立教リーダーシップカンファレンス2015で登壇してきました:「アクティブラーニングのためにリーダーシップ教育が必要な理由」


昨日はこちらのイベントで、以下のタイトルの発表を行いました。参加者は約100名くらいだったでしょうか。

立教リーダーシップカンファレンス2015 アクティブラーニングのためにリーダーシップ教育が必要な理由
http://www.kawai-juku.ac.jp/info/active/

何を続け、何を変えるのか?:「ウェルカムキャンプ」「リーダーシップ入門」の授業改善プロセス
日向野幹也・舘野泰一・塩澤慶祐(立教大学BLP)

この発表では「どのように授業を改善しているのか?」という舞台裏に焦点をあててお話しさせていただきました。発表はぼくのクラスのスチューデント・アシスタントをしてくれた塩澤君ともともに行いました。

裏側部分をお話しするのは初めてだったので、うまく伝わったかは心配なのですが、「どういう授業をやっているのか」だけでなく少しずつ「その授業をどのようにつくりだしているのか?」という部分を共有していけると面白いのかなと思いました。

事例発表後に、登壇者による1時間の「座談会」があったのですが、そこでは司会を務めさせていただきました。座談会用に即興で以下のスライドを作成してまずは事例の整理をしました。

スライド2

その上で、会場からでてきた質問をもとに、登壇者の相互質問などもしながら進める形式で実施しました。質問の分類はざっくり以下のようなかんじです。それぞれについて具体的な質問がでていたので、それもまとめてスライドに表示しながら進めました。

スライド3

座談会は完全即興のため、かなり緊張していましたが、私個人としても色々聞きたい話を聞くことができました。

座談会を通して個人的に感じたのは、大学教育改革は「教育方法の洗練」、「(教員や学生自身による)学生の成長の実感」、「運営体制の整備」という3つが相互にかかわりあいながら進んでいくものなのかなと思いました。

やはりまず「よい授業をする」、そして学生が成長しているということを「教員(担当教員以外も)や学生が自分自身で認識する」、それを契機に「よい授業を作り続けられるための運営体制を整備する」というサイクルが重要なのかなということです。

まあ当たり前なのですが、順番はこのままでなくても、小さくこの3つを整備していき、雪だるま式に大きくしていくことが重要なのかなと。この3つの要素のどれかが欠けてしまうと、仕組みだけが導入されて終わってしまったり、実践のサステナビリティがなかったりということになってしまうのかもしれません。

高校・大学におけるよい実践として紹介される事例に「元々最初から順風満帆だった」というところはひとつもないでしょう。おそらく基本的には「0から1をつくる」どころか、なんらかの「逆境」(つまり、マイナス)からスタートしているのではないかと思います。

教育実践に関するイベントでは、それをひっくり返す思いや、具体的な方法を得るような場になるといいのかなと思いました。

自分がやっている実践についてもまだまだ整理ができていない部分があるので、今後もしっかり整理して共有できるようにしておきたいと思います。

ちなみに発表でも紹介した「授業」及び「教員SAミーティング」は実際に見学することが可能です。見学をご希望の方はお問い合わせ欄から気軽にご連絡ください。

【関連する文献】

大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養
日向野幹也
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ディープ・アクティブラーニング
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