2009年7月アーカイブ



「人の学びに関するブログ」といいつつ、完全に伊坂幸太郎の書評ブログになっててごめんなさい(笑)


「オーデュボンの祈り」はデビュー作ですね。


オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 1683
おすすめ度の平均: 4.0
2 最後まで一気に読みました
4 おもしろかったです。
2 偶然が多すぎる
1 オーデュボンの祈り - この作者の小説は苦手です
1 深みのない コピー商品



コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。



伊坂さんの作品は、ありえない設定でいるようでそうでないというバランスが絶妙だなと思いますね。今回も「未来が見えるカカシ」とかでてくるんだけど、だからといって、現実と全然違う話というわけではない。なんか幻想的な中に、生々しさと、人間らしさ(?)みたいなものを感じる作品になっています。


デビュー作というだけあって、他の作品にでてくるエッセンスがいろいろつまっているように思いますね。


なんか最近コミックもでたみたいですね。こっちも読んでみたいな。



おすすめです。




短編集のようなかんじで読みやすいです。いつからか僕のblogは伊坂幸太郎さんの小説の書評のみになってきましたね(笑)


死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
文藝春秋
売り上げランキング: 536
おすすめ度の平均: 4.5
4 クールで愛嬌のある死神が出会う6つの人生
3 これ面白いか?
5 読破後爽やか
5 死に神が…
5 偏愛的作家。


内容はこんなかんじ。



CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない—そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。



これまで読んだ小説はどれもよかったけど、個人的にはこれが一番好きかもっていう作品でした。


死神の千葉が、死ぬ直前の人間のもとに現れ、その人間を死なすか生かすかを判断するっていうかんじのストーリーです。面白いのは、死神といっても、彼らもとても人間くさいんですよね(笑)


死神たちは仕事でやってきているし、たいてい死なすという判断をするわけです。小説の表現で言うと「可」というやつです。一応形式的に「可」を出すだけでもいいんだけど、ここで出てくる死神の千葉はぎりぎりまで判断しようとするんですよね。


伊坂さんの作品に共通して面白いのは、「ベタと思われる話が、予想外の展開を見せて、悲しいけど、暖まる」みたいなところでしょうか。今回もそうです。


あと、やっぱり登場人物が「かっこいい」。


当たり前かもしれないけど、伊坂さんの作品にでてくる登場人物は、なーんかかっこいいんですよね。そういうニヤリとする場面もいろいろあります。


短編ぽいかんじなので、初めて読む人もさくさく読めると思います。


おすすめです。




またまた伊坂 幸太郎さんの小説読みました。ほんとハマってます(笑)。今回は終末のフールという新しい作品を読みました。


終末のフール (集英社文庫)
伊坂幸太郎
集英社
売り上げランキング: 105
おすすめ度の平均: 3.0
1 あと数年後に地球が滅びるとしたら
1 無理してまで出すべき作品ではないだろう
4 フィクションのルール
2 地球滅亡を"免罪符"にした凡作
4 極限状態に置かれてもなお生き抜こうとする人たちの物語


内容はこんなかんじです。



八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。



いわゆる、「地球滅亡しちゃうけど、その前どうする?」的な作品です。


伊坂さんの小説っぽいと思うのは、「地球が滅亡するぞ!」となって、「みんなが狂気のまっただ中にいる状態」を舞台にするわけじゃないのですよね。


舞台は、「地球が滅亡するぞ!」となってから、「5年後」という微妙なときなのです。滅亡するとわかった後の狂気はおさまりつつ、もうあと三年で地球は終わる。そんな中、団地の住民たちはどう生きるのかというのがテーマです。


面白いのは「極限の中の日常」というかんじでしょうか。


映画だったらきっとこういうところは描かないようが気がするんですが、それぞれ団地に住む住民たちの「非日常の中の日常」を描いていきます。


伊坂さんの作品に共通する、短編ぽいかんじで進みつつ、いろんな話がリンクしているかんじがやっぱり楽しめます。


おすすめの一冊です。




思わずGoogleで「ブータン」と検索したくなる本です(笑)


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社
売り上げランキング: 2415
おすすめ度の平均: 4.0
3 なんか、すっきりしない。
3 頑張る ポスト村上
4 読みやすい小説
2 構成は良いけれど・・・
4 ボブディラン!


伊坂 幸太郎さんの小説です。はまってます。内容は以下です。



引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は—たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。



なんとなくコミカルなかんじで始まるんですけど、読んでいくと相変わらずの構成といいますか、話が交錯していくかんじが面白い小説です。


井坂さんの小説は「どこかクールで悲しくて、かっこいい」というのが僕の感想です。


読んだらきっと、まずは「ブータン」を検索すると思います(笑)


おすすめです。




つーか、それは僕なんですけどね(笑)ほぼ日の連載でこんなのありました。


あたためることのたいせつさ


http://www.1101.com/dr_saito/index.html


なんと36.4度以下の人は気をつけたほうがよいみたいです。僕なんて最近35度代なんすけど。。。


低体温になると、免疫がめちゃダウンするそうです。


ちなみに、低体温になる原因は、運動不足やストレスだそうです。やばいなあ。運動しよっと。


体温を上げると健康になる
齋藤 真嗣
サンマーク出版
売り上げランキング: 70
おすすめ度の平均: 4.0
2 目新しいことは…
4 よく分かる
4 全体的にはまとまっているものの・・・
3 石原結實さんの本と似た感じ
3 こういうことを全く知らない人には役立つだろうけど。




たまには小説でもご紹介。僕は全然小説読まないタイプですが、読むと熱中して数日で全部読みたくなってしまいます。今回の「重力ピエロ」も、買って二日で読み終えてしまいました。


で、面白いから書評書こうと思ったけど、小説の書評は難しい(笑)内容書いちゃだめだし、そのくせ魅力は伝えないといけないという。。。うーむ。この記事ではネタバレないので安心して読んでください。


重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 321


一応簡単なあらすじだけはAmazonから引用します。



半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。



これいま映画もやっているんですよね。


重力ピエロ-映画


http://jyuryoku-p.com/


Webをみたところ、出ている役者さんは小説のイメージとかなり重なります。いい配役な気がしますね。映画も見に行こうかな。


僕の感想としては、なんだろうなあ。面白いし、いろいろ謎があるから、とにかく先を読みたくなるんですよね。だから、いい小説だと思う。けど、話は悲しい話だと思う。いい話なんだけども。


「家族・兄弟」と「遺伝」みたいなものとの関連を描いております。


昔大学の心理学の授業で、「遺伝で全て決定」か「教育すりゃなんにでもなれる」みたいな、二つの対立の話を聞いた気がします。


心理学の教科書で見たら「ふーん」なテーマだけど、それに似たテーマをこうやって小説で書かれると、リアルに感じることができるかなあと思います。


小説の書評は難しい。。。


まあとにかくオススメです!


対談が掲載された本

場作りに関する対談が掲載されています。
第六章(p192-204)
他者の目から見たラーニングバー




舘野の本棚(最近読んだ本)



フィードメーター - tate-lab - 教育・学習について研究する院生のblog



Twitterボタン
Twitterブログパーツ






「ワークショップ」の売れ筋本



Amazonのおすすめ