月別アーカイブ: 2016年6月

【参加者募集】アクティブトランジション体験会!? 学生から社会人への移行を支援するために企業・大学ができることとは?

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7/13(水)にイベントを実施します!

上記のイメージに当てはまる方に特におすすめのイベントです!よろしければぜひご参加下さいませ。

※定員に達したため応募は締め切りました(6/20(月) 19:00)

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アクティブトランジション体験会!?

学生から社会人への移行を支援するために企業・大学ができることとは?
〜内定者の育成と大学時代の過ごし方について考える〜

日時:2016年7月13日(水曜日)午後7時から午後9時まで
場所:株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場 CANVAS 2F
参加費:3000円(軽食+フリードリンク+カードdeトークカード)
定員:100名
主催:書籍『アクティブトランジション』制作チーム
舘野 泰一 (立教大学)
中原 淳 (東京大学)
木村 充 浜屋 祐子 吉村 春美 高崎 美佐 田中 聡 保田 江美
井上佐保子、三宅由莉、いわた花奈

共催:内田洋行教育総合研究所
協力:株式会社 三省堂

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「6月の選考解禁」とともに、新卒採用活動が本格化してきました。企業にとって、内定者フォローをどのように行うべきか、せっかく採用した貴重な人材をどのようにかにひきとめ、早期戦力化していくのかは重要な課題です。

一方、大学は、今後の就活支援をどのように行うべきしょうか。

学生から企業でしっかりと活躍できる人材へと変容していく移行期(トランジション)をどう導くかは、大学においても企業においても大きな課題です。

本イベントでは、

・どのような大学生が社会で活躍しているのか?
・どのような内定者フォローが有効なのか?

といった、大学生に対する縦断調査の結果の報告と、研究知見に基づいたキャリアワークショップを体験いただきます。

今回体験していただく
「カード de トーク いるかも !?こんな社会人」ワークショップは、一般的な組織にいる「典型的な社会人」がカードとなっており、そのカードをもとに対話を行うことで「就業観・職業観」について考えるものです。主に内定者向けに開発しています。

当日ご体験いただくワークショップに関するガイド、使用するツール、理論的背景となる研究論文等は、筆者らが著した新刊『アクティブトランジション』に収録されているものです。

本イベントでは、

1.企業で採用・内定者フォロー・新入社員研修をされている方
2.大学・高校でキャリア教育にかかわっている方
3.ワークショップを体験してみたい大学生
4.アクティブラーニング型の授業・研修設計に興味を持っている方
5.書籍『アクティブトランジション』について詳しく知りたい方

などにおすすめです。もちろん、ここにあてはまらない方も大歓迎です。

『アクティブトランジション』(三省堂)をお持ちでない方も、お持ちの方も、ご参加頂けます。当日、ご希望があれば、会場にてお買い求めいただくこともできます。

企業、大学、高校など、さまざまな実践に関わる方々と、
ワークショップの体験、議論ができることを楽しみにしております。

◆スケジュール

・ウェルカムドリンク
・アクティブトランジションとは何か(中原・舘野)20分
・ワークショップ体験(ファリシテータ 舘野)1時間
・インタラクティブセッション(制作チームによる論文解説など)20分
・ラップアップ 20分

※スケジュールは変更になる可能性があります

◆日時
日時:2016年7月13日(水曜日)午後7時から午後9時まで

◆会場
場所:株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場 CANVAS 2F

協賛:内田洋行教育総合研究所

◆参加費

3000円(軽食+フリードリンク+カードdeトークカード)
※社会人カードセットのお土産がつきます。

◆書籍について

『アクティブトランジション』(三省堂)をお持ちでない方も、お持ちの方も、ご参加頂けます。当日、ご希望があれば、会場にてお買い求めいただくこともできます。

書籍を事前購入されたい方はこちらをご利用ください

「アクティブトランジション」(Amazonのサイトへ飛びます)

◆募集人数
100名(人数を超えた場合には抽選とさせていただきます)

◆参加条件

1.本ワークショップの様子は、予告・許諾なく、写真・ビデオ撮影・
ストリーミング配信する可能性があります。
写真・動画は、舘野泰一研究室ないしは中原淳研究室が関与する
Webサイト等の広報手段、講演資料、書籍等に許諾なく用いられる場合があります。マスメディアによる取材に対しても、許諾なく提供することがあります。参加に際しては、上記をご了承いただける方に限ります。

2.応募が多い場合には、〆切前であっても、予告なく応募を停止する可能性がございます。あしからずご了承下さい。

◆応募は以下のリンクからお申し込みください

※定員に達したため応募は締め切りました(6/20(月) 19:00)

 

同世代の活躍を力にすること

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今週末は、自分と近い世代の研究者の書籍を読みました。

1冊目は、服部泰宏さん(横浜国立大学)の「採用学」です。日本の中で「採用」を科学的な視点からまとめた書籍というのは他にないのではないでしょうか。

読みやすいながら骨太の書籍で、読んでいてこちらも力が入ってくるような書籍でした。服部さんは直接的な研究室の先輩ではありませんが、以前から学会や研究会などでご一緒させていただいており、いつも刺激を受けています。今回の書籍も、文章の所々に服部さんぽいなあということを感じながら読むことができました笑。

2冊目は、落合陽一さん(筑波大学)の「これからの世界をつくる仲間たちへ」です。「コンピューターと人のかかわり」など、世界がどのように変化するかをわかりやすい言葉で説明していきつつ、今後どのように生きていくべきかについてメッセージがまとめられています。

こちらも平易な文章で書かれていますが、世界観の広さや熱量を感じる書籍であり、読んだ後に自分の考えが広がるような書籍でした。感化されてついつい読後に関連するツイートを連続してしてしまいました。大学生にはぜひ読んでもらいたいと思っています。落合陽一さんとは一度会ったことがあるくらいではありますが、同じ大学院出身ということもあり、普段からとても刺激を受けています。

(※それぞれの書籍の詳細な感想・書評はまたあらためてエントリーを書きます)

今回この2冊は内容的に面白いのはそうなのですが、やはり近い世代の研究者の書籍というのは、こちらも熱が入ります

これは自分としても少し変化がでてきたのかなと思っています。20代前半の頃は、同世代というより、自分より上の世代で活躍している人たちにもっとも刺激を受けていた気がしますが、30代になってくると同世代の活躍が一番刺激を受けるようになってきました。週末にこの2冊を読んで、頭だけでなく、気持ちの面でかなりモチベーションがあがりました。

この2冊の書籍の内容にも関連すると思うのですが、やはり何かを成し遂げるためには圧倒的な熱量(モチベーション)が必要になってきます。それはもちろん自分自身で熱量を上げていく必要があるわけですが、仲間の存在はそれを一層高めてくれるものだと思います。世代の持つ熱量というのはやはり自分にとってもパワーになるのかなと思います。

自分も刺激を受けているだけでなく、同世代の刺激になるようにがんばっていきたいところです。

私も4月に書籍を出版しましたが、あとがきの中で「実践と研究の架け橋のかけ方」について、自分なりの研究者としてのスタイルについて書いてみました。

書籍を「出版して終わり」ではなく、出版をきっかけに実践が広がっていくような仕掛けをいれるなど、新しい挑戦をたくさん取り入れているので、そのあたりあらためて今後も力をいれてやっていきたいところです。

ちなみに来月7/13(水)にも新しいイベント(19時-21時)を東京で実施しようと思っています。日時は確定です。イベントの詳細や申し込み方法のアナウンスは数日以内に正式に行いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

30代に入ってからの仕事は、自分の生涯の中でもひとつの節目になるような大事な役割を担うものだと思うので、自分自身もさらに熱量をあげて研究に取り組んでいきたいところです。

またあらためて気持ちを入れ直して、がんがん研究・実践をしていきたいと思います。

 

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不満を提案に変えるのがリーダーシップ

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これは立教大学でリーダーシップ教育を始めた日向野幹也さんの写真です(日向野さんのウェブからお借りしました

日向野さんの講演を聴いたことがある人は一度は見たことがある言葉(写真)かもしれません。立教大学経営学部の学生にとってはおなじみかもしれませんね。

シンプルで、わかりやすいメッセージで、リーダーシップにおける基礎ともいえるかもしれません。しかしその基礎こそが本当に難しいですよね。

スポーツでもなんでもそうかもしれませんが、基礎をおろそかにしないこと、そして、常に基礎となるものを高めていくことがリーダーシップにおいても重要なのかなと最近あらためて思います。

基礎をおろそかにしていませんか?

という質問はちょっとどきっとする言葉ですが、時々自分に問いかけたいものです。

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【お知らせ】

4月に新著「アクティブトランジション」が出版されました。企業で採用や内定者教育に関わっている方や、大学でキャリア関連のお仕事をなされている方におすすめの一冊です。

縦断調査の結果に加え、書籍に掲載されているワークショップはそのままコピーして実践できるようになっていますので、ぜひご覧くださいませ。

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グループワークが楽しくなくなってきたら

グループワークって最初はなんとなく楽しいですが、進んでいくうちに大変な部分もたくさん見えてきますよね。

そうなってくると「やだな」とか「グループワークむいていないかな」と思うかもしれません。ただ、これは必ずおとずれるフェーズなのかなと思っています。

例えば、新しいスポーツをはじめたとき、最初は全てが新鮮でやることが全て楽しいと感じるでしょう。しかし、だんだん慣れてくると、面白さだけでないものが見えてきます。

「成果がでない」ということに悩むかもしれませんし「同じチームの人とうまくいかない」ということで悩むかもしれません。自分がなにで貢献したらよいのかを悩む人もでてくるでしょう。

「サークル的にスポーツそのものを楽しむ」という段階から、「部活的に成果を出す」というフェーズに移行しようとすると、必ず一度は大変な時期を迎えるのではないかと思っています。

ぼくはこれ自体悪いことではないと思っています。「楽しさ」から、現実的な「大変さ」も感じられるようになってきたということは、しっかりとグループが次の第二フェーズに移行できてきた証拠だと思います。ある意味で「勝負のモード」に入ってきたということでしょう。

でも、ずっとこの時期が続くとちょっとつらいですよね。

次の第三フェーズに進むためにはどうしたらよいのでしょうか。

ぼくとしては、実はここで、第一フェーズの体験が生きてくるのではないかと思います。「初心にもどる」ってかんじでしょうか。例えば以下の点が挙げられます。

・人と協力してなにかをやることの楽しさを思い出す
・自分がなにかを成し遂げたいという目標を考える
・チームの目標・理念は?
・よいリーダーシップとは?
・お互いがどんな人なのかをもう一度知る(考えること)

実は、これらについては、グループが第一フェーズの「楽しさ」を感じているときに一度全てやっています。

これらを「勝負モード」に入った第二フェーズになってから本当に向き合うことで、第三フェーズに進めるのではないかと思います。

今日はグループワークについて書きました。なんでもやり始めると、少しずつ「楽しいこと」だけではなくなってきます。

しかしこれは悪いことばかりではなく、真剣になれた証拠ともいえます。まずこのモードに入れたことを一つのステップとしてポジティブに捉える必要があるかなと思います。

一方で、「勝負モード」のときは全部ガツガツやればいいのかとそうではありません。実はそれを乗り越える鍵がフェーズ1の「楽しさ」の中に詰まっているのかなと思います。

楽しさと勝負という一見矛盾するものを上手に折り合いをつけられるチームというのが、グループとしてもう一つ上の段階にいけるのかもと思います。

困ったときには上手にまわりの支援を受けながら、なんとかグループを前に進めていってほしいなと思います。

【お知らせ】

4月に新著「アクティブトランジション」が出版されました。大学でキャリア関連の授業を持っている方や、キャリアセンターなどの職員さんにおすすめです。また、企業で採用担当をしている方や、新人の育成に関わるお仕事をされている方にもあわせておすすめできる一冊です。

縦断調査の結果に加え、書籍に掲載されているワークショップはそのままコピーして実践できるようになっていますので、ぜひご覧くださいませ。

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情報を「取りに行く」姿勢はどうやって身につくか?:何でも楽しんじゃう力とは

自分から新しい情報を探しにいったり、観察したり、フィードバックをもらいにいったりする、いわゆる「取りに行く」姿勢はどうやったら身につくのでしょうか?

授業をデザインしている立場としていつも迷うところは、色々なことをこちらが準備しすぎて、学生自身が「自分から情報を取りに行く」というタイミングや姿勢を失わせているのではないかという点です。

あまりにこちらが先取りして、情報をだしてあげたり、フィードバックをしてあげてしまうと、それが結果的に「待ち」の姿勢を生み出してしまいます。

だからといって、「君たちが動くのを待っている」といって、ずっと何もしないというのも考えものだと思います。そもそも自分から動き出せるような状況になっていないというところもあるでしょう。

授業をつくる側としてはいつもこのあたりのところに難しさを感じながらやっています。

一方、授業を作る側ではなく、自分をひとりの学習者としてみたときに、「自分からどんどん取りに行くとき」はどんなときかを考えてみます。ブレスト的に箇条書きしてみると以下のようなことが思いつきました。

・本気になっているとき
・しょうもないプライドが邪魔しないとき
・それ自体にとてもワクワクしているとき
・かっこいいところを見せたいとき
・どうしてもやりとげたいとき

一方で、自分がとても受け身になっているときについて箇条書きしてみると以下のようなことを思いつきました。

・こなしているとき
・とりあえずカタチになればいいと思うとき
・恥をかきたくないとき
・だれかがやってくれると思ったとき
・自分である必要がないと思ったとき

こんなときはスイッチがオフになってしまうような気がしています。

今回のブログに答えはないのですが、取りに行くモードをうまく誘発するような環境というのはどのようなものなのでしょうかね。

こうやって書いていると、環境よりも個人の「なんでも面白がれる力」が大事なような気がしてきます。しかし、その一方で、じゃあ「なんでも面白がれる力」はどう身についたのというループに入るわけですけどね笑

こういう話を書いているときにいつも思いつくのが以下のリンク先です。

みんながつまらないと思うことでも、面白がってしまう友人の話が書いてあります。自分がイメージしているのはこんなかんじなのかなあと思っています。

何でも楽しいという友人
http://anond.hatelabo.jp/20070823233243

ちなみに、自分から動き出す行動は、アカデミックワードでいうと「プロアクティブ行動」といいます。

新刊「アクティブトランジション」の中で、ぼくはこの行動をできる人はどんな人かについて論文を書きました。そういうこともあって、「自分から動ける人ってどんな人なのよ」ということが、ずっと頭の中でぐるぐるまわっているようです。このあたりは研究的にも今後なにかやっているといいなと思っています。

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