月別アーカイブ: 2016年5月

「それ本当に自分で面白いと思っていて、どうしてもやりたいの?」という質問に自信を持って「はい」と言えるか

世の中プランを考えるためのテクニックなど、いろいろあるわけですが、「人を動かすプランになっているかの最低限の条件を一つ挙げろ」と言われたら、結局こう答えるのかなと思います。

「それ本当に自分で面白いと思っていて、どうしてもやりたいの?」という質問がきたときに、自信をもって「はい」といえること、ですね。

プレゼンテーションに何か具体的に明示したりすることではないのですが、プレゼンの背景にそういった気持ちがあるかどうかが明暗を分けるのかなと思います。

ここ数年で多くの企業の方々と産学連携のプロジェクト型学習をやってきました。その過程で、いろいろな業界の方々とお話しさせていただいたのですが、この部分だけは本当にみなさん共通しておっしゃるなと思うんですね。

「もし、お金を全部出すよと言われたら実行してみたい?」
「きれいにまとめることも大事だけど、それ自分でもやってみたい?」

もちろん、気持ちだけで全てうまくいくわけではないのですが、この部分がないと、どうしても全てのプランが上滑りしてしまうのかなと思います。

きっとプランを作るときにも詰め切ろうとという気持ちになれなかったりするし、プレゼンテーションでもどこか自信のなさが伝わってしまうのかもしれませんね。

自分の考えをみんなに理解してもらったり、ファンになってもらいたいと思ったら、まずは自分自身が自分のプランのファンになることが大事なのかもしれません。

これは以前書いたこの記事で書いていることと同じかもしれません。

「いいんだけど、面白くない」を超えて – 東京糸井重里事務所に行ってきた!
http://www.tate-lab.net/mt/2010/10/hoboniti.html

ちなみに、個人的に、これは研究テーマを決めるときも同じだなあと感じています。卒論、修論、博論などのテーマ決めはとても大変なのですが、自分で本当にそれをやりたいという気持ちを持っていないとなかなかがんばれないんですよね(特に文系はそうかもしれません)。小手先に流されないように自分自身もがんばっていきたいところです。

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ビジネスコンテストのプラン作成・発表で気をつけたい3つのポイント

ここ数年、さまざまな大学でビジネスプランの発表を見る機会が増えてきました。プランをつくるときのコツは色々あると思うのですが、最低限押さえるとよい3つのポイントをまとめておきたいと思います。

1.「出された課題に答えているか?」を丁寧にチェックする

当たり前なのに意外に押さえられていないのがこれです。ビジネスコンテストの課題には、さまざまな条件が提示されています。プランの方向性、期間など条件はさまざまなのですが、練られていないプランは、そもそも課題に答えていないと感じることが多いです。

課題の条件を一つずつ吟味して、まず「何に答えるべきか?」を整理し、それぞれについて自分たちのプランは端的に「どう答えているか」の答えを書いてみて、その後に「根拠(なぜそう答えているのか?)」を整理してみるだけでもだいぶ違うのかなと思います。

2.「具体的な状況を聞き手がイメージできるか?」をチェックする

プランの発表を聞いていて「強いな」と思うプランは「具体性」が高いなと思います。それは「プランの内容」もそうですし、プランの受け手となるターゲットが「どううれしいのか」もそうです。

聞いているときに、自分の頭の中に「きっとこういうかんじでプランが流れて、ターゲットとなる人はこう動くんだろうな」という情景を描かせるようにできると勝負ありかなと思います。

3.グループ全体で「こうしたい!」という方向性の意識統一ができているかをチェックする

プランに力強さを感じるグループというのは、「こういうふうにしたい!」とか「こうなればいい!」という想いがプランの根底にあり、それがチームで共有できていると思います。これはプランの作り方というよりも、チーム内でのリーダーシップの問題ともいえると思います。

チームで向かうべき方向について、目標を上手に設定・共有ができているのかによって、プランの持つ力強さが変わってきます。向かうべき方向性をみんなで共有できているかをチェックするといいでしょう。

今日は3つのポイントについて書きました。どれも当たり前といえば当たり前なのですが、こういうポイントをしっかり押さえているチームはやはり強いなと思います。

プランを作る上でチェックしてみるのはいかがでしょうか?

ちなみに、ビジネスプランを作らせる授業をしている先生方にも、教えるときにどういうことをポイントとしているのかも聞いてみたいところですね。

そういう情報交換会もやりたいと思う今日この頃です。

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当日のファシリテーションを楽にするためのコツとは?

1つ前に、ファシリテーションのコツについてブログを書きました。今回の記事では、当日のファシリテーションを少しでも楽にするコツについて書いてみます。

例えば、当日に以下のような状況が起こった場合には、「次回のワークショップではファシリテーション以外」で対応した方がよいのではないかと思います。

・「何をやればいいんですか?」といきなり聞かれる
・「意図した話以外」をしている班が多い
・そもそもあんまり盛り上がっていない

どういうことかというと、こういう事態が起こるのは、むしろ企画や設計など、ファシリテーション以外の問題が大きいのですよね。

当日はもちろんファシリテーションで対応する必要はありますが、次の企画ではなるべくファシリテーションに頼らないことが重要かと思います。

上記のような状態を避けるための、ファシリテーション以外のコツは以下の3つです。

1.ワークの目的や指示を明確に伝える(プレゼンテーション力でカバー!)
2.アイスブレイクのワークを入れ、メインワークと関連づけておく
3.メインワークの活動では、必ず「書く・つくる・動く」などの活動をいれる

1つ目は、ファシリテーション前のプレゼンテーションをしっかりするというものです。グループワークの目的や指示を伝えるのは「簡単だ」と思っている人が多いですが、やってみると実はすごく難しいです。

「なぜやるのか?」「何をやるのか?」を明確に指示するのはファシリテーション力というよりも、プレゼンテーション力ですが、これが大事になってきます。しっかり指示を伝えることで、ファシリテーションはだいぶ楽になります。

2つ目はアイスブレイクの工夫ですね。アイスブレイク集などはたくさんでているので、それを必ずいれたほうがいいと思います。

ただし、メインワークと関係のないワークをいれると、結局また緊張関係になることが多いです。メインワークから逆算して、自己紹介のトピックを工夫するなど「メインワークとの関係性」を意識することが重要です。

3つ目はメインワークの工夫です。フリー(書いたり、作ったりせず)で対話をするというのは、なかなか高度です。話があっちこっちに飛びがちでもあります。

なので、必ず「書く、つくる、動く」など、「思考が外から見える」ような仕掛けをいれることが重要です。そうするだけで、かなり議論が構造化されていきます。

今日はファシリテーションを楽にするための方法について書きました。インタラクティブな場にすればするほど、即興的に対応しなくてはいけないことは増えるのですが、事前の準備をしっかりしておくと、対応することが限定されてきます。

事前に作り込んでおけることは作り込んでおき、即興でやるべきことを即興でやるということが大切になってくるのではないかと思います。

ワークショップの作り込みについては、事例をベースに学んだり、最初はマネから入るのが一番かと思います。

新刊「アクティブトランジション」の中にも3つワークショップの事例が載っていますので、こういう視点からみてもらったり、マネしていただけると「企画のコツ」が見えてくるのかなと思います。ぜひたたき台にしていただければと思います!

 

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ファシリテーションをするときに押さえたい5つのポイント

「ファシリテーションをするときにどんなことを気をつける必要がありますか?」と聞かれることがよくあるので、今回ポイントをまとめてみました。アカデミックなまとめというよりも、私の経験則になりますが。

5つのポイントは以下になります。

  • 安心させる
  • 引き出す
  • 深める
  • 広げる
  • つなげる

1つずつ、説明していきたいと思います。

1.安心させる

ファシリテーションの大前提は「安心・安全の場」にすることだと思います。「安心して意見を言える」という状態でなければはじまりません。

そういう場にするためには、自分の価値観はちょっと脇においておくことが大切です。「そういう見方もあるよね」と素直に思えるような状況を作ることが大切です。フラットに場に接しましょう。

2.引き出す

これは相手に現在の状態や意見を説明してもらうときにつかいます。「いまグループの状態どう?」「順調?」「どんな意見出てきた?」というイメージです。一番ライトな関わり方といえると思います。

グループワークが少し停滞していそうなグループを見かけたら、こんなかんじで軽く声をかけてみるといいと思います。自分たちの状況を説明すると、勝手に解決策に気づいたりするものなので、そのきっかけをつくってあげましょう。

3.深める

これが一番重要かもしれません。グループワークでの議論は一見盛り上がっていても「表面的」になっている可能性はよくあります。例えば、本当は「なぜそうなったのか?」という要因にまで踏み込んでほしいので、「出来事の共有」だけで盛り上がっているということはよくあります。

そういうときに、「どうしてそういう状況をつくることができたんでしょうね?」というかんじで、一歩抽象化(要因の探究)になるような問いかけを行うことはファシリテーターにとって重要な役割です。

4.広げる

グループでの議論が収束しているときに、広げる関わり方は有効です。例えば「他に可能性はない?」「こういう可能性は考えた?」という質問をすることで、「あっ、それは考えてなかった」ということになります。思考を広げる関わり方をするのもファシリテーターの役割だと思います。

5.つなげる

最後は「つなげる」です。つなげるのは、「他班で出た意見とつなげる」場合もありますし、「その会の目的と、議論の内容をつなげる」ということもあります。例えば、「その意見は、さっき他の班が言っていたこういう意見と一緒?」とか、「今回のワークショップの目的は○○だから、そういう意見をどんどん出せるといいよね」といった関わり方があると思います。

なにかをつなげて考えるというのは、認知的に負荷のかかる作業なので、つなげるきっかけをファシリテーターが作ってあげるのは時に重要なことだと思います。

以上、5つのポイントについて書きました。本当はもう少しそれぞれについて説明したかったのですが、長くなるのであきらめました笑

ファシリテーションは即興的にやるものではありますが、この5つの視点をもっておくだけで少し安心して実施できるのではないかと思います。

また、チェックポイントにもなると思うんですね。「今日は引き出すはできたけど、もう少し深めるとかつなげるを意識したいな」とかですね。

ファシリテーションをするときに、なにかのヒントになればと思います。

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アクティブトランジションの新聞広告に登場しています!

shinbun

先日のことになりますが、新刊「アクティブトランジション」が新聞広告に登場いたしました!5/23の神戸新聞、京都新聞、静岡新聞、河北新報などに掲載されていたようです。新聞にのるはうれしいですね。

おかげさまで、さまざまな方から書籍の感想・実践した感想が寄せられています。

本書は大学・企業の方々をメインに執筆したのですが、意外なことに「高校の先生方」からの反響も大きいです。

高校でのキャリア教育やアクティブラーニングの流れがあるからでしょうか。やはり現場の先生方から発表をいただけるのはとてもうれしいことですね。

近年の教育改革は、高校-大学-企業が連動して起こっている部分もあるので、セクションを超えて人々の交流があることも大事かもしれませんね。

ちなみに、復習ですが、アクティブトランジションとは以下のことを指す概念です。

1)「教育機関を終え、仕事をしはじめようとしている人々が、働きはじめる前に、仕事や組織のリアルをアクティブに体感し、働くことの準備をなすこと」
2)教育機関から仕事領域への円滑な移行(トランジション)を果たすこと

まだ読んでないよーという方は、よろしければぜひご覧下さいませ^^

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「ならでは」思考で考え、伝えることの重要性

ビジネスプランにおいても、研究案においても、「これはいい!」というプランに共通しているのは「ならでは」が押さえられていることかと思います。

例えば、「大学生がビジネスプランを考える」という例で考えてみましょう。

  • 提案先となる企業「ならでは」のプランになっている
  • 提案するアイデア「ならでは」のメリットが提示されている
  • 相手にするターゲット「ならでは」の仕掛けがある
  • 大学生「ならでは」の視点がプランに活かされている

「ならでは」は色々な側面において必要になってくることがわかります。

「ならでは」が効いているプランというのは、要は「それ別に○○じゃなくてもよくない?」というつっこみに対して、事前に検討されているということなんですよね。

  • それ別に、他の企業がやってもよくない?
  • それ別に、こういうアイデアでも実現できない?
  • それ別に、他のターゲットでもよくない?

といったつっこみがつぶれるように、それぞれの質問に対する「答え」がプランの中に埋め込まれているということなんだと思います。

そういったプランはやはり強いです。聞き手の考える「疑問」に対して、次々に「答え」がでてくるかんじになるので、聞き手の思考の順番ともリンクしてわかりやすいプレゼンテーションになると思います。

一方、「ならでは」でなく、「でもいい」というプランは弱いです。「この企業でもできる」「このターゲットでもいい」というのだと、どうしても説得力が落ちてしまいます。「ならでは」を突き詰めておくことが大事になってきます。

自分のプランが一度できたら、いろいろな角度から「ならでは」を活かせているかを確認してみるといいと思います。そのためには「それ別に○○じゃなくてもよくない?」というつっこみを自分でしてみたり、他人にしてもらったりすることが重要です。

これらに答えられるようになっておくと、説得力のある、エッジの効いたプランになると思いますよ。

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プレゼンテーションをする上で押さえたい3つの基本原則

今日はプレゼンテーションの作る上で大切にしたい3つのポイントについて書いてみます。今回まとめているのは、tipsというよりも、「何かを伝える」場合の原則といってもいいかもしれません。

プレゼンテーションと一言でいっても、シチュエーションによって求められるものはさまざまなので、今回は全体に共通しそうな考え方についてまとめました。

1.プレゼンテーションの目的を押さえる

非常に当たり前ではあるのですが、何かを伝える場合には「目的」が大事になってきます。「目的」とは「自分が○○する」という意味ではありません。例)×「プレゼンテーションのやり方を相手に伝える」

大切なのは「聞き手」がプレゼンテーションを聞いてどうなるかを想像することです。

自分のプレゼンの目的を明確にするためには「自分が○○する」という形式ではなく、

「(聞き手)が(聞いた後の状態)になるために、(自分の行為)する」

という形式で目的を押さえる必要があります。例)○「初めてプレゼンを作る学生が、プレゼンを作るときの基本的な考え方を学べるように、プレゼンの基礎となる考えを伝える」

相手の状態についてはより詳細に設定するにこしたことはありません。このように目的を設定しておくと、プレゼン内容がちらかることがありません。「基本的な考え方を学んでもらえればよいのだから、tips等はあとまわしにしよう」というかんじで内容を取捨選択できます。まずプレゼンテーションの目的を押さえていきましょう。

2.相手の状態を把握する

「聞き手」の立場でプレゼンテーションの目的を決めたら、次は「聞き手の現状」を理解しようとします。聞き手はどのくらいこれからプレゼンテーションしようとすることについて事前知識があるのか、興味をもっているか等を知ることです。

これらを知らずにプレゼンテーションをするのは「中身の見えないコップに水を注ぐ」ようなものです。ついつい入れすぎたり、足らなかったりしてしまいます。

例えば、プレゼンテーションの前に、観衆がどのような人かを担当者によく聞いておく、参加者に事前アンケートをとる等をする。それが無理であれば、当日のプレゼンの最初になにか質問をして、理解度をチェックする、等をするとプレゼンテーションの案配がよいかんじになりますよ。

3.伝え方のツボを押さえる

目的と相手の状態を把握できたら、あとはしっかり伝えるだけです。伝えるときのポイントは「要は・なぜなら・例えば」を意識することです。

  • 「要は」を、最初に言わないと、「何が言いたいのだろう?」というプレゼンテーションになります。
  • 「なぜなら」がないと、「なぜそう言えるの?」という根拠がなくて納得してもらえません。
  • 「例えば」がないと、「なんとなくわかるけど、イメージが伝わらない」ということになってしまいます。

自分のプレゼンテーションがしっかりこの3つを満たしているかを考えるだけでも、ずいぶんプレゼンテーションはよくなります。細かいデザインに凝るよりも、まずはこの原則を意識しましょう。

いかがでしたでしょうか。この3つのポイントはプレゼンテーションに限らず「何かを伝えるとき」に共通するポイントともいえると思います。

色々なテクニックも大事なのですが、この原則を意識しておくだけで、かなりプレゼンテーションはよくなると思います。

あらためてこの3つを意識してみるのはどうでしょうか?

【関連するページ】

伝え方のコツの部分は、立教大学経営学部 特任准教授の高橋俊之さんのアイデアをまとめたものになります。高橋さんのコラムも参考になると思います。

ロジカルシンキングの達人になる
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100520/92130/?rt=nocnt

【関連する書籍】

最近読んだプレゼンに関する書籍を紹介しておきます。

プレゼンテーション・パターン: 創造を誘発する表現のヒント (パターン・ランゲージ・ブックス)
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「場作り(ワークショップ)」について学ぶための導入編の書籍とは?

新著「アクティブトランジション」を読んでくださった方から「これをきっかけにワークショップの作り方について興味を持ったのですが、デザインの仕方がわかったり、学びの理論の概観を知れたりするよい本ありませんか?」と聞かれることがありました。


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たしかに一度体験したり、実践してみると、より深く知りたくなってきますよね。

今日は「場作り(ワークショップ)」などを学びたいと思ったときに、導入として読むと良さそうな書籍を一言紹介とともに書いてみようと思います。はじめてこういうことを学ぶ人、具体的な実践のヒントが欲しい人をベースに考えています。

【知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ 】





導入として読むにはわかりやすい一冊かなと思います。場作りの実践例から、いろいろな仕掛けをつくることの重要性を知ることができると思います。

書籍紹介に「勉強会、講演会、セミナー、イベント、ワークショップ…「わくわく感」をつくる技法。知がめぐり、人がつながる場のデザイン。」と書いてあるとおりの本だと思います。若い頃のぼくもちょっとだけ登場しています笑

【ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ】

ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ
山内 祐平 森 玲奈 安斎 勇樹
慶應義塾大学出版会
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イベントというよりも、よりワークショップに近づけたデザインの方法を知りたい場合は、こちらの本がおすすめです。ワークショップをどう構成すればよいのかという具体的なデザインのやり方が載っているため、考える際の参考になると思います。

【プレイフル・ラーニング】

プレイフル・ラーニング

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上田 信行 中原 淳
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こちらはイベントの実例だけでなく、学びや教育に関する理論の変遷におけるポイントをわかりやすく読める一冊になっていると思います。学びの理論の変遷を堅苦しくなく、さらっと概観したい人にもおすすめできます。実はこちらの書籍は「アクティブトランジション」の制作メンバーとかなり重なりがあります。比較しながら読んでいただくと面白いかもしれません。

【ワークショップと学び2 場づくりとしてのまなび】

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東京大学出版会
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こちらの書籍はシリーズもので3巻でています。これまでの中では一番かちっとした本かもしれません。ここで紹介しているのは第二巻なのですが、こちらは具体的な実践が主な一冊となっています。具体例を知りたい人は2巻、理論を知りたい人は1巻、評価について知りたい人は3巻を読むとよいと思います。

ということで、ざっと紹介してみました。

場作りについて学びたいと思ったら、やはり実践と絡めて学ぶことが大切になってきます。書籍を読んで「これ自分もやってみたい(真似してみたい)」というポイントを見つけたら、すぐに一度やってみるといいのではないかと思います。

今後は場作りのことについても、少しずつブログに書いていこうかなと思っています。

今年は色々ワークショップもやっていこうと思っています。イベント情報はメルマガにて配信しようと思っていますので、ご興味ある方はぜひこちらからご登録くださいませ。

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