リーダーシップスタイルを「言語」以外で表現してみることの意義


リーダーシップ開発に関する授業では、自分のリーダーシップのスタイルを言葉で表現してもらうことが多いです。例えば、自分のリーダーシップスタイルのキャッチフレーズを考えてもらったり、リーダーシップにおいて大事だと思う要素を3〜5挙げてもらう等の方法をとります。これはこれでとても意味があります。

ただ、最近リーダーシップのスタイルなどを「言語」だけで表現するのは難しいのではないかと思ってきました。例えば、自分がリーダーシップを発揮していると思える「映画や小説のワンシーン」を持ってきたり、「身体で表現してみる」だったり、「イラスト」で書いてみるだったり、さまざまなメディアを使って「情景として理解する」ということが大事なのかなと思います。

実はこれはリーダーシップのスタイルだけでなく、「ビジネスプランを考える」というときにも重要なのだろうと思っています。

私たちは「考える」ということを、どうしても「イスで座って」(身体的に静的に)、「言葉で」と考えますが、これはあくまで思考の一部なのではないかと思います。

もちろん最終的に「抽象化してまとめる」という意味で、「言語を使って書く」ということは大変有効な手段なのですが、「自分が暗黙的に持っているイメージを表出していく」という段階においては、もっと「言語」から離れて、「身体的にも動的に」考えることが大切なのかもしれないと思っています。

つまり、「プランニング段階」ではもっと動的に、「まとめる段階」では「しっかり言葉に」というかんじでしょうかね。

来年度の授業ではこういった点を頭の片隅に入れて、リーダーシップ開発の授業をデザインしてみたいと考えています。

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