもでている人が一番組織コミットメントが高かった」という結果でした。単純に平均との大きさだけみると「社外の勉強会に参加したことがない」という人が一番組織コミットメントは低かったです。

このことから「社外に出ている人は、組織嫌いでしょ」と安易に考えない方がよいのではということを述べました。

私が最近思っていることは「ひとつのことに専念すること」はそれはそれでよいものの「複数のことをしているからこそ見えるものもあるのでは?」ということです。

最近と書きましたが、実は自分がこだわりがあることのひとつかもしれません。

もともと職場を越境する「越境学習」(仕事と、それ以外の往還の重要性)を研究したり、そもそも自分が大学院で「学際情報学府」という「学際性」を重視した大学院を選んだのも、そういうこだわりや直感が背景にあるからかもしれません。

一見矛盾するようなものでも、両方があるからこそ意味があるようなものもたくさんあるのではないかと思います。

「Aなの?Bなの?」と言われて「どっちも!」というのは、なんだか微妙なかんじもしますが、そもそも「Aなの?Bなの?」という問いがおかしいということもあるのではないかと思います。

ある種の「二刀流」が「1つのことだけをやっているひとをバカにしている!」とは思われない世の中というのも面白いのかなと考えています。

 

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越境学習についてはこちらの書籍にもまとめています。

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