「コミュニティ生成の土台としてのワークショップ」を考える:認知科学会で発表してきた!


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先週の土曜日に日本認知科学会の「ワークショップにおける学習」のセッションで話題提供してきました。

ワークショップにおける学習
企画 : 青山征彦(駿河台大学),岡部大介(東京都市大学)
話題提供者 : 細野あゆみ(同志社女子大学),上田信行(同志社女子大学),舘野泰一(東京大学),岡部大介(東京都市大学),松浦李恵(東京都市大学)
指定討論者 : 有元典文(横浜国立大学),佐伯胖(青山学院大学)
詳細はこちら:http://goo.gl/cEVrw

とても豪華なメンバーの中で発表させていただき緊張しましたが、自分がこれまでやってきたことをまとめる非常によい機会になりました。

私の発表内容は「コミュニティ生成の場としてのワークショップ」というタイトルで発表しました。
概要を簡単に書くと、ワークショップ・デザインを当日のプログラム・デザインとして捉えるだけでなく「多様な人たちをゆるやかなイシューで結びつけ、そのネットワークをゆるやかに継続させていくこと」のデザインとして捉えるというものでした。
実践例として先日行ったToyful Meetup 2012のデザイン例や、社会関係資本やオープンイノベーション論の話と関連づけて話をさせていただきました。
私が最近研究会などを実施して考えてきた、場作り論、越境論、イノベーション論をまとめたような発表になったのかなと思います。

色々な議論はあったのですが、印象的なコメントは、佐伯先生からいただいた「コミュニティでもなく、ネットワークでもない、なにかじゃないか」というものでした。このあたりはたしかに私自身ずっと関心をもっているものなので、さらに数年かけてじっくり考えていきたいと思いました。
有元先生には「学び(学習)という言葉を使うのが適切なのか?」という問いや「ワークショップの失敗例の話は?」という問いをいただきました。この他にも、発表を聞きにきてくださっていた白水先生はじめ、さまざまな方から面白いコメントをいただきまいた。
あっという間の80分で、終わった後はほっとした気持ちが残りつつも、みなさんからいただいた問いがずっと頭の中をぐるぐるとまわっていました。
今回の話題提供のお話をいただいたのはおそらく半年位前になるかと思うのですが、その間、ずっとこの発表のことが頭の片隅にありました。当日を迎えてしまえばあっという間だったのですが、これがあったおかげで、半年間の研究や実践をひとつの形にしようとできたのではないかと思います。
企画をしてくださった青山先生、岡部先生には本当に感謝いたします。またコメントを下さった先生方にも本当に感謝いたします。

今回の発表を通じて思ったのは、やはり私には私なりの場作りというか、学習環境を創る上でのイメージがあり、そのイメージと現在のワークショップデザインは重なるところがありつつも、ずれているところもあって、そこが自分の追求したいポイントなんだろうなということでした。
ワークショップ・デザインでもない、コミュニティ・デザインでもないなにかをもう少し本腰を入れて追求していきたいと思います。

ちなみに、場作りに関連して、私もコラムを執筆させていただいた「プレイフル・ラーニング」という本が出版されました!面白い内容になっていますので興味ある方はぜひご覧いただければと思います。私自身がどのような内容を書いたかについては、また別エントリーで書かせていただければと思います。

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