石倉洋子さんのインタビュー記事を読みました。テーマは「英語の学び方」です。

世界で活躍する人の英語の学び方は、どこがあなたと違うのか
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20150821/212604/

面白いと思ったのは以下のポイントです。

英語も包丁と同じであくまで道具なのです。基本的な使い方を覚えたら、あとはどれだけ使うかが勝負。「完璧にできるようになってから、英語を使おう」というのではなく、「英語を使いながらマスターしていこう」ということでいいのです。

やっぱりそうかというかんじですね。以前以下のような記事を書いたのですが、結局のところ「道具」的なものは、完璧にマスターしてからやろうとするのではなく、「使いながら学ぶ」しかないのですよね。

「できるようになってからやろう」と思うと結局なかなかできないという話
https://www.tate-lab.net/mt/2014/09/1420.html

「道具」的なものは「英語」だけではなく、「文章を書くこと」などもそうかもしれません。

結局のところ「完璧主義的」になることを一度手放し、状況に飛び込んで、「なんとなく通用する」ことを繰り返しながら学んでいくことが必要なのかもしれませんね。

そのためには、「状況に飛び込む勇気」、そして、飛び込んだ状況の中から「次につながる学び」をいかに抽出するかが大事になりそうです。そういう学びの基本姿勢みたいなものをずっと持ち続けていたいものです。

ある意味で、Facebook社のマーク・ザッカーバーグさんが言ったといわれる以下の言葉にも通じそうだなと思います。

「Done is better than perfect(完璧を目指すよりまずは終わらせろ)」

ということで、困って動けなくなったら、そういうときにこそ軽くでいいので動いてみるのが大事そうです。

■関連記事

以前こんな記事も書いていました。

「とにかく一度書いてみること」のススメ
https://www.tate-lab.net/mt/2012/11/post-254.html

最近書いた記事も関係しそうです。

「まとまった時間がないと書けない」と思い込んでいないか?
https://www.tate-lab.net/mt/2015/08/1462.html

■関連文献

こないだ紹介した「書くこと」に関する英語の書籍ですが、日本語訳がでていたそうです。こっちも読んでみたいと思います。

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
ポール.J・シルヴィア
講談社
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