文章を書くとか、プレゼン資料をつくるとか、ある程度まとまったアウトプットを出すためには、日々のルーティンを大事にしたいですよね。決まった場所で、決まった時間に、いつも通り始めるというのは、案外と大事なことのように思います。もちろん時々気分転換は大事なのですが、それはルーティンがあるからこそ生きるかんじがします。忙しいと、どうしても生活のリズムが不規則になるので、そうなるとなんかうまくいきませんよね。

去年博論を書いていたときにも毎日なるべく同じペースで過ごすことを心がけていました。イメージ的には、毎日決まった時間に上野駅から東大まで歩き、途中でサブウェイでご飯を買って研究室で食べ、そのすきにコーヒーメーカーでコーヒーを作っておき、飲みながら執筆を始めるというかんじです。晩ご飯も少し早めに食べ、食べ終わった後に2・3時間集中して、駅まで20分くらい歩くというかんじですかね。

リズムが決まっていると、なんとなく不安感も下がるというか、気持ちよく作業に入っていけるんですよね。スタートまでにだらだらしないかんじがします。また、仕事の終わりの気持ちの切り替えもしやすいので、気持ちの中でのオンオフがつけやすくなるようなかんじがしています。

研究者は自分で時間を自由に使える分、自分でこういうリズムをつくることが求められていると思います。自由は自由で大変だということを、院生時代にだいぶ学びました(笑)

論文や書籍など、ある程度しっかりしたものをつくろうと思うと、基本的には長期戦になります。そのため、「今日はものすごくよくできた!」という「100点の1日」があるよりも、毎日コンスタントに最低でも「70点」進められるほうが仕事の質自体は高まるかんじがしています。

私もようやく新しい職場での生活にも慣れてきたところなので、これからはよりコンスタントにルーティンを守りながら仕事をしていきたいなと思っています。