今回は、医学教育と問題解決学習(PBL)について記事をちょっと書いてみました。というのも、中原ゼミの英語文献発表があるのでレジュメ作成中なのです(笑)文献は以下を読んでいます。
この本はいわゆる「熟達研究」に関する本です。エリクソンさんといえば、「熟達の10年ルール」などが有名ですよね。
年明けのゼミで僕が17章を発表する予定なのですが、その章は「問題解決学習」に関する章です。PBLとか言ったりしますね。特に僕の担当の章は、医学教育に関連して書かれています。
ということで、ネットでちょっとPBLに関する記事を調べてみたのでお裾分けです。けっこう広くとった情報です。
まずは去年のBEATセミナーの情報です。聖路加看護大学の実践なども紹介されています。
BEATセミナー2008年度 第2回:プロジェクト学習が大学を変える
今回のBEAT Seminarでは、社会で活躍できる人材を育成するために「プロジェクト学習」を行っている大学の教員をお招きし、「プロジェクト学習」の成功の鍵について議論しました。
<中略>
「プロジェクト学習」とは、複雑な課題や挑戦に値する問題に対して、学生がデザイン・問題解決・意志決定・情報探索を一定期間自律的に行い、リアルな制作物もしくはプレゼンテーションを目的としたプロジェクトに従事することによって学ぶ学習形態です(Jones 1997)。
こちらは八重樫先生のインタビューですね。
2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
第10回:高等教育のフロンティア 「人」
2008年9月のBEATセミナー「プロジェクト学習が大学を変える」
(http://www.beatiii.jp/seminar/035.html)でもご登壇いただいた、
立命館大学経営学部 環境・デザインインスティテュート准教授の
八重樫文(やえがし かざる)先生に、さらなるお話をうかがってきました。
論文も調べてみると、まさにというかんじのものがでてきます。これは2009年の論文ですね。
鈴木 学, 細木 一成, 福山 勝彦, 郭 丹, 橋谷 美智子, 安村 寿男, 二瓶 隆一, 木村 哲彦, 丸山 仁司: “PBLテュートリアルの自己学習達成レベルとグループ学習達成レベルとの比較“. 理学療法科学, Vol. 24: No. 1; (2009). 59-64 .
まだこの章のレジュメが完成していないので、内容の詳細は少々お待ち下さい(笑)また少しずつ情報をお裾分けしていきたいと思います。

このへんの昔書いた記事も関連するかも。
書評:「経験」から人はどうやって学ぶか?
https://www.tate-lab.net/mt/2009/05/post-92.html

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