「ついついやってしまう」を促す「仕掛学」という発想

松村真宏先生の「仕掛学」を読みました。

仕掛学

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松村 真宏
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この本は我々が「ついしたくなる」行動の裏にある「仕掛け」に着目して、人を動かすためのデザインについて書いています。例えば、この表紙にあるように、ゴミ箱の上にバスケットゴールがついていたらついついゴミを投げたくなりますよね。他の例として、男の人にしかわからないかもしれませんが、トイレに「的」をつけられるとついつい狙いたくなるというのも、仕掛けです。

この本では「仕掛け」の要素や、「仕掛け」をするためにどんな発想が必要かがまとめられています。「なるほどその手があったか」というかんじで見ているだけでも面白いです。

「なにかやってほしい行動」があったときに、「それをやれ!」といって強制するのではなく、自然とその行動をいやな気持ちなくやってしまうようにデザインできることは、色々なことに通じる考え方だと思います。目的を押さえて「その手があったか」という方法で実現するということですね。

学びの場をデザインするときにも「みなさん活発に話して下さい!」というよりも、自然と話したくなるような場をデザインしたいと思うわけで、そういう意味でもこの本の発想は役に立ちました。

この本を読むと、自分も何か仕掛けてみたい!と思えます。おすすめの1冊です。

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課題の提出が遅れるメカニズムと解決策について考えてみた

「課題の提出が遅れた!」というのは学生にとって非常にあるあるなのではないでしょうか。社会人にとってもどきっとする話題かもしれません。ぼくもどちらかというとギリギリにやるタイプの人なので気持ちはよくわかります。

今回は「提出遅れがなぜ起こるのか」「起こらないために何をしたら良いのか」について自分なりに考えてみたことを書いてみようと思います。

まず提出遅れが起こる一番の原因は結局のところ「スタートの出遅れ問題」なのではないかと思います。最初に手をつけるのが遅いことで、課題を進める上での深刻な問題が引き起こり、締め切りに間に合わなくなるということです。具体的に想定できる深刻な問題は3つです。

1.課題に取り組む時間が長くなる
・課題や授業の内容を忘れてしまうので、資料を見直したりする時間が増える
・困ったときに人に助けを求める時間がとれないのでひとりで抱えるしかない

2.見積もりが不正確なのでスケジュールが立てられなくなる
・課題が具体的にどのくらいの時間がかかるかわからないので予定が立てられない

3.間に合うかなという焦燥感のなかで過ごすことが増えてしまう
・課題やっていないという後ろめたさや焦燥感のなかで課題に取り組むので集中できない

このように「初動が遅い」ということで「時間がかかり、予定が読めなくなりなり、あせる」という悪循環にはまっていくわけです。

ではなぜそもそも「スタート出遅れ問題」が起こるのでしょうか。それには3つの理由があると思います。

1.課題についての考え方の問題(そもそも)
・初動の遅れが深刻な問題につながることに気がついていない
・完璧主義傾向がある(中途半端にやれない・他者に見せられない)

2.課題に対する自分なりの意味づけの問題(なんで?)
・「なぜこの課題に取り組むのか?」の自分なりの意味づけができていないので後回しになる
・授業を通して何を得たいのか、どんな自分になりたいかが不明確

3.時間の確保に関する問題(いつやるの?)
・課題が出された直後にとりかかる時間を取っていない
・課題に取り組む時間を確保できていない
・締め切りに間に合えばよいと思っていて、「自分なりの前倒しした締め切り」を設定できていない

おそらく「そもそも」初動の遅れがこういうことにつながるということに気がついていなかったり、完璧主義ゆえに中途半端に手をつけるのがいやというパターンがあるのではないかと思います。できていないのを人に見せるのもいやなので、どんどん問題を抱えてしまうという傾向もあるかもしれません。

次に「なんでこの課題をやるの?」という自分なりの意味づけができていないケースも多いと思います。「出されたからやる」という受け身の姿勢では「あとでやればいいや」となりがちです。

最後に、結局のところ「いつやるの?」というスケジューリングに問題があると思います。課題に取り組む時間を確保できていなければ、当たり前ですがどんどんあとまわしになってしまうのです。

これらを踏まえ、解決策を考えてみました。要は以下ができていれば大丈夫ということになります。

1.初動の遅れが全ての原因であることを知る
2.課題をやることについて自分なりの意味づけをする
3.課題をいつやるのか時間を確保する

まずこの文章を読んで「初動の遅れ」が全ての原因であることを知ります。その上で、「自分なりの課題の意味づけ」をする必要があります。

そのためには、要は「なりたい自分に近づいている!」という感覚を得ることが大切ではないかと思います。「自分はこの授業が終わった後にどんな状態になっていたのか?」や「こんな大学生になれたらいいな」というワクワクする目標を立ててみて、この課題がそこにつながっているという感覚を得えます。

なので、まずは「自分はどんな人になりたいのかな?」ということを考えてみるといいでしょう。一人で考えるだけでなく、友達と話してもいいかもしれません。また、教員や先輩に「こういう力はどういうときに使えますか?」などを聞いてみてもよいかもしれません。

次にやることは、課題が出されたら完璧でなくていいので、まず最初にざっくりと課題に手をつけて、締め切りも少し前倒した日程にしておくことです。具体的なステップは以下です。

1.課題がだされてなるべく早い段階で一度課題に手をつけて以下の3つを考える

  •  (1)どのくらい時間がかかりそうか
  •  (2)何がわからないか(他者の助けが必要そうか)
  •  (3)いつ時間を確保するか、を決める

2.定期的に課題をだされるのであれば「何曜日のいつはこの課題のための時間」と最初から決めておく

3.困ったときに他人に聞けるように、友達と一緒に空きコマを使って課題をやる

  • 助けてくれる人(先輩など)の空いている時間も事前に確認

4.「最低限提出できるもの」を一日前につくっておく

5.提出日は手直しをするくらいにしておき、提出時間の2時間前を「自分締め切り」としておく

最初のうちは「自分がこの作業にどのくらい時間がかかるか」という見積もりがたいてい甘いです。自分で「1時間かかる」と思ったら「1.5倍」くらいの時間を確保しましょう(1時間30分)。そして、毎回自分が課題にどのくらい時間がかかっているかを記録しておくことも大事です。

こういう流れを作れるように意識してみると、締め切りよりも早く、質の高い課題を提出できるのではないかと思います。

いかがでしたでしょうか。なんとなく起こってしまう「仕事の遅れ」も、こうやって考えてみるとわりとシンプルな現象であり、ちょっと意識すればできそうな気がしてきませんか笑?

これらを意識して「短い時間で、計画通り、気持ちよく」課題に取り組んでいけるようお互いがんばっていきましょう!

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言葉を「他者への説明」ではなく「自分の学び」のために使うことの意義

「言葉にする」というと、反射的に「他者への説明」という文脈が思いつきます。しかし、言葉にするということは必ずしも「説明」だけを意味するのではなく、「自分自身の学び・気づき」にも使うことができます。こういう視点は当たり前に見えて、意外に忘れがちなのかなと思います。

例えば、授業の振り返りの場面を考えてみましょう。あれは本来だれのため・何のためにやっているのでしょうか?

ともすると「教員に対して、自分はちゃんとやってるよ」ということを伝えるメッセージになってしまうのではないかと思います。しかし、本来的に振り返りは「自分の学びを深めるため」に使ってもらえばよいので、メッセージになってなくてもかまわないと思います。

自分なりに理解を深めようとしたときにどう考えたのか。自分なりのちょっとした違和感や疑問などを言葉にするとどうなるか。こういうことにトライする機会になることが望ましいのだと思います。

つまり、振り返りで対話すべきは「他者」ではなく「自分」なのです。自分なりの理解の断片をなんとか言葉として表出してみるという自己内対話こそが理解を統合させるキーになるのです。

このように考えたときに、教え手の態度としては「振り返りが他者に伝わるかどうか」は「結果」であって、まず第一の目的は「自分なりのもやっとした理解を言葉にしようと試行錯誤してみることなのだ」ということをしっかり伝え、「自分と向き合うこと」を推奨することが大切になってくるのかなと思います。

今日は学びを深める振り返りについて書きました。こんなことを思ったのは、先日、慶應義塾大学の諏訪正樹先生の講演を聞いたからです。諏訪先生は「身体知における言語化の意義」について研究をされています。例えば、ボウリングの熟達において、言語化(振り返り)がどう影響を与えるか等の研究があります。研究内容はこちらの書籍にまとまっています。

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あらためてこうした知見はいろいろなところに活用できるなと思いました。授業のなかでもいろいろとあらたな工夫をしていきたいなと思っています。

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アクティブトランジションのFacebookページでは、日々ワークショップの活用事例などを更新しております。よろしければ「いいね!」どうぞよろしくお願いします。
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「事実」と「解釈」を見分けて、自分の「見えない価値観に気がつく」という練習

秋学期の授業のひとつに、ビジネスコミュニケーションに関するものがあります。この授業は、折口みゆき先生がメインで、私がサポート的に入っている授業です。

この授業では、ここ数回、タイトルに書いた「事実」と「解釈」を見分けて、自分の「見えない価値観に気がつく」という練習をやっています。「事実」と「解釈」を分けるというのは、簡単そうに見えてけっこう難しいです。特に自分がかかわっているものであればあるほど、「何が事実か」「何が解釈か」というのを分けてみられなくなるものですよね。

でもこうした思考習慣は、論理的に考えるときにも、創造的になにかを考えるときにも基本となる視座なのではないかと思います。

事実と解釈の違いがわかってくると、自分は「どんな出来事」に対して「どんな考え方をしているか(価値観をもっているか)」ということを自分でも意識的になっていきます。そうすると、ある物事に対してひとつの側面から決めつけるのではなく、「もしかしたらこういう可能性があるかも?」と視野を広げたり、「自分はいまこういうことにこだわっているのかも」という自己理解に結びつけることができるのではないかと思います。

こうした「事実」と「解釈」を見分けて、自分の「見えない価値観に気がつく」というのは、実は色々なワークショップに共通する基本的なデザインのポイントなのかもと思います。

例えば「対話型鑑賞法」という、アート作品をベースに対話を行うという方法があります。この方法では、鑑賞者は作品を見た感想を話すわけですが、そのときにも「何をみて(事実)」、「どう感じたか(解釈)」という両方を分けて理解することを大切にしているように感じました。例えば、「作品からさびしさを感じる(解釈)」というと、「具体的にどこの部分をみてそう思いますか?(事実)」というかたちで、しっかり対応付けをすることを大切にされているのかなと思います。

こうした思考の習慣に慣れることは大切なことなのかなと思います。

(↓対話型鑑賞法ではひとつの作品をもとに、みんなで対話しながら鑑賞する方法です。)

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「事実」と「解釈」を見分けることができると、「きっとこの人はこうだ!」といった決めつけをしてしまうのではなく、ものごとに対して「よい保留」ができるようになるのではないかと思います。

「じっくりみて、考える」という思考の様式に慣れる訓練はいろいろなところで必要になってくるのかなと思います。

■関連情報

以前対話型鑑賞のイベントをやったときの記事はこちらです。(平野智紀くんのページです)
http://www.tomokihirano.com/blog/2013/01/kyoto-u-130120.html

アクティブトランジションのワークショップも基本的には、ワークをやるなかで「自分の価値観に気がつく」というものが多いです。

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「アレンジする」という創造性と楽しみ

4月に書籍「アクティブトランジション」が出版されてから約半年が経ちました。この書籍は「大学生を対象にした3本のワークショップ」と「調査結果をまとめた論文」からなるものです。

本書の特徴は、特に「ワークショップ編」にあり、「収録したワークショップをアレンジして自由に実施してかまわない」としました。収録したワークショップの詳細なタイムラインを載せ、教材などをコピーして、商用利用以外であればどこでも実践OKとなっています。また、書籍に載っている通りに実践するだけでなく、各実践先にあったようにアレンジして実施してくださいと記載しました。

実際どのくらいの方が実践してくれるか不安ではあったのですが、半年の間に多くの実践報告をいただきました。(実践してくださった場所の一覧を文末に載せました。うちもやったよ!という人がおりましたらぜひご連絡下さいませ)

実践報告をいただいてうれしかったことは、予想以上に多くの実践先で「面白いアレンジ」をされていたことです。例えば、三起商行株式会社様では「オリジナル社会人カード」を作成してワークショップを行っていました。

本来のカードはこれなのですが、

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こういうオリジナルカードを作って実践されたとのことです。イラストも台詞も両方オリジナルです!すごい!

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これは一例ですが、他の実践先においても、教材そのものをアレンジしたり、対象者を工夫したり、ワークの内容(教示)を工夫したりして、こちらが予想もしていなかったような使い方をされていて非常に面白かったです。

実践報告をしてくださる方々は、みなさん楽しんでアレンジされている雰囲気が伝わってくるのですよね。人事の方や、教員が「こうしたら面白いかも!?」というかんじで、楽しみながらクリエイションされているかんじがすごく伝わってきて、こちらもパワーをいただいたかんじがしました。

先日ブログで「何事も面白がれる力が大切」という話を書いたのですが、「アレンジする」ということもまさに関連する力なのかなと思います。

近年いろいろな教育方法が開発され、型も流通していっていると思うのですが、「その方法をやらないといけない」「その方法通りやらないといけない」というのは少々窮屈ではないかとも思っています。

ある方法をベースにしながら「アレンジの知」が共有され、「楽しさ」の連鎖が広がっていくと、やらされ感みたいなものを減ってより盛り上がっていくのかなと思っています。

アクティブトランジションのワークショップ実践事例はFacebookページにまとめておりますので、もしよろしければぜひご覧下さいませ。ページの「いいね!」をしていただけると非常にうれしいです!

アクティブトランジションFacebookページ
https://www.facebook.com/activetransition/

【実践先一覧】
・立命館大学様
・桃山学院大学様
・九州産業大学様
・和泉短期大学様
・京都造形芸術大学様
・九州大学様
・立教大学
・株式会社日本マイクロニクス様
・三井住友海上プライマリー生命保険株式会社様
・株式会社ビームス様
・株式会社内田洋行様
・三起商行株式会社様
・フリービット株式会社様

よろしければ書籍もぜひご覧下さいませ。内定式などでアクティブトランジションワークショップを実践してくださったところも多かったようです。

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つまらないものを面白がれる力をいかに身につけるか?

同じ授業や講演を受けても、よく学べる人、よく学べない人の差はあると思います。ではよく学べる人はどんな人かというと、ひとつには「面白がれる力」が高いんだろうなと思います。「面白がれる力」とは、要は「自分にとっての意味づけ力」ともいえるのかもしれません。

一見つまらない、もしくは自分とは関係なさそうなものであっても、「これをやったら、こういう意味があるかも」、「こう捉えてみれば、これも面白いかも」という、自分にとっての「意味変換フィルター」みたいなものを持っている人は、どんな体験からも学びを得ていってしまうなと思います。

ではそういう「面白がれる力」はどうやったら身につけさせることができるのでしょうか。授業をしている身としてはここがポイントですよね。ぼく自身まだ答えはないのですが、2つアプローチがあるのかなと思います。

1つ目は「なりたい自分を描く(描かせる)」ということです。夢というほど大きくなくてもいいのですが、「自分はこうなりたいな」といったイメージがあるだけで、身の回りの情報に対して「アクティブに」接することができるようになるのではと思います。なので、最近授業では「この授業が終わった後、どんな自分になっていたい?」ということをよく質問するようにしています。

2つ目は「学んだ知識を活用する場面を持つ(持たせる)」ということです。具体的には、授業で学んだことを身の回りの環境に適応させてみて、その結果を報告してもらうという実践をしてもらっています。そうすると、普段受けている授業についても「こういうところに使えるかな」というかんじで、知識の「加工・適用」をイメージしながら受けることができるようになるのかなと思います。

この2つの工夫はぼくひとりで考えたわけではなく、一緒に授業を作っている高橋俊之先生(立教大学経営学部 特任准教授)のアイデアがベースになっています。

要は、同じ体験からより深い学びを得るためには、「なりたい自分」というキャリア的アプローチと、「授業外での活用」という学習論で言うところの転移アプローチの2つが必要になるのかなと最近考えています。

以下のリンク先にあるような人のように過ごせると毎日がより楽しくなるのかなと思います。そんな人を育てられるような環境をつくっていきたいなと思います。

「何でも楽しいという友人」
http://anond.hatelabo.jp/20070823233243

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書籍「アクティブトランジション」おかげさまで、多くの大学・企業でワークショップが実践されています。内定者への支援をお考えの企業関係者のみなさま、キャリア教育の実践をされている大学関係者のみなさまにおすすめの1冊です。

 

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リーダーシップスタイルを「言語」以外で表現してみることの意義

リーダーシップ開発に関する授業では、自分のリーダーシップのスタイルを言葉で表現してもらうことが多いです。例えば、自分のリーダーシップスタイルのキャッチフレーズを考えてもらったり、リーダーシップにおいて大事だと思う要素を3〜5挙げてもらう等の方法をとります。これはこれでとても意味があります。

ただ、最近リーダーシップのスタイルなどを「言語」だけで表現するのは難しいのではないかと思ってきました。例えば、自分がリーダーシップを発揮していると思える「映画や小説のワンシーン」を持ってきたり、「身体で表現してみる」だったり、「イラスト」で書いてみるだったり、さまざまなメディアを使って「情景として理解する」ということが大事なのかなと思います。

実はこれはリーダーシップのスタイルだけでなく、「ビジネスプランを考える」というときにも重要なのだろうと思っています。

私たちは「考える」ということを、どうしても「イスで座って」(身体的に静的に)、「言葉で」と考えますが、これはあくまで思考の一部なのではないかと思います。

もちろん最終的に「抽象化してまとめる」という意味で、「言語を使って書く」ということは大変有効な手段なのですが、「自分が暗黙的に持っているイメージを表出していく」という段階においては、もっと「言語」から離れて、「身体的にも動的に」考えることが大切なのかもしれないと思っています。

つまり、「プランニング段階」ではもっと動的に、「まとめる段階」では「しっかり言葉に」というかんじでしょうかね。

来年度の授業ではこういった点を頭の片隅に入れて、リーダーシップ開発の授業をデザインしてみたいと考えています。

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「時間がきた」以外の理由でミーティングを終わらせることができますか?:効率的なミーティングのために

効率的なミーティングをするためのコツは色々あると思いますが、本質的に必要なのは「ミーティングのゴールは何か」ということを全員が認識しておくことなのではないかと思います。

そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、意外にこれがなあなあではじまるミーティングは多いのではないでしょうか。

「何が決まったらミーティングが終わりなのか?」ということが決まっていないミーティングの終わりは「時間がきたのでそろそろ」です。ゴールの状態が決まっていないから「終わり」を決めるのは「時間」であり、「時間がくるまで時間を使う」ということになってしまうのではないかと思います。しかも何も決まらないというのはつらいものです。

一方で「何を決めたら終わりか」が決まっているミーティングは「時間は目安」でしかなく、それが決まったら、決まった瞬間に終わらせることができます。「時間が来たから終わり」ではなく「ゴールを達成できたから終わり」とできると、時間的にもミーティングの意義としても大きいですよね。

もちろん「時間の終わり」が明示されているのはまだマシで「時間の制限もなく、決めるべきことが明確ではないミーティング」というのも世の中にはたくさん存在しているのかもしれません。

実際は「時間の制限ありなし×目的のありなし」の4つのタイプになりそうですね。

・時間も目的もあいまいなミーティング
・時間は決まっているけど目的があいまいなミーティング
・時間は決まっていないけど目的が明確なミーティング
・時間も目的も明確なミーティング

今日こんなことを書いたのは、最近学生に「よいミーティングのやり方」を体感してもらうためにどうしたらよいかを考えているからです。

近年の大学授業では、授業時間外にグループワークをやってもらうことが増えているので、こうしたミーティングのやり方そのものについても大学生は試行錯誤しながら学んでいます。

よいミーティングとはどういうものなのかという感触をつかんでくれると、もっと授業を楽しめて、アウトプットの質も高まってくるのかなと思います。

みなさんはよいミーティングをするためにどんなことを意識されていますか?なにかあったら教えて下さい。

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「書く時間」が減ることは何を意味するか?

最近ずいぶんブログを書く時間が空いてしまいました。なにかあったときにFacebookに速報的に書くことはできているのですが、ブログとなるとどうもひとつハードルが上がってしまうものですね。

自分にとって「書く時間が減る」ということが何を意味するかを考えてみると、一言でいえば「振り返り」がおろそかになってしまうということなのかなと思います。

なにか出来事があったときに「これはこういうことだったのか!」「次はこういうことをやろう」などという発見がありますよね。

本来は「書くこと」を通して、それらを「抽象化」して自分のなかに落としていく必要があるのですが、そこが失われてしまうことになっちゃうのかなと思います。これは大損失ですね。

もちろん、何かを体験した後に、仲間たちとともに「話すこと」も大事な振り返りになっているのですが、「自分なりの言葉として書いておく」ということは、めんどうな分、学習効果は高いのだろうと思います。

どんどんアクションをしていくことは非常に重要ですが、それと同時に抽象化・言語化のサイクルを通していかないとどうしても一歩先のレベルにいけないのではないかと思うので、今月は特に「書くこと」を意識してやっていきたいと思います。

「体験だけでなく、振り返りが大事!」ということを自分もせっせと実践していきたいと思います。

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